パリ1ツ星「レストラン ナカタニ」中谷慎祐シェフ、日本初の凱旋フェアは博多で!

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 今年2月に発表された「ミシュランガイド 2016」フランス版。パリで新たに日本人オーナーシェフ3店が1ツ星を獲得した事でも話題になった。フランスで評価される日本人シェフが年々増えているのは喜ばしい事だ(現在日本人シェフの星付きレストランは計24店)。
 その新3店のうちパリ左岸7区にあるのが「レストラン ナカタニ(Restaurant Nakatani)」。7区と言えばエッフェル塔や多くの政府行政機関が並び、サン・ジェルマン・デ・プレにも繋がる高級トレンドエリアだ。そして中谷慎祐シェフの店は「ル・ボン・マルシェ」やロダン美術館に程近い裏路地。

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 元々「Grannie Chez Naoto(北村直人)」だった場所で、同通りにはパリ1ツ星日本料理店「あい田(AIDA paris)」もある。「レストラン ナカタニ」は建築家・大蔵哲也氏がインテリアデザインを手掛け、壁や梁など朴訥な白で覆われたナチュラルな空間造りになっている(16席)。
 中谷シェフは2001年にフランスに渡り、数年間いくつかの地方のレストランで研鑽を積んだ後、パリ6区「エレーヌ・ダローズ(Helene Darroze)に9年間勤務。2011年からは料理長も務めた。ちなみに「エレーヌ・ダローズ」は2003年にパリで2ツ星を獲得したレストラン(現在は1ツ星)。

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 ロンドン店(Helene Darroze at the Connaught )は2ツ星、モスクワ店も展開するなど女性シェフのトップランナーとして活躍。「世界のベストレストラン50(The World's 50 Best Restaurants)」では世界最優秀女性シェフにも選ばれている。そんなエレーヌシェフから信頼の厚かった中谷シェフが満を持して2014年9月に独立。
 今年は1ツ星を獲得したばかりで、まさに旬のレストランだ。そんな中谷シェフを招聘した日本初のフェアが、ホテル日航福岡「レ・セレブリテ(Les Celebrites)」で3日間行われると連絡が入った時は、すぐに予約を入れた。パリからわざわざ地元博多に来てくれるのだから当然だろう。

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 猛暑が続き8月後半になっても暑すぎる今年の福岡、日航福岡のホテルロビーは夏休みらしく家族連れも多い。2階奥メインダイニグのフレンチレストラン「レ・セレブリテ」は、南国バカンス風の内装が明るく華やか。いつものスタッフ達が笑顔で出迎えいつもの席に案内してくれる。
 テーブルには今回の特別メニューと「レストラン ナカタニ」のショップカードが置いてある。3日間昼夜満席なのだそうだ。さぁまずは乾杯、キュッと喉を潤していこう。ワインリストを眺め妻の意見も聞きながらチョイスしたのは「アンリ・ジロー アイ・グラン・クリュ ブラン・ド・ブラン(HENRI GIRAUD Grand Cru d’Ay Blanc de Blancs) 2004年」。

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 ご存知イギリスやモナコ王室ご用達の「アンリ・ジロー」、アイ村で1625年から400年近く続く老舗シャンパーニュ・メゾンだ。このブラン・ド・ブランはアイ村グラン・クリュのシャルドネ100%。アルゴンヌの森の2種の土壌の樫樽にて12ヶ月熟成後、8年の瓶内熟成。「2004年」は「1990年」「2002年」に続いて3ヴィンテージめ、生産はわずか2000本だ。
 クリアボトルに揺れる美しい黄金の泡、グラスに注がれると甘露飴・黄モモ・オレンジのコンポート・・酒質に自然と溶け込んだ樽香とピュアな果実味の織りなすバランスが実に精妙。繊細でいて力強さもあり、妻も思わず「美味しいわね~♪」と満足そう。

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 思えば昨年東京・芝公園「レストラン クレッセント」で「2002年」を、福岡・大濠公園「レストラン 花の木」で同「2004年」を開けていた。なるほど上品上質なレストランに似合う味わいだ。そこへ運ばれて来たのは「パンのチュイール」と「タピオカチップス」、レンズ豆に刺さっている。
 パン生地を薄く伸ばしたチュイルには、黒オリーブのピューレとタイムを練り込んだ。薄いながらもパリリと歯切れ良い。タピオカチップスは口溶け良く軽やかに磯の風味が残る。茹でたタピオカにあおさ海苔を混ぜ、一旦オーブンで乾燥させた後に揚げたもの。既に味わいの楽しいコントラストに引き込まれる。

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 続いて登場したのが中谷シェフ定番の「野菜のコンソメ」。とてもクリアで、ふんわり甘い香りが立ち上がる。カブ・セロリ・人参・トマネギ・トマトと5種類の野菜で丁寧に取ったコンソメだ。添えたスプーンには畑のキャビアと言われる「とんぶり」が乗せられ、プチプチの食感や苦みもアクセントで良かった。
 凝縮感ありながら軽やかなホッとする味わい。甘さに続いてレギュームらしい風味、そして酸味のキレが続く。野菜だけの繊細さと程よい濃縮感の調和するコンソメだった。次は涼やかなガラスの小鉢に入った「桃 隠元豆 マスタード」がやって来た。

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 フレッシュの桃にマスタード風味のエスプーマをかぶせた。塩気と甘さがバランスを取る。インゲン豆の触感・風味に続き、タイ料理などで使わるホーリーバジルやバジルの花が余韻に広がり、エキゾチックで面白い仕上りだ。なるほどパリでウケルのが分かるような味わい。
 このガラスの器もそうだが、中谷シェフが各料理のイメージに合うものを探し、ホテル内の他レストランからも色々集めたとの事。パリのレストランでも、佐賀・唐津焼「中里隆」の中里花子氏の作品(monohanako)を使っている中谷シェフらしいこだわりと言ったところだろう。

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 続いて運ばれたのは「キャヴィア 烏賊 セロリ ミカン」。蜜柑を煮詰めたジュースでグラッセしたミカン。オシェトラ・キャビアの塩気と好相性だ。ミカンジュースを煮詰めたソースも敷いてあり、掛けられた「ギリシャのオリーブオイル」を合わせるとマリネのような雰囲気を醸し出していく。烏賊はバーナーで表面を炙って甘みを引き出した。
 そんな烏賊の海の甘さ・旨味に、蜜柑の甘みや酸味を持ってくる所が面白い。烏賊と言えばやはりパリ2ツ星の「パッサージュ53」佐藤伸一シェフを思い出すし、先日の「オーグードゥジュール・メルヴェイユ博多」小岸明寛シェフの烏賊も美味しかった。今回のプレートも爽やかな味わいで「アンリ・ジロー」にも合い、妻も気に入っていた。

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ボクがいるじゃないか「緑寿庵清水」とボク!

 四季がある日本は素晴らしい、分かりますよ、分かってはいるんですが、真冬のマイナスな世界から今は毎日最高気温37度の記録更新中?違う?違わない?アタシの体温35度って言ったっけ?(こんにちはチェリ~さん、とりあえず生きてるか確認しましょうか?;)
 遅れましたがコンコンチキワ、夜中に「うぉっ!」っと起きる事があっても、悪夢ではなく熱帯夜からの生還ですのでお気になさらずー(やめて下さい、怖いですから;) 上手にエアコンなどを使って熱中症対策をして下さいね。私?私は何故か今年は汗をかかない、あれ?フラフラする?ありゃ、顔が赤い?(熱中症じゃないですか?!)

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 あ、パイセンの後輩くんじゃないですかー、相変わらずイケメンですねー(あー、そっちですか;) と言う訳で、パイセンの後輩君がイケメンで素敵で品が良くて生意気でヤバイのがお気に入りの話をしたいのはヤマヤマなのですが、前回お伝えしたように雅な世界観を未だ何かと勘違いしてる先祖の一部が京都なだけで「ヒカルはオレのパイセン」と光源氏を何かと勘違いしてるアントンと京に参陣。
 本当、軽いなアントン。と言えばジャスティン・ビーバーきゅんの3年ぶりとなる来日公演が8月13・14日に千葉の幕張メッセで開催されたんだよねー。私も大好きなアルバム「Purpose」の収録「Where Are Ü Now」が自身初となるグラミー賞を受賞したし、

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 他にも「What Do You Mean?」や「Sorry」「Love Yourself」など今すぐにでも歌っちゃうよ?(やめてください;) そんなジャスティン、アジア初となるオフィシャル期間限定ストアが8月12日から14日まで原宿の「MONKEY TIME」と「GR8」にできて「パーパス・ワールドツアー」の特別アイテムや限定商品などが販売されたらしいじゃないか!良いなー良いなー。
アントン「良いなー良いなー、僕も限定ストアを京都に出したいなー。雅なジャンプスーツ、雅なデニム、雅なハット」(確かに雅を勘違いされてますね;)

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 結局アントンは忙しい仕事の合間に来るから、ほぼとんぼ返りの京滞在。行くとこ行くとこ秒の世界だから私はおとなしくスイーツの荷物持ち(まー、珍しく健気;)で、片手間食べる食べる、イケメン見る食べる(前言撤回;) そこでー今回の片手間スイーツはコチラ。
 京都市左京区にある金平糖の専門店「緑寿庵清水」。もう有名ですよねー、金平糖好きなら知らないなんて、パイセンを知ってても後輩くん知らないくらい非県民(どこの非県民だ、じゃなくて例えがオカシイ;) 簡単に紹介すると「緑寿庵清水」は創業から150年以上のド老舗。

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 ここで販売されている金平糖は、ずっと守り続けている伝統の方法で作られていまーす。つまり創業は1847年。約50種類もの風味と色彩を熟練の職人が丹精込めて手づくりする、さまざまなフルーツの金平糖は色とりどりでまるで宝石だよね。
チェリ~「宝石かー、宝石って身につけるより飾るタイプなんだよねー、食べる?食べんのかー」(突っ込まれたいの?怒られたいの?)

アントン「飲み込んだんなら、良い出す方法知ってるよ?」(もう一度聞くが・・怒られたいのか?;)

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 「緑壽庵清水」の金平糖を一粒、口に放り込むと果汁の雫を含んだようなみずみずしい味わいが口いっぱいに広がるって言うんだけど、あれマジなんだよね。金平糖は飴玉のように舐めるのではなく、カリッとかじるのが正しい食べ方らしいんだが、例えば果物なら、その果物を食べ終わった時と同じ口の中なんだよ、わかる?
アントン「それって、ジャスティン見ながらデザインしてたら、出来上がりがパパラッチにインスタ漏れするとか、みたいな?」(やっぱり怒られたいのか?;)
チェリ~「漏れたの?てか千利休が茶席に取り入れたことからもわかるように、噛んで味わうのが金平糖なの」

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「オーグードゥジュール・メルヴェイユ博多」小岸流バカンス、目眩く地中海の旅へ

 夏真っ盛り!今年は沖縄より暑い博多、記録的な猛暑が続いている。ただでさえ夏は極力外に出たがらない妻を促して向かったのは、帰省の人達でごったがえすJR博多シティ。「シティダイニング くうてん」9階に位置するは、今九州で最も注目のシェフ 小岸明寛氏率いる「オーグードゥジュール・メルヴェイユ 博多(Au gout du jour merveille HAKATA)」。
 旬の食材をふんだんに使ったモダンなフレンチで夏バテ解消だ。店舗前で出迎えてくれるのは笑顔の藤井智之メートル・ド・テル。駅ビルのレストラン街、しかもど真ん中にあり狭い空間なのだが、一歩店中に入ると雑踏が嘘の様な風情・・いつものテーブルへ案内して貰う。

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 最近はコースにも変化を加え、「シェフお任せコース 2万円」を設定した。早速そのコースをお願いする事にする。今宵は夏らしく「地中海リゾート」をテーマにしたコース構成だそうで楽しみだ。さてまずは乾杯といこう。「メルヴェイユ博多」のワインリストは決して種類は多くないが、極めて良心的な値段設定だ。
 ワイン好きはグラスでなくボトルの方が満足度が高いだろう。選んだのは「ジャック・セロス リュー・ディ マレイユ・シュール・アイ スー・ル・モン(Jacques Selosse Lieux-Dits Mareuil-sur Ay Sous le Mont )」。リューディ(単一畑)シリーズのブラン・ド・ノワールだ。これも現在の市価程度で提供されている。

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 メニル・シュール・アイにある単一畑「スー・ル・モン(0.4ha)」で収穫されたピノ・ノワール100%(2005年初の収穫)。グラスに注がれると深く艶やかな黄金色、細やかな泡が間断なく立ち上る様も美しい。クレームブリュレ・洋梨のコンポート・・・複雑な香りが立ち上る。
 果実が口の中に滲み出るような上品さからピュアな苦味と旨味が残る。デゴルジュマンは2015年4月。まだまとまりきってないが、その感じがかえって料理との接点にもなりそうだ。30分もするとオイリーなタッチも微かに出てきた。

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 そこに夏らしくカラフル賑やかなプレートが運ばれて来た。お馴染み有田焼「カマチ陶舗」の白皿に広がる美しく鮮やかなドット柄、何と赤パプリカ・黄パプリカ・アボガド・人参・ブロッコリーなど、九州産夏野菜のピューレで描かれている?!芸術家らしい小岸シェフ手作業によるアートなのだ。
 その上で目に付くのは「トマトのミルフィーユ」。中にはワタリガニとほうれん草が潜み、タップリとキャビアも盛られる。そう、言わずもがな「ジョエル・ロブション(旧タイユヴァン・ロブション)」出身の彼ならではの物。ロブションのスペシャリテ「トマト 毛ガニと共にミルフィーユ仕立て」の小岸風の再構成と言う訳だ。

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 かなり大きなトマト(4L)から作り出すと言う、完熟トマトの甘みに溢れるそれ。周りに散りばめられたハーブや花など香り豊かな野菜も効いており、お得意の「小岸ガルグイユ」的な食後感もあるから二重に楽しい。別に添えられた「トマトのソース(ガスバチョ)」は電球型ガラスポットに入って、更にスペインの名画家「サルバドール・ダリ」の写真と共に卵の紙ケースに入っていると言う面白さ。
 それを自ら好みでプレートに流すという趣向だ。これは「福岡市美術館(サルバドール・ダリ) × メルヴェイユ博多」のコラボ企画からとの事。妻は「さすがにムンクの叫びじゃ合わないわね」と笑う。爽やかに楽しく、そして美味しい前菜だった。

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 続いて運ばれてきたのは白大理石風球体の器に乗せられた「山クラゲ?」。これもまたカマチ陶舗の有田焼だ。食感を残した中国野菜の「チシャトウ」を山クラゲに見立てているとの事。下には香ばしく焼いた「福岡産ヤリイカ」が覗いている。グリエと塩気がヤリイカの自然な甘みを存分に引き出して美味い。
 更に底には自家製湯葉を敷き、上にはアーモンド風味を漂わせた牛乳の泡が覆う。泡が全体の味わいを柔らかくもきっちりとまとめている。スペインの定番ドリンク「オルチャータ」をイメージした、これまた完成度の高い一品だ。

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次は、九州の郷土料理「ゴマ鯖」からヒントを得た一品がやって来た。銀箔を張りキラキラと輝くカマチ陶舗のプレートに、「シルバーが素敵♪何?何?」と興味深々な妻。これも野菜の前菜同様、妻と私で大きさやデザインが違って面白い。鯖皮の輝くイメージに合わせてこのシルバーの皿を使ったと言う訳だ。
 確かに見た目にも鯖とソース、プレートが見事に同調し(鯖自体にも銀箔が振りかけられている)、食べ手をグイと惹きつける。鯖は冬にかけて旬を迎える、そのため使用したのは夏旬の「対馬産伊奈サバ」だ。38度というごく低温でしっとりと熱を浸透させ、鯖の特徴というべき脂身を殺さずふっくらと仕上げた。

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 胡麻油の香りにアサリの旨味を乗せたソースが、鯖をフレンチに昇華させている。金紫蘇の爽やかな苦味、柑橘を仄かに感じるレンコン、振られた胡麻塩もピタリと焦点が合っている。「進化系モードなゴマサバね!このキラキラ皿も好き(欲しい)」とご機嫌な妻であった。
 さて赤ワインもお勧めの中からチョイスしていこう。メインは「鴨肉」なのでブルゴーニュかなと思いきや、次の前菜含めてカベルネ・ソーヴィニヨンの方が良いと藤井メートル・ド・テル。勧めてくれたのは「ラス・カーズ 1997」「モンローズ 2005」「ラトゥール 2004」。いずれも好きな左岸ドメーヌなのでヴィンテージで絞り込もうか・・

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 「1997年」は20年経って飲み頃が予想される一方、ヴィンテージ的には少し凝縮感に欠けて料理に合わないか、「2005年」は良いヴィンテージなだけにまだタンニンが強そうだし、「2004年」と言えばちょうど「ラトゥール」を先月飲んだばかりだし・・・
 と考えを巡らすところへ真っ直ぐな声で「ラトゥールでしょ?!私にラトゥール見せたら他にないでしょ?」と有無を言わさぬ妻。う~む確かに「2004年」はもうほどけて来てたな~?と言う事にして「シャトー・ラトゥール(Chateau Latour) 2004年」に決めた。これも現在の市価並みの値付け。

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実はマジで京都参戦「俵屋吉富」から始めました。

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 始まるまでが長かった気がするオリンピックも、始まってみたらあっという間だなと思う、真夏の祭典アンビリーバブルな今年は「ブラジルの皆さん、聞こえてますかー?」のホレイショもビックリな真裏パラダイス「トリップ調べてほしい、事件をおこしたのは誰だ」(なんの話?;)
 金メダルとは言いません、せめてミヤネ屋のゴールド時計を授与されたいチェスミン・ゴールデンボールです。合言葉は「なんやったかなー、宮根さん次男?いや、オラ コモエスタ?だよね?」(こんにちはチェリ~さん、そんな合言葉ないですから;)

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 こんだけ熱帯夜が続くと、煮立つとはこんな感じなんだなーと頭を抱える(適度に冷やして下さいよ;) 戦うのよ、地球は私を試しているわ(やはり脳が煮立ったようで;) 戦うと言えば「ヴァンパイア・ダイアリーズ(The Vampire Diaries)」が噂されていた通りシーズン8で幕を下ろすらしいじゃないか。
 放送局の米CWが今年3月に本シリーズのシーズン8更新を発表したあと、デイモン役のイアン・サマーハルダーが「シーズン8がファイナルシーズンとなる」と言っちゃったし、ボニー役のカット・グレアムが「次のシーズンへの出演が最後になる」と言ってたし、普通にシーズン8で終わっちゃうんだなーと思ったよね?

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 つうか・・・ヒョウショウジョ、アナタタチったら、エレナいなくなってからもヨクガンバリました、ココにヒョウショウしちゃる(なんだそれ;) とか言ってたらタピオカミルクティーの店として国民的人気を誇る台湾カフェ「春水堂(チュンスイタン)」が、横浜1号店となる「横浜ポルタ店」を8月6日にオープンさせたのだが、
 なんと9月16日には、西日本初の出店となる福岡「天神地下街店」をオープンさせるのね?マジで?そりゃ良かった、なかなか来ないなーと思ってたのだよ(そうなんですか?) 1983年に台湾で創業した「春水堂」は、今や世界中に広がっているタピオカミルクティー発祥の店として人気を博し、

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 台湾全土で45店舗を展開するお茶カフェだからです(全く答えになってない;) 是非、開店したら皆さん行ってみましょう(行かないんですか?;) 分かりません!(そんな宣言いりませんけど;) 分かる事と言えば「俵屋吉富」は、1755年に創業した京菓子司だということくらいです!(急に京菓子の登場ですか;)
 はい、今確実に言える事は「俵屋吉富」の本店は京都府上京区にありますが、京都の数店舗を含め、近畿・北海道・関東・九州にも支店を構える京都を代表する京菓子の老舗の一つだということくらいです!(確かに) 代表銘菓は「雲龍」。

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 季節を繊細に映し出した美しい生菓子たちはどれも日本の歴史と伝統を感じさせる逸品ですが、今回は沢山ある魅力ある菓子から、こちら達にしました「鉾めぐり」。鋒山の焼き印が押された、いわば小さなどら焼きね。1つ1つ焼き印が違うの。
 まずは「長刀鉾・船鉾」、中身は黒粒餡・餅入、次は「八坂紋」中身は黒糖漉餡、「祇園粽」中身は白粒餡、最後は「駒形提灯」中身は抹茶餡。好き嫌いの多い私が全部美味しいと思うんだから素晴らしい「俵屋吉富」さん(理由がオカシイ;) ただ、残念だから7月の祇園際期間のお菓子なので7月24日までの販売でした。

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世界のベストレストラン1位!マッシモ・ボットゥーラの料理を満喫する夜

 「世界のベストレストラン50(The World's 50 Best Restaurants)」、それは2002年ロンドンで開始した「サンペリグリノ」主催のランキングであるが、最近では思ったより社会的影響力が出て来た。そのためフランスは「世界のトップ1000レストラン ラ・リスト(La Liste)」を創設するなど対抗する動きもある。
 斬新さ重視・社交重視(結果的に)という印象のベストレストランとは言え、消費者からすると選択の物差しが増えることは良い事だ。口コミサイトが人気の日本だが、我が家的には口コミは「食経験値」「ジャンルの好みと深さ」「ワインの趣向」が合わないと結局は役に立たない。

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 その意味で一定の物差しによるランキングやガイドのほうが参考になる。「物差し」の不完全さや偏りは永遠に残るにせよ、そこを補うのは消費者としての主体性、意思に基づく選択だろう。ちなみに「世界のベストレストラン」は、海外からの客(海外のレストラン)に向けたものであり、
 日本人が日本のレストランを選ぶ際にはほとんど意味がない(大体既に名の売れた店か、海外社交で票をもらった店だけだから)。6月に発表された2016年の「世界のベストレストラン」では、イタリア北部エミリアロマーニャ州モデナにある「オステリア・フランチェスカーナ(Osteria Francescana)」が初の世界一に輝いた。

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 昨年のランキングでは2位だったので、昨年1位だったスペイン「エル・セレール・デ・カン・ロカ」と入れ替わった事になる。ニューヨークで行われた授賞式で「オステリア・フランチェスカーナ」のオーナーシェフであるマッシモ・ボットゥーラ(Massimo Bottura)氏は、「私たちの仕事はただ懸命に働くこと、働くことに尽きる。毎日キッチンで働いて成功するのだ」と感極まってスピーチしたそうだ。
 1位が発表されたその翌月、なんとそのマッシモ・ボットゥーラ氏が来日しフェアが行われると言うことで、我が家も当然駆けつける事にした。場所は「ザ・リッツ・カールトン京都」、メインダイニングであるイタリアン「ラ・ロカンダ(La Locanda)」で3日間だ。

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 マッシモ・ボットゥーラ氏と言えば伝統的イタリア料理に斬新な発想を取り入れた料理(ミシュランでも3ツ星)。彼を含めたスタッフ4名で来日し、食材やソースなどもかなり持ち込んでいるとの事。思えば昨年は、2014年1位のデンマーク・コペンハーゲン「ノーマ(noma)」のレネ・レゼピ(Rene Redzepi)シェフとスタッフ全員が一時移動して、
 約1ヶ月間限定の「ノーマ・ジャパン(noma mandarin oriental hotel Tokyo)」をオープンした。我が家も伺って色々と刺激を受けた。まぁそれ程大掛かりではないにしろ、世界1になった直後のイベントと言う事で彼らも気合が入っているのではないか?と勝手に期待も膨らむ(笑)

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 日も落ちて来た頃、同ホテル内宿泊部屋から「ラ・ロカンダ」に向かう。レストランの入口ではまずはナプキンを渡される。良い香りがするなぁと思っていると、それにモデナの「36ヶ月熟成パルミジャーノ・レッジャーノ」を一欠片乗せらる。更に加えてボットゥーラ氏提供の45年ものの「アチェト バルサミコ ヴィラ マナドーリ」がかけられた。
 何とまずはその場で立って頂く?!凝縮した旨味を口の中に感じながら、その余韻と共に席へと通されるという趣向なのだ。妻は「こぼしそうと・・汚れる・・」となかなか口へ運びにくい様子(笑) 私達が案内してもらったテーブルは中庭の向こう側に回った、個室的扱いの明るく豪華なダイニングだ。

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 まずはグラスシャンパーニュで乾杯しよう。部屋でアフタヌーン・シャンパンとして「クリュッグ グラン・キュベ(KRUG Grand Cuvee Brut)」を飲んでいたので、今度は甘く軽やかな「ペリエ・ジュエ ベル・エポック(Perrier JouetCuve Belle Epoque Blanc) 2004年」をお願いする。ボトルの「エミール・ガレの描いたアネモネ」が中庭の景色と合う。
 シャルドネ55%、ピノ・ノワール40%、ピノ・ムニエ5%。洋梨などのフルーティで豊かな果実味。前回飲んだ時よりかなり落ち着きを見せて統合されてきた。テーブルに置かれたメニューはボットゥーラ氏の手書きアート、色彩豊かな優しい水彩画に妻も嬉しそうだ。

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 そこへ運ばれた最初のプレートは「メディタレニアン」。キュウリの香りが微かに流れ出す・・美しいグリーンが印象的だ。ボットゥーラシェフの好きな映画「メディタレニアン」にインスピレーションを受けたと言う。ギリシャに戦いに赴いたイタリア軍の、第二次大戦をテーマにした映画だそう。ギリシャでの生活を満喫するが最後は郷土愛にかられる・・
 「国」ではなく「故郷」が大好きなイタリア人のアイデンティティを表現したと言う訳だ。エーゲ海をイメージしたセロリのスープ、そこに浮かぶラビオリはギリシャ特産胡瓜で形作られ、中にはモデナ特産ウナギ(燻製)が潜んでいる。点在する白いヨーグルトがまろやかにまとめ、振られたボッタルガがマイルドな塩気を補う。

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 ギリシャをイメージした素材・色調をベースにしつつ、核にはモデナのウナギが鎮座する。仄かな酸味が効いた立体的な味わい。視覚的にも味覚的にも調和して涼しげな前菜であった。続に運ばれたのは「舌平目のホイル焼き?ムニエル?または塩漬け?」と名付けられたプレート。「アル・カルトッチョ」「ソット・サーレ」「アッラ・ムナイア」と言うイタリア伝統の三種の調理法が協演する一皿だ。
 アル・カルトッチョとは紙包み焼き(ホイル焼き)の事。紙を破って食べ終えた後の乱雑な状態を、海水フィルムを使って表現した。「綺麗なだけで美味しくない料理も多いだろう?一見ゴミのように見えるものの中にも美味しいものがあるんだよ」とボットゥーラシェフ。

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 そんなデザインに傾きがちな現代の料理に対するアンテチーゼ、そして味に対する自信が滲み出た料理と言えそうだ。確かに「舌平目のフィレ」がそれ自体何とも美味な仕上がり。更に下に添えたヴェスヴィオ産チェリートマト、ケッパー、タジャスカ種オリーブによる複雑な変化と共に最後まで飽きずに、そして一気に楽しめた。
 と言う訳で、料理の完成度に合わせてグラスの白ワインを急きょ所望する。文屋知ソムリエがサッと出してくれたのは、深い海の様なブルーのラベルが美しい「ガヤ カ・マルカンダ ヴィスタマーレ(Gaja Ca'marcanda Vistamare ) 2014年」。

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 トスカーナ・ボルゲリの海岸沿い、アンジェロ・ガヤが長年の苦肉の交渉をしてやっと手に入れたと言う念願の畑「カ・マルカンダ(果てしない交渉)」。太陽・青い海・青い空のイメージから彼が作り出した白になる。ヴェルメンティーノ60%、ヴィオニエ40%。オーシャンビューという名前通りに、はっきりと塩気を感じる豊かなミネラルの味わいで、妻も目を見張る程この「舌平目」にぴったりだった。
 レモンの皮の様な苦みとハーブ香の爽やかさも季節らしくて気に入った。ヴィオニエは樽発酵させており、その心地よい樽香も料理に含まれていた「砂糖漬けレモンのエマルジョン」と良く合った。納得しながら白ワインを味わううちに次の料理がやって来る。

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さすがの「エシレ・メゾン デュ ブール」&夏休みだよ「フェアリーケーキフェア」

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 真夏がやってくる事は覚悟していたつもりだが、まさかアタシが受賞するなんて!センキュウ、センキュウベリーマッチ!(こんにちはチェリ~さん、真夏が信じられないんですか?それとも受賞さえしていないスピーチを考えている自分が信じられないんですか?;)
 どうして受賞していないと言い切れるんだ?(今年の芥川賞にはノミネートさえされていないし、最大の関心はアカデミー賞だと思うので絶対ありえないエピソードですから)お、おー、ならば今年のエミー賞のノミネートが発表されたのはご存知か?

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 ドラマ・シリーズ部門・作品賞では「ベター・コール・ソウル」「ダウントン・アビー」「ゲーム・オブ・スローンズ」「ホームランド」「ハウス・オブ・カード 野望の階段」「ミスター・ロボット」「ジ・アメリカンズ」。この中で日本でも人気のある作品と言えば「ダウントン・アビー」や「ゲーム・オブ・スローンズ」だが、アタシは「ジ・アメリカンズ」に期待かな。
 冷戦時代の1980年代に夫婦を装いアメリカで生活するソ連KGBのスパイを描いたドラマなんだが、残念ながら新たに2シーズンの製作を発表されたと同時に、第6シーズンで終了することも発表されたばかり(え、終わっちゃうんですか?)

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 スパイものは沢山あるけれど、アタシはテレビに楽観的なモノしか求めていないので極力さけてる。でも、作品の波にハッキリと乗れた場合のみ見る事にしているので、シリーズ最初の頃は好きでも嫌いになってしまう作品もあるのが現実で(離脱しますねー確かに)
 未だ離脱からは免れてるドラマの1つがコチラ犯罪捜査ドラマ「クリミナル・マインド FBI行動分析課」。つい先日、キャストの1人であるドクタースペンサー・リードきゅんが来日したが、そのシーズン12にエミリー・プレンティス役のパジェット・ブリュースターが複数のエピソードに復帰することが発表されたの。

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 プレンティスと言えばシーズン7に降板して以来、シーズン9とシーズン11にそれぞれ1回ずつゲスト出演したが、今回はシーズンを通して数回登場するみたい。シーズン11のストーリーの流れから、ロンドンのインターポールに勤務しているエミリーらしいから、アタシも全身白の装いで「インターンのチェリエッタ・バンコランデブヒです」(とりあえずインターポールですけどね;)
 だから真夏が信じられないんんだが、来ちまったものは何とかしなきゃならない(物凄い話戻りましたねー;) エネルギー切れなんてしょっちゅうだから、最近はやりの糖質制限なんてやった日にゃー、炭水化物の摂取量減らし過ぎて立ち上がれません(何でも適度にして下さい;)

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 そこで、夏バテだからこそ少しでエネルギー満タンになれるスイーツのご紹介、当然のコチラ「エシレ・メゾン デュ ブール(ECHIRE MAISON DU BEURRE)」(本当、珍しく好きですよねーエシレ) 行くと必ず大量買いするのが「マドレーヌ・エシレ(Madeleine Échiré)」と「フィナンシェ・エシレ(Financier Échiré)」。一番人気だと言うフィナンシェは、エシレバターと精選されたアーモンドがたっぷり。
 引き立てあう絶妙のバランスと、いつまでも余韻の残る深々とした味わいとの宣伝文句通りに、食べるたびエシレバターが滲み出てきそうなしっとり感に、香ばしい後味が何個食べようと裏切らない、毎回がっかりさせないんです。毎回、毎回がっかりさせないんです!(何かありましたか?;)

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 マドレーヌはぎりぎりまで火を入れることで、粉のおいしさや香ばしさを最大限に引き出し、エシレ バターの上品な味わいに、レモン ピールがさわやかな香りを添えているそうよ。アタシはマドレーヌ派かなー、とか言えないくらい両方ともアホみたいに食べる。もうアホだな、アホってこんな顔になるんだな、ってくらい食べる。
 (言ってる事がアホみたいなので、おそらく食べ過ぎです;) 他にもバターが溢れ出してる感半端ないクロワッサンや、バターでしか、エシレのバターでしか出来ませんけどね?なプライドバシバシなケーキも美味しいですけど、時間によっては手に入らない代物ですよねー。

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 で、その辺りよりは買いやすい?かもしれないオススメがコチラ「ギモーブ・オ・ブール(Guimauve au Beurre)」と「キャラメル・サレ(Caramel Salé)」。まずギモーヴとはフランス語でマシュマロのこと。エシレバターをふんだんに使用したギモーヴの一番の特徴は、口いっぱいに広がる濃厚なバターの風味。
 ギモーヴが溶けてなくなった後も、しばらくバターの余韻が残りまくり。酒持ってこーいの世界へ突入(お酒飲まないくせに;) そしてもう一つの特徴はその食感。バターの成分がぎっしりつまった濃密な生地に仕上げたことで生まれた弾力ある食感、おーい、酒持ってこーい(酒乱だ、飲んでない酒乱なんてアホだな;)

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ザ・リッツ・カールトン京都「コーナースイート KITA」で鴨川のポケモンゲット?!

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 「ポケモンGO」の配信が日本で始まって直ぐの日、私達は京都市中京区二条にいた、東山三十六峰を一望できる「ザ・リッツ・カールトン京都(THE RITZ-CARLTON KYOTO)」よ。部屋から見下ろしたすぐの鴨川沿いに、スマートフォンをかざす無言の人だかり・・どうもそこに「ポケモン」がいるらしい(笑)
 聞けばカモネギやコイキング、更にハクリューやミニリュウまでいるとの事?!炎天下の中皆さんご苦労様(熱中症に注意)。三条・四条など街中も多数出現する様で、外国人を含めそんな人々を多く見掛けた、さすが世界的観光地・京都ね。皆さん歩きスマホにはくれぐれも注意しましょう。

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 その昔ここは角倉了以が京都の発展に貢献した褒美として徳川家康から下賜された場所。その後藤田傳三郎男爵(長州・萩出身)の別邸「夷川邸」となり、1970年からは「ホテルフジタ京都」であった。現在開業2年半となる「ザ・リッツカールトン京都」、地上5階・地下2階建て敷地面積約1800坪(延床面積約7500坪)。
 藤田邸時代からの灯籠・滝石・木材・庭石なども再利用し「ピーター・レメディオス スタジオ」がデザインした。車付けから玄関までのアプローでは蝉の声が響き、サラサラと水が流れ、夏の暑風が通り抜ける石空間。エントランスの壁はセラミックの七宝文様、そして大きな松の盆栽が出迎える。

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 「ピエール・エルメ・パリ(PIERRE HERME PARIS)」を通り抜けフロントへ。「源氏物語」をイメージしたデザインコンセプトで、日本の伝統建築と言うよりは現代建築の中に和の文化を融合させた、外国人好みのエキゾティックで幽玄な日本。パブリックエリアは光源氏の邸宅「六条院」、吹き抜けで見下ろせる地下は「宇治十帖」をイメージしている。
 独特の照明使いは京都らしくも幻想的で美しき平安絵巻の世界。加えて京都に縁のある80作家による約400点のアートワークが展示してあり、クリスタルビーズでデコられた琵琶や、三嶋りつ惠氏による青白く煌めく壁「月の光 2013」などが目を引く。その他は伝統木工技術の「組子」、傘型照明にヒノキと障子モチーフの格子など。

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 館内には作庭家・野村勘治氏が監修した4つの日本庭園(白虎庭/九山八海/玄武の庭/天の青龍庭)もあり、「四神相応」としているそう。鴨川側に大きな滝が作られ、「ザ・ロビーラウンジ(THE LOBBY LOUNGE)」テラス席から眺めるそれは見ごたえがある(地下2階のプールからも見える)。
 そう言えばここ「ザ・リッツ・カールトン京都」と言えば、去年ラグジュアリートラベルネットワークの「バーチュオーソ(Virtuoso)」が主催する「ベスト・オブ・ベスト・アワード(Best of the Best Virtuoso Awards)」デザイン部門(Best Achievement in Design)を受賞したんだよね(日本からは「アンダーズ東京」とこちらの2つだけがノミネートされてた)。

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 とそこへ和服の女性スタッフがやってきて、いつもの様に部屋でチェックイン手続きをしてくれるとの事。そのまま3階へ案内してくれる。エレベータから廊下は、艶黒や壁の文様など和のデザインに、赤い兜のようにも見えるオブジェなど、照明効果もあり妖艶な風情。客室は全134室うちスイートは9タイプ17室。
 前回・前々回の宿泊時は共に上から2番目の部屋「スイート ツキミ(Suite TSUKIMI)140m2 」であったが、今回は予約が出遅れた為そこが取れず、より下の部屋「コーナースイート キタ(Corner Suite KITA)100m2」に宿泊する。

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 広めの玄関スペースを進んで正面に「リビングルーム」。ここは北東角に位置したコーナースイートとあって、二方面の大きな窓からは東山三十六峰と鴨川が一望できる。鴨川に面した窓辺にはカフェテーブル(2人掛け)があり、すぐ下に流れている鴨川の景色を縁側風情的に楽しめるの。
 ちなみに玄関スペースにゲスト用トイレがある。リビングルームの中心には、大きな艶黒テーブルとシャンパン色のソファが鎮座する。華やかなクッションは老舗「細尾」の特注西陣織。その前の壁に大型フラット液晶が設置され、その両サイドには七宝文様の黒壁。

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 サイドテーブルにはバング&オルフセン「ベオプレイA8(BeoPlay A8)」。玄関側の壁沿いにカウンターがありネスプレッソマシンとティーサーバー、茶器と京都産緑茶セット。下に「ディーン&デルーカ」のミニバー(ワイン含)やグラス類がある。リビング窓側の方から右奥へ入って行くと明るい「寝室(キングベッド)」。
 鴨川に面した窓際には、横になって寛げる長椅子がある。寝室窓の前には、鴨川沿いに植えられた柳の木があって、丁度良い日よけになり揺れる柳の風情もある。窓際の壁にも薄型テレビ。中心にはキングサイズのベッドがあり、サイドには青森のブナで手作りされた「ブナコ(BUNACO)」ウォールランプの優しい光。

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ミズベリングな西中洲「ローブランシュ」でカジュアル大人デート

 すっかり真夏の南国福岡!暑いです!福岡中心部にある歓楽街の中洲と、繁華街の天神とを繋ぐ西中洲の「水上公園」が先日リニューアルしたよ。ここは「福博みなとであい船」の乗り場もあって観光名所でもあるわ。そしてこの度新しく建設されたのが「シップス・ガーデン(SHIP’S GARDEN)」。
 所謂パリのセーヌ河沿いやニューヨークのイースト・リバー沿い、国内では隅田川沿いや京都鴨川の床などと言ったらイメージしやすいかな? 国土交通省や水管理・国土保全局などが推進する「ミズベリング・プロジェクト」一貫と言う話(写真は福岡市広報フェイスブックより)。

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 ミズベリング・プロジェクトとは、市民・民間・行政が一体となり、川など水辺空間に新たな価値を創造していくプロジェクト。ここ水辺に面した水上公園に、休養施設やレストランを誘致して、公園と建物が一体となった川に浮かぶ船の様な空間になっているわ(延床面積630m2)。
 これはここの開発のみならず今後続いていく福岡市の再開発プロジェクト「天神ビックバン」構想の東玄関口にもなると言うから壮大ね。注目は西日本初出店となるオーストラリア発カジュアルダイニング「ビルズ 福岡(bills fukuoka)」、あ、うちのチェリ~ちゃんが前に「ビルズ 表参道」に行ったわね。

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 私の親の子供時代はここ中洲の川(那珂川)で泳いでいたらしいから驚く。今じゃお世辞にも綺麗とは言えないからね~。それでも夜はネオン街の中心を流れているだけあって夜景を映して賑やかな世界。キラキラ屋形船や水上バスが行き交うわ。と言う訳で某平日の夜、軽くデートをしようと西中洲に向かう。
 まさに川沿いに出来た新しいレストランで、博多らしい夜の中洲を眺めながら愛を語らうのだ♪ そこは大通りから入った西中洲4-4、割烹「しらに田」が入ったテナント(RIN FIRST)の2階と言った方が分かるかな? フレンチ「レストラン ローブランシュ(L'eau Blanche)」よ。

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 昨年春「オーグードゥジュール メルヴェイユ 博多」から独立した白水鉄平シェフが、東京・神楽坂からやって来た佐々木利雄オーナーソムリエと組んでオープンした店だ。エレベーターを降りて奥に進む、川沿いに広がったダイニングには、テーブル数席に加えライブ感あるカウンター席もある。
 バルコニーもあり川の上に浮いた船の中にいる様な感じでこじんまりと落ち着く。コンクリート打ちっぱなしに木のインテリアで、正に今の白水シェフらしいナチュラルな空間になっている。カウンター上のコンクリートは和紙て覆いつつ、窓際はあえてコンクリートむき出しにするなど個性的な風情も醸し出す。

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 壁に掛けられた絵画は福岡の造形美術家・平松宇造氏の作品。場所柄夕方から早めの中洲同伴組の他、女性同士や我が家の様な夫婦と色んな大人客がいる(ラストオーダー午前1時)。まずはシャンパンを開けよう。ワインリストを見るも、プレステージシャンパーニュが少なく悩む。
 妻がロゼを飲みたいと言うので、取りあえずリストの中にある「アンリ・ジロー ブリュット・ロゼ(Henri Giraud Brut Rose)」を選ぶ。クリアなボトルに濃い桜色が揺れる・・グラスを川に側に透かして妻は「綺麗なオレンジピンク~♪」と楽しそう。ピノ・ノワール70%、シャルドネ22%、アイ村産ピノ・ノワールの赤ワイン8%。

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 ベリーやチェリーなどのふくよかな甘みと草・スパイス・・タンニンも感じるコクが食前酒にぴったりだ。190cmの長身佐々木オーナーソムリエはイタリアン出身と言う事で、ワインはまだイタリアの物が多いが今後フランス物も含め、自分が美味しいと思うワインを少しずつ増やしていきたいとの事。
 福岡に縁もゆかりもない彼は、13年の付き合いである白水シェフの腕と人柄に惚れ込んで、夫人と移住して来たと言うのだから力の入れ具合も分かる。と言う訳で、白水シェフとそのロゼシャンパンでお祝いの乾杯をし、色々豊富などを伺ってからディナーを楽しむ事にする。

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 料理はお任せコース(6800円)のみで、21時以降はアラカルトも。場所柄この価格はかなり抑えた提供と言える。まず運ばれたのは有田焼・幸楽窯(徳永)に盛られた「鯵 白桃 トマト」。玄界灘のアジのマリネを主役に添えた前菜だ。トマトのガスパチョのソースにトマトのジュレを重ねていて、キラキラピンクに妻が「ロゼとピンクでぴったりね!」と嬉しそう。
 それに白桃の爽やかな甘みもシャンパーニュに合う。添えられた紫蘇のスプラウトも効いている。続いて「枝豆 リコッタ すだち」。枝豆のアイスのねっとりした食感と風味がポイントの一皿だ。口中で存在感を見せるうちに枝豆の姿が浮かび上がり、スダチのピールが微かに香る。

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Rocky Mountain Chocolate Factory? イェス!ロッキーマウンテンチョコレートファクトリー

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 「ロクシタン(L'OCCITANE)」生誕40周年を記念し発売されたオードトワレの「アニヴァーサリーヴァーベナ」。恋を引き寄せるだけでなく、永遠に続く恋をかなえる恋のお守りという噂らしいが、オイオイオイ、あんまり言うと営業妨害なんで小さな妄想をくりひろげますのでご理解を・・・
 こんにちは、妄想とチョコで今年の猛暑を乗り越えるつもりのチェリエッタ・デ・アロウモンです(こんにちはチェリ~さん、営業妨害なら止めませんか;) あーた、だってヴァーベナと言ったら「ヴァンパイアダイアリーズ」を見てれば大変重要なモノくらい知ってますとも!それも、ヴァンパイアにとってヤバイ代物って事もね?

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 だから、ヴァーベナなんて付けたらステファンやデイモンが近寄れないじゃないか!(そ、そこー?;) 永遠に続く恋どころか、永遠に近寄れなーい(えっと、確かそのドラマ見るのリタイアしませんでしたか?;) だってゴタゴタ感が半端ないし、それはドラマの展開としてアリなんだが、やはり主役の1人エレナ役のニーナがいなくなるなんて、
 ステファンとデイモンに翻弄された身としてはナンダカナーの展開で(あれ、そういやクラウス役のジョセフが好きなんじゃなかったですか?) だってー、イギリス俳優が好きなんだよー、好みなんだよー、発音もだしクールなアイドルはイギリス俳優さんならではなんだよー、だから「オリジナルズ」で勘弁してー(乗り換えたな;)

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 古くは魔女が恋薬として使っていたとされるらしい、だからこの香りを嗅ぐと恋愛中に近い反応を示すらしいよ、マジか?!そうか、ならヴァンパイアは長生きでも私は違うから、そこんとこ精査して答えを・・付けます(早っ!) ところで「MAJOR CRIMES ~重大犯罪課」のシーズン4が放送開始して数話たちますか、
 予告編に使われた誰か殉職した?みたいなシーンは、いまだありませんねー。まさか最終回とか言いませんよねー? ま、それでもコチトラ全く構いませんがね?すでにシーズン5の更新は昨年のうちに決まっているから、安心して見てられるし。と言う訳で、私の近況報告で始まりました「チェリエッタダイアリーズ」、

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 今日も最後までお付き合いください(好きですねー、聞きもしないラジオ風;) 4月21日にメデタく博多駅隣接してオープを果たした「KITTE博多」そしてその中にある「博多マルイ」。オープンしてからゴールデンウィークや博多祇園山笠など、他県からの来福者が沢山来店しているようですが、地元の方は一度は行かれたでしょうか?
 まさしく地元の私はすでに何度か行かせて頂いていますが、いまだ全フロアには行けずに、またの機会という感じ。今回はその中からかろうじて伺えたお店をご紹介したいと思います。全米No. 1の店舗数を誇る人気チョコレートブランド「ロッキーマウンテン チョコレートファクトリー(RockyMountain Chocolate Factory)」。

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 博多マルイ2階に博多初登場と思えないくらい静かに登場。しかし、その店の前を通れば立ち止まれずにはいられないインパクトたまけは半端ないショーケースの存在感。 まずはメインをはるスイーツはズバリこれです、目を奪うのもこれです。生のリンゴにキャラメルをコーティングし多彩なトッピングを施したジューシースウィーツ「キャラメルアップル」。
 まさかの丸ごとリンゴのキャラメル包み。いや、最初は私も「日本にもりんご飴あるっしょー」な意見に沿いたいところでしたが、手に入れてみて撤回。そんな甘い話ではない、いや、更に上をいく甘さの代物って意味です(確かに見た目からしてインパクト凄いですね)

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 まず「ロッキーマウンテン チョコレートファクトリー」について。1981年に創業者フランク・クレイルが、米コロラド州デュランゴのメインストリートに小さなチョコレートショップを開いたことから始まり、瞬く間に全米ナンバーワンの店舗数を誇る人気チョコレートブランドショップに。
 デュランゴにある53000平方フィートの自社工場から北米300拠点以上のショップに、品揃え豊富で高品質なお菓子が出荷されています?いやー、もう数字が100を超えると理解不能(少なっ;) 最近は分かりませんが、私がいた子供の頃のアメリカと言えば、チョコレートの概念はその後に過ごしたフランスとは全く違う。

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 更に言えば、日本のスイーツとの概念とも全く違って、繊細さよりインパクト。情緒よりインパクト、口溶け、喉越し、後味よりインパクト、これがアメリカンスイーツの醍醐味。カラフル、サイズ、スタイル、全てにインパクトのないスイーツに生き残る価値なしな風潮。だから、のちに過ごしたパリでの口溶け、喉越し、後味、見た目、感覚、プライド、プライド、プライド、プライド、プライドには勉強になりました。
 (何か壊れました?;) だからこそ、日本の個人個人に合わせた繊細な感覚、必要以上にカユイとこに手が行き届く気遣いは、自国ながら絶賛しちゃいそうになるが、とにかく昨今アメリカからのスイーツ来襲には行列店も出来、一概に全てがそうではないので誤解のないように。

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とにかく乾杯!夏の太陽に煌めくシャンパン特集

 多忙につきいくつものレストランレポートが延び延びになっている。お茶濁し的に最近自宅で飲んだワインをザッと挙げておこう。梅雨も明けいよいよ夏も本番、やっぱり毎日開けてしまうのはシャンパーニュになる。我が家は夫婦で20年以上ワインを飲んできたのでお互いの趣味が分かる。
 日常基本は妻の好みのワインを選び、妻が飲まない時は妻の苦手系のワインを開ける様にしている。とある休日のアフタヌーンシャンパンに妻が付き合わないと言うので、チャンスだとばかりにセラー室のRM棚からチョイスする(笑)「ダヴィッド レクラパール ラルティスト(David Leclapart L'Artiste)」だ。

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 モンターニュ・ド・ランスのトレパイユ村の3haから作り出すブラン・ド・ブラン。畑半分はネゴシアンに売却して、厳選した半分は醸造からビン詰めまで自ら行う(ビオディナミ農法)。この「ラルティスト(芸術家)」は所有畑22区画中2区画のみ、シャルドネ100%・樹齢30~40年。明示していないが単一年から生産している。
 裏ラベルに「L.V09」とあるのは、2009年の葡萄で作られたと言う事だ。2004年からはステンレスタンクに加えて古樽でも1次発酵、その後11~12ヶ月間熟成。2次発酵と熟成に36~42ヶ月。年間生産5000本。グラスに注ぐとややグレーかかったイエローが煌めく。

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 色だけ見ると黒葡萄もそれなりに入っていそうだがブラン・ド・ブランである。持続性のあるやや大きな泡がグラスの周りに残る。泡が酒質に綺麗に溶け込んでない様もRMらしくて面白い。香りの立ち上り方は控えめ。洋梨・青林檎・短時間コンポートした果実・キノコ・火打石・・時間と共に薄い甘露なニュアンスも奥に出てきた。
 ノンドサージュらしいシャープでいて、しかしまろやかな口あたり(マロラティック発酵あり)。心地よいミネラルの苦みも残る。この「ラルティスト」はホーロー樽とオーク樽(ルフレーブから購入)が50%ずつだが、樽のニュアンスはほとんど感じられない。最初は薄いかなと思うが、なめらかな口当たりから染み出る滋味深い旨味がクセになる。

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 享楽的ではないがじっくり向き合うと何か語り掛けてくるようだ。ただビオディナミが苦手な妻にテイスティングさせるとやはり今1つの印象。この他にも「アマトゥール(信奉者)」「アポートル(使徒)」と名付けた物もあり(新ラベルもそれぞれモダン)、その詩的な作り手の思想が味わいにも反映されているシャンパーニュと言える。
 2010年から作られた「ラストル ブラン・ド・ノワール」もリリースするなど、小規模生産者ながら目が離せない作り手の一人であることは間違いない。チェリ~がゲットして来た「エシレ・メゾン デュプール」の、エシレバターがたっぷり染み込んだ「マドレーヌ&フィナンシェ」と共に楽しめた週末の午後であった。

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 そう言えば前週平日に開けたのは「ジェローム・プレヴォー ラ・クロズリー レ・ベギン エクストラ・ブリュット(Jerome Prevost La Closerie les Beguines Extra Brut)」。ランス南西、プティ・モンターニュのグー村。立地的には恵まれないが、世界的に引く手あまたのRMが「ジェローム・プレヴォー」だ。昨年の「ノーマ・ジャパン(noma tokyo)」のディナーで、ワインペアリングの1杯目で供されたのも記憶に新しい。
 1987年21歳の時に2.2haの畑を相続し、アンセルム・セロスの愛弟子となり1998年からワインづくりをはじめ、1960年代に植えたピノ・ムニエの古樹からこの1種類「ラ・クロズリー レ・ペギン」だけを作り出す(2001年リリース)。「ラ・クロズリー」とは小さい農地と言う意味。

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 ジョローム・プレヴォーは自ら小さな畑を耕す。農民が一生懸命働いているという自分のイメージをワインの名前に託した。手作り感あふれるシャンパンは、薄いレモンイエローの中、極小のクリーミーな泡が盛り上がる。草・レモンの皮・熟した白い果実・スパイス・トースト・・分析すると外れて行くような独特なまとまりを持った香りに魅了される。なめらかな口辺りから果実の旨味が広がる。
 ドサージュは少な目だが(4g/l以下)、熟した果実の甘みと風味がふくよか。ピノ・ムニエ100%らしい味わい。ただこの1本は飲み進める内に前回よりも薄く感じ飽きてきた。ノンヴィンテージだが単一年の葡萄のみで作り、そして熟成期間も短い。それらが今の味わいに影響しているのだろう。

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 一緒に購入したボトルはセラー室でゆっくり寝かせて、数年後に楽しみたい。この日のスイーツはチェリ~がゲットして来た「ロッキーマウンテンチョコレートファクトリー」の丸ごと林檎「ロッキーロードアップル」!こちらは迫力の食べ応えだった。さて~、その翌日に開けたのは「ボランジェ R.D.(Bollinger R.D.) 2002年」。
 早い時間から夕暮れに差し込む光を感じながらゆっくりと開ける。1829年創業、1884年から英国王室御用達である「ボランジェ」。プレステージの「ラ・グランダネ」通常良く開けているが、この長期熟成の「R.D.」は久しぶりだ。映画「007 スペクター」にはこの「R.D. 2002」が登場していた。

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 誕生50周年と言う「R・D(レサマン・デゴルジェ)」つまり最近の澱抜き、出荷直前に澱抜きされたものだ。今回はシャルドネが良くピノ・ノワールは60%と少なめと言う。薄めのゴールド、泡はほとんど立たない。熟したシードル・蜜を垂らしたフレッシュな林檎・黄桃・ナッツ・シナモン・・
 香りの立ち上がり方は予想より穏やかで、あれっ?と言う感じ。樽香は溶け込みスムーズな酸味の大人な飲み口。ミネラルの塩気や苦みが余韻に交差する。全体的に閉じ気味・・ただいつもの様にグラスを変えていき、2時間半後の白ワイングラスで味わう頃には、洋梨・クレームブリュレ・中間的なオイリーさも出て来た。

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 「ボンドじゃないけど無理やりね~、これならジローやセロスの方が良いわ」と、今ではすっかり酸化したシャンパーニュも好きな妻には今一つだったようだ。昔は「R.D.」でも濃い!と言ってステンレス派であった妻。お互いの好みの変遷やワインの思い出についてあれこれ語り合う楽しい夜となった。
 と言う事で妻の希望により翌日開けたのは「ジャック・セロス V.O.ヴァージョン・オリジナル エクストラ・ブリュット(Jacques Selosse Extra Brut Blanc de Blancs Grand Cru V.O)」。生産平均わずか3600本。RMの代表と言えるセロス、これは醸造所のあるアヴィズ、クラマン、そしてオジェから収穫されるシャルドネ100%のブラン・ド・ブラン。

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 デゴルジュマンは2014年4月。細かな泡はスーッと溶けていく。洋梨とリンゴのコンポート・黄桃・・ノンドサージュらしい緊張感ある味わい。ブラン・ド・ブランの清廉さとミネラル感が引き締まった骨格を形作る。ノンドセでも熟した甘さを感じるのは葡萄を完熟させているからだろう。2年経っている事もあり、味わいはかなり落ち着いている。
 時間と共に黒トリュフのように妖艶な香りが白ワイングラスから立ち上る。いつもながら飲み飽きせず、いつまでも飲み続けていたいと思わせるシャンパンであった。合わせて楽しんだのは、パルマ産生ハムで巻いた完熟の「宮崎産マンゴー」。甘さを補う感じで太陽輝く夏を味わった。

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欲のなせる技「ククルザポップコーン」&「バターポップコーン」

 トータルIQ700の天才チームが最新テクノロジーと頭脳を駆使して難事件に挑む、痛快犯罪捜査エンターテイメント「スコーピオン(SCORPION)」が帰ってきたじぇーい!やっとですばい、やっと、やっとですばい、ずびずび(こんにちはチェリ~さん、まさか鼻水;) 主役の天才君ウォルター・オブライエンを演じるエリス・ガベルきゅんが、
 回を追うごとに丸みを帯びていったことは微妙に複雑な心境だったけど、あの濃い顔でクールな対応、天才設定に見合う混沌とした状況でも、ある一定の答えを導き出すウォルターきゅんが好きでありんすアチキ(そりゃ良かった、確実に設定ですけどね;)

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 そりゃそうだ、「クリミナル・マインド FBI行動分析課(Criminal Minds)」のリードきゅんも「メンタリスト(The Mentalist)」のパトリックも設定ですよ?(ご存知でしたらか、本気で安心しました;) そりゃーイケメンな天才で、更に大活躍、そしてクールに時には空気が読めないくらい正解にしか導けない痛々しい天才きゅん達が大好きですよ?
 (あー、やはり別の意味で心配です;) IQ197のコンピューターの天才ウォルター、天才行動心理学者のトビー、メカの天才ハッピー、天才数学者シルヴェスターという「トータルIQ700」を誇る4人組をはじめ、シングルマザーのペイジと、その息子で天才児のラルフ、

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 さらには堅物ながら男気では誰にも負けない国土安全保障省の捜査官ガロと、イケメン天才きゅんが好きで最近瞳がますます輝くチェリエッタ、彼らが構成するチーム「スコーピオン」はスーパー!ドラマTVにて7月26日よりシーズン2が放送開始!ついでにアメリカではシーズン3も制作決定(てか勝手にメンバーに加わらないで下さい;)
 さて、マジで暑いです、明日午前4時59分から「博多祇園山笠」のクライマックス追い山ですよ。今年は梅雨明け前に35・36度を叩き出し、どこかでは38度? いやそりゃ地球が壊れてるよ、誰かメンテはできぬか? 人間が快適と感じれば感じるほど地球は青さを失うのかね? 最近アタシが青さを失いかけてるのは民が楽をしているからか?

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 (何の話?;) いかん、これこそ暑さで脳に損傷が出来たか、精神に闇をきたしたか、身体的に突き刺さる試練のなせる技か、分かった戯言を並べるくらいなら、ワラワはひとまず胃を何かしらで満たしてみようホトトギス(はー;) だからって選んだわけじゃないんだが、これって年中いけるんですね?
 夏はアイスに、冬はホットチョコレートと?ま、そのままでイケるんではないか、ご紹介いたしましょ。泣ける話なら私に聞きなでおなじみ、三派うろこさんです。
三派「どうも、暑い暑いは他所でイイな、でおなじみの三派うろこです」(どんだけおなじみフレーズがあるんですか;)

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三派「やはり戯言には片手がカラだと寂しいザンスと昔から申しますように、いざとなったら何とでもなる、それがポップコーン」(そ、そうなんですか?;)
チェリエッタ「確かに、口寂しい夜なんて夢どころか眠れず自律神経崩壊真っしぐらですよぱいせん」(おい;)
三派「だから軽々しい食べ物が世界には存在するんです、それがポップコーン」
チェリエッタ「あー、軽々しいポップコーン」(縮めるとこオカシイから;)
三派「そう軽々しいポップコーン(えー;) ポップコーンといえばトウモロコシがパンパン言わされて、なんとかこうにかな産物(いやいや、言い方がオカシイ;) しかし、昨今は何故か映画館を飛び出し・・」

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三派「世界のスイーツランキングに躍り出ては貴重な存在にさえなっている、あーなんてこと」(大げさな;)
チェリエッタ「も、申し訳ありません!時には世間の流れに身を任せ、地球を泣かせる結果につながったかもしれない行いを許してつかーさい!」(今日は大丈夫でしょうか?;)

三派「泣くな我が民よ、今日は癒しにもなるトウモロコシをポップコーンという姿に変えた魔物に取り込まれてみようではないか!」
チェリエッタ「時には溺れてみようホトトギス、ですね?」(消えてもらえませんか?;)
三派「まずは外来種からのメッセージ『ククルザポップコーン(KuKuRuZa popcorn)』をピックアップ。ポップコーン専門店として、日本1号店「ククルザ ポップコーン 表参道ヒルズ店」をオープン。当時はポップコーンブームなさなかに来日を果たしたので、表参道には行列だったね、民が」

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待った無し子の「ピエール・マルコリーニ」&ド定番次世代「空いろ」参戦。

 とうとう夏のセールですよ!待った無し子の駆け出しはヨーイドンより数秒手前です。こんにちは、チェスミンが最近、増速中だと聞いていますが、原型はこちらです・・のチェスミンです(こんにちはチェリ~さん、菌みたいに聞こえてますよ;)
 ですがね、それと同時に秋冬の予約も始まりましたからね?この時期に秋冬モノを見せられると、何でもかんでも可愛く見える。ありゃ、セールなんかに飛びついてる場合じゃないぞ?こりゃ、予約をばせなならんばい(あんだけセール漁れば十分です;)

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 今年は何だろね、いつにも増してピンクピンクピンクなイヤーだったな。ワンピもシャツもキャミみ、気づけばクローゼットがピンクで汚染されてる。いかん、何かしら対策をせねばならぬ(確かにピンクが多め?) はいはいはい、分かりました。着ましょう、着倒してやりましょう。そして着崩し、着やがれ、着追われましょう(ダメじゃないですか;)
 だからって夏はこれから。既に博多の夏は「祇園山笠」が始まりましたからね、これが終われば逃げても逃げも隠れも出来ないサマーが焼き付けてきちゃいますよ(確かに山笠が1つの季節の区切りですね) だからってスイーツ界には服飾界のようなセールはあまりない(あまり?)

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 いや、何故か今年は博多阪急が食品売り場でセールなイベントをやってまして・・・、セールの文字入りロールケーキや、セールなるアルファベットのトンカツなど、為せば成るよ、ほら、ナニゴトもね?みたいな(イケメン風に言いました?;) だからって、それ自体は通常のセールには値しないので。
 とりあえず博多弁で言うところの「見らんかったことにしちゃるけん」的スルーで(見なかった事にするんですね;) だから、そう言った(ですね;) だからってスイーツ自体は夏だからってスルー出来ない。更に言えば、猫も杓子もショコラじゃ夏は負けるからと、昨今のスイーツ界アイスやカキ氷に担ってもらおうとする店が続出。

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 あげくにパン屋でさえ需要があるからとパンにアイスをサンドした夏商品を提供。マジっすか?マジっすよね、分かってます。色んなモノに挟まれるアイスは、さぞかし美味しいですよ。需要も鰻上りだし、アイスを提供しないなんてスイーツ界に置いてかれるんでしょう。分かりました、どうぞ何なりとアイスを挟んで下さい。
 テイクアウト出来なくても、その場で食べれば済むんですから。持ち帰りが出来たとしても、せいぜい1時間か2時間、出来れば早い方が良いに決まってるから、急ピッチで移動してください。しかーし!アタシは残念ながらアイスクリームもカキ氷とも、お付き合いがございません。

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 この、夏ならではのハードルに毎年「ショコラよ、負けるんじゃない」と、声にならない声を秘め、アタシは手に付く溶けたチョコレートを愛おしく舐めながら、早く秋よ、早く秋よと・・(分かりました!長い、無駄にアイスクリーム談義が長いです;) と言うわけで、今回ご紹介するショコラブランドもアイスクリーム抜きでご紹介します(でしょうね;)
 そんなハードルをもろともせず、傍らアイス系をガッツリ丸無視したアタシにもド定番を提供してくれる店、それが「ピエール・マルコリーニ(Pierre Marcolini)」(マルコリーニさんでは、アイスクリームはもちろん、アイスドリンクもガッツリ提供されてますよね?)

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 はいはい、されてます。そこをかいくぐり今回ご紹介するのは、それでも夏だから美味しいのよ「ギモーブ ショコラ(Guimauve Chocolat)」。だいぶ日本でもギモーブがマシュマロだということは認識されたと思うけど、バニラビーンズの上質な香りのギモーブに、ビターチョコレートをコーティングした、これまたマルコリーニの最近のド定番スイーツ。
 パリッとした薄いチョコレートの中にふわふわの食感が、暑い夏でも適度な糖分補給に持ってこいの1620円だよ、買った買った!(薄いチョコレートなのに、主張は十分ですよね) 十分とはこう言うコト「ロシェ レ(Rocher Lait)」。クラッシュアーモンドをローストしミルクチョコレートでコーティング。

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 至ってシンプル、ほどよくシンプル、マジでシンプル。しかし、口に入れてからの暴れん坊将軍ばりの四方八方な主張っぷりはクラッシュされたアーモンドの仕業。忘れられずにもう1個!はい、2527円です(結構なお値段で) カジュアルをなめたら困りますよーお客さん(はー;) お次は良いとこの子「マルコリーニ ダックワーズ(Marcolini Dacquoise)」(どういうこと?)
 ナッツで作られたふわりとした食感のダックワーズに、たっぷりのチョコレートクリームがサンドされているんだけど、誰が食べても分かる質の良さ。これは残念ながら年齢制限を設けることをお勧めします、あ、ならアタシ食べられないじゃん!(何歳に設定するつもりで?;)

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恵比寿「ガストロノミー ジョエル・ロブション」で爽やかな夏を満喫す

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 宿泊先の「アマン東京」から車を走らせたのは、我が家お馴染み恵比寿のシャトーレストラン「ガストロノミー ジョエル・ロブション(Joel Robuchon)」だ。城の1階「ラ ターブル ドゥ ジョエル・ロブション(LA TABLE de Joel Robuchon)」のテラス(シャトーガーデン)にはオレンジ色のパラソルがいくつも見えて来た・・ハウスシャンパーニュ「ヴーヴ・クリコ」イベント中との事。
 1階エントランスでは松澤剛レセプションマネージャーがいつもの優しい笑顔で出迎えてくれ、エレベーターで2階まで案内してくれる。平日の夜と言う事もあり満席ながらも落ち着いた風情、ガラディナーの高揚した特別な夜は当然良いが、こういった普通のデートな夜もやはりここは楽しい。

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 いつものテーブル席に座り、ベテラン原田聡メートル・ド・テルや神田敬市メートル・ド・テルと挨拶。サービス担当は妻のお気に入り村林篤メートル・ド・テルだ。さて、まずはシャンパンで乾杯といこう。いつもの事だが「ヴーヴ・クリコ以外で何かグラスはないかな~?」と妻のワガママなリクエスト(笑)
 矢代愛美ソムリエールがさっと出してくれたのは「G.H.マム ブラン・ド・ブラン マム・ド・クラマン グラン・クリュ(G.H.MUMM Blanc de Blancs Mumm de Cramant Grand Cru)」。ラベルの赤いリボンはフランス勲章「レジオン・ドヌール」モチーフで、かつてはF1の公式シャンパンだった事でも知られている。

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 「G.H.マム」を自分でチョイスする事はないので、ある意味新鮮だ。しかもこれはメゾン誕生130周年を記念ボトル。1882年最初買った白葡萄畑、そして最初に買ったグラン・クリュ白葡萄が「クラマン」と言う事で、特別な思いを込めてエチケットにその名を刻んだとの事。
 「G.H.マム」は現在畑218haを所有(主として8グラン・クリュ、アイ/ブジー/アンボネイ/ヴェルジー/ヴェルズネイ/アヴィーズ/クラマン/マイイ・シャンパーニュ)し、所有畑の葡萄25%と外部葡萄栽培農家の葡萄75%から造られる。当然ながらこの「マム・ド・クラマン」はクラマンのシャルドネのみで造られている。

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 短い熟成期間のため酸化熟成のニュアンスは感じられないが、4.5気圧に抑えることでクリーミーさを表現した。オレンジ、レモンの皮、爽やかながら苦味が残る。こじんまりと薄めであるがチャーミングな味わいにほっとする。そんな1杯を楽しんでいる所に信国武洋ソムリエが登場する。
 現在ロブション全店のワインを統括する立場上、最近は他店舗へ出ている事も多いとの事だが、この日は我が家の為にわざわざこちらへ出てくれていた。ワインリストを眺めながら、ワインの他にも近況など色々語らう。ところで料理だが、しばらく前からコースの仕立てが変更した。

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 「メニュー・デギュスタシオン」や最近ロブションシェフが提唱する野菜コース「メニュー・ベジタリアン」に加え、前菜・メインの数でコースをチョイスできる「メニュー・プリフィックス」が出来た。好みのプレートをチョイス出来るので、自分の味覚・好みの傾向が分かっていれば外す確率が減るだろう。
 と言う訳で「メニュー・プリフィックス」Aコースを頂こう。我が家の過去データを知り尽くしている村林メートル・ド・テルと話しながら選んでいく。そこへ運ばれたのはアミューズ2種。まずは「ラングスティーヌ 軽くて香ばしいゴーフレットに」。手でカジュアルに頂く手長海老のワッフル。華やかな盛り付けだ。

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 熱々のワッフルの中にはホワイトソースとチーズが絡み合い、トロリ溶け出てくる。香りの余韻が長いいかにもフレンチらしいアミューズに早くもテンションが上がる。ここでパンワゴン(ボルディエバター)も運ばれる。2つめのアミューズは、前月ロブションが来日していた時の新作と言う「キャビア アンペリアル ミモザ風味」だ。
 玉子を中心に可愛らしい仕立てで妻も「乙女チックね♪」と嬉しそうだ。パセリソースの上に鎮座する玉子は、黄身ををくり抜きマヨネーズソースとキャビアを潜ませた。上にも同じソースを重ねた。フレンチらしい濃さだが、酸味でバランスを取りさっぱりと仕上ている。

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 と言う訳で前菜一皿目としてお願いしたのは「グリオットチェリー ガスパチョ仕立てにし、リコッタチーズのグラスとピスタチオを浮かべて」。深いピンクレッドに白いリコッタが美しく点在する。艶かしい甘さと酸味が季節にぴったり、リッチな舌触りでクセになる旨さだ。見た目多いかと思ったが(ワイン以外の水分は食事中余り摂取しないので)スルスルと収まっていき驚く。
 グランメゾンらしく上品に昇華させたガスパチョの一つの完成型だろう。では信国ソムリエに白ウィンをグラスでお願いしよう。ここはワインの塔、「ガストロノミー ジョエル・ロブション」ではグラスワインも十分に楽しめるのが特徴だ。

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 プレートに合わせたワインペアリングも、やはりワインの品質がなかなか満足できるレストランが少ない。年齢を重ねるにつれ量ではなく質を求めるようになる。そんなワインラバーにとっては、ここ「ガストロノミー ジョエル・ロブション」は随一だと言える。信国ソムリエが出してくれたのは爽やかミントグリーンのラベル、ボルドー「シャトー・コス・デストゥルネル ブラン(Chateau Cos d'Estournel Blanc) 2012年」。
 初リリースは2005年、サンテステフの畑2.3haから年に4000本という「幻の白」だ。ソーヴィニヨン・ブラン77%、セミヨン23%。中でもこの「2012年」はパーカーポイント最高点とか。グラスに揺れる美しいレモンイエロー、厚みありつつもサッパリとした飲み口はこの蒸し暑い時期にピッタリ。

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 爽やかながら飲みごたえある1杯だった。さて次の前菜に選んだのは何度となく食べた定番「ラングスティーヌ ラヴィオリにし、ちりめんキャベツを添え、黒トリュフをあしらって」。原田メートル・ドテルも「個人的に外せない一皿です」と言っていた。
 プリッとした食感から甲殻類の身がむっちりと弾ける。トリュフのリッチなソースは濃厚でいかにもロブションフレンチに戻ってきたな~と感慨深くもなる味わい。ここで選んだパンが焼かれて運ばれる。マイナーチェンジした「イカスミのミルクパン」や「アンチョビのクロワッサン」などを楽しむ。

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博多祇園山笠と「ルイ・ヴィトン 2017春夏メンズ」で今夏スタート!

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 700年以上昔、施餓鬼棚に乗って祈祷水を撒き疫病除去した・・それを起源とするのが博多を代表する夏祭り「博多祇園山笠」。通常7月1日から山笠期なのだが、今年はライオンズクラブ国際大会に合わせて、先週末から既に「飾り山」が一般公開されているわ。写真はJR博多シティにある九番山笠の表「猛将幸村夏之陣」。
 街には水法被に腹巻と締め込み姿の男衆を見かけ、15日明け方のフィナーレ「追い山」の桟敷席券は開始15分で完売するなど、既に盛り上がりを見せている博多。今年は初となる山笠公式キャラクター「博多祝めで鯛」も登場したのよ♪ まだ梅雨真っ盛りとは言え「山笠」が始まると一気に夏の気分になるわ。

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 6月半ばから始まる行事や神事も色々あるけど、やはり7月1日の「注連下ろし」「ご神入れ」「当番町お汐井取り」から9日「全流お汐井取り」、10日には「流舁き」で舁山が動き出し11日には「朝山笠」「他流舁き」、12日は「追い山ならし」で13日は「集団山見せ」。14日はいよいよ「流舁き」で15日早朝にクライマックスの「追い山」になる。
 ちなみに福岡市の要請で1962年から開始した「集団山見せ」は、商人の町「博多区」の祭である山笠が、福岡城下「中央区」にお披露目に来てくれる行事。明治通り・呉服町交差点から天神・福岡市役所までの約1.3km。この時は福岡県知事・福岡市市長・JR九州社長・銀行取締役など知名士が台上がりを務める。

 とまぁそんな最中、我が家ではパリ「パレ・ロワイヤル」コレット広場で行われた「ルイ・ヴィトン 2017年春夏メンズコレクション(Louis Vuitton Men's Spring-Summer 2017 Fashion Show)」の生中継を楽しむ(笑) お馴染みのメンズ・アーティスティック・ディレクターのキム・ジョーンズ(Kim Jones)による今回のコレクションは、
 「アフリカ」からインスピレーションを得、ルイ・ヴィトンの歴史を踏まえた回帰と言う事。アフリカらしくサイやライオンなどキムくんお得意のイラストが多く登場。キリンのセーターやキリンのクリアトランク!?シックなゼブラ柄やクロコダイルなどワイルドなのにとってもエレガント、かついつものキムくんらしい細身で美しいパンクスタイル。

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 ルイ・ヴィトンによると「手の込んだ贅沢なテキスタイル、エキゾチックな革や多彩なアニマル・プリントなどを随所に取り入れています。多くのアイテムがサバンナ・ブリーチの色合いを纏い、ジャケットにはサハリエンヌなディテールが施されています。アフリカのハンドクラフトがフランスのサヴォアフェール(匠の技)と、どことなく共通しているのも魅力の1つです」との事。
 なるほどおっしゃる通り、思えばキムくんの色んな得意要素が纏まった集大成的美しいコレクションね。あそうだ、これに合わせてニュースになっていたのは、キムくんが藤原ヒロシ氏とコラボしたらしいカプセル・コレクション。

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 7月6日に伊勢丹新宿店メンズ館1階に登場する限定ストアね。そう言えば昨年も同ポップアップストアでキムくん「ルイ・ヴィトン×ネメス」をやっていた。内装は藤原氏によるコンセプトストア「ザ・パーキング銀座(THE PARK・ING GINZA)」と同様の空間だそう。コンクリートやフロストガラスを基調としたモードな世界ね。
 今季注目の新ラインと言えばブラックの陰影がカッコイイ「モノグラム・エクリプス」。ここでは「フラグメントデザイン」との限定コラボとして登場する。キムくん曰く「違ったアングルからコレクションを表現してみたい」との事。ただでさえ「2016-17年秋冬」は気になるアイテムが多い、更に増えてワクワクするね♪

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シンガポール戦隊「ティラミスヒーロー」待たせたな!

 以前にもお伝えした、もしディズニー・キャラクターに子孫がいて、10代だったら?という発想から誕生したディズニー・チャンネルのオリジナルムービー「ディセンダント(Descendants)」。その続編が出来るらしいから、アタシもアリスに子供って役で出てみようと思っているチェスミン・パンドラバンクですコンニチハー
 (こんにちはチェリ~さん、全くオファーは来ておりませんけどね;) この「ディセンダント」は「眠れる森の美女」の邪悪な妖精マレフィセント、「101匹わんちゃん」の悪女クルエラ・デ・ヴィル、「白雪姫」の女王イーヴィル・クイン、「アラジン」の卑劣な右大臣ジャファーという、ディズニーでお馴染みの悪役たち、

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 つまりディズニー・ヴィランズの子供をメインキャラクターにしたミュージカル。続編では、オリジナルキャストでアタシの好きなダヴ・キャメロン、キャメロン・ボイス、ブーブー・スチュワート、ソフィア・カーソン、ミッチェル・ホープは引き続き出演。監督のケニー・オルテガ、脚本家のサラ・パリオットとジョーサン・マクギホンも続投するみたい。
 そして新たなヴィランズの子供として、「リトル・マーメイド」のアースラの娘ユマをチャイナ・アン・マクレイン。そのほかには「ピーターパン」のフック船長と「美女と野獣」のガストンの子供も登場するとか? ガストンの子供って、相手は誰だ?

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 既に前作で「美女と野獣」の元ビーストとベルの子供が素敵なプリンスとして登場してる訳だし、やはりガストンの子供なのだとしたら、一悶着あっても良いわよね?(そ、そうですね;) ならやっぱりアリスの子供で・・(全く関係ないから;) 分かりました、フツーに「アラジン」のジャスミンの子供で・・
 (えっと、その場合はアラジンとジャスミンの子供なんですかね?) この次回作はいつ頃見れるのかな?待つわよ?待つけど、よく来年の年末公開!とかを前年度の春に宣伝する映画あるけど、俳優のクランクイン前に言われても忘れるー(た、確かに;)

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 それくらい待つわよ!って人にはぴったりなスイーツをご紹介しちゃいます。シンガポールの大人気ティラミス店「ティラミスヒーロー(THE TIRAMISU HERO)」!名前からしてヤバイ。聞いた当初は、おふざけで日本のディセンダントちゃん達が始めたお店かと思ってたら、東南アジアの主権都市国家かつ島国で、
 マレー半島南端、赤道の137km北に位置するシンガポール共和国のスイーツらしいじゃないですか?!(詳しくどうも;) 「ティラミスヒーロー」は、2013年にシンガポールにオープンしたティラミス専門店。香り豊かなエスプレッソと、最高級のリキュールを使った贅沢な大人の味わいが特徴のイカしたヤツ。

 見た目も瓶に入れられている時点で瓶詰めティラミス、瓶詰めヒーロー(どういうこと?;) 瓶詰めグルメと言ったら、瓶詰めサラダや瓶スムージーとか一昨年から流行りだしたけれども「ティラミスヒーロー」がダントツの人気なんじゃない? サラダやケーキなんかの瓶詰めは、ある意味定着したり、やっぱり瓶が面倒だったり重かったりしたんでしょうが、
 オシャレでしょー?インスタ向きでしょー?セレブを席巻してるからアナタも巻き込まれたいんでしょー?的な感じを「ティラミスヒーロー」からはプンプンまだまだ受ける(そうですか?;) なんですかね、通販だと4ヶ月待ち?マジで?

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 春の入学なら夏休み突入しちゃいますよ?秋なら年またぎますからね?(他に例えはなかったのか?;) ちなみに瓶に描かれているアントニオちゃんは「おいしいティラミスを世界中に届けることを夢見るローマの野良猫」なんだとか? アントニオ、どうしてあにゃたはアントニオなにょ?(ウザい;) いやー、しかしやっぱりですよ、インスタ人気でも基本の「ママヒーロー」が1番人気らしいじゃないですかー
 (ママですか、なら2番人気はパパ?) おいおいおい、おったまげを現実でおやりになるアントニオたんよ(え?私?) チッチッチッですよ、今現在販売されてるで、あろう商品は「ママヒーロー」「チョコヒーロー」「レモンヒーロー」「抹茶ヒーロー」「ラズベリーヒーロー」で、各種1個734円なーりー(あ、ないんですね、パパ;)

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 まず「ママヒーロー」は、シンガポールでも一番人気で、アントニオちゃんの大好きな瓶に、新しい味のティラミスを詰め込んだんですって。見た目はフツーのティラミスの層とは異なり、スポンジとクリームが別々に感じながら食べられるティラミス。
 全く苦くなく、かといって甘すぎず、だからって何か主張があるわけでもなく、後を引くというより、お疲れ様でしたってお辞儀し終了(どういう意味?) 他には「レモンヒーロー」。ティラミスのホワイトクリームに、フレッシュレモンがたっぷりで、さわやかな甘さの新感覚のティラミスなんだとか。

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アマン東京「アマンスイート」で初夏のシンプルステイ

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 梅雨なのに快晴猛暑の日、またしても向かうは超高層ビル大手町タワー上層部にある「アマン東京(Aman Tokyo)」。2014年末にオープンした、アマンリゾーツによる世界初の都市型ホテルね、今年は早春にも来たしもう数回目の宿泊になる。ホテルの車付け・エントランスはまるで洞窟に入ったような静かな世界。
 横には「大手町の森」の木々に囲まれるカジュアルフレンチダイニング「ザ・カフェ by アマン」もあるわ。エレベーター前の土壁アート(左官技能士・挾土秀平)を横目に33階「ガーデンレセプション(中庭)」へ。設計はオーストラリアの建築家ケリー・ヒル(Kerry Hill)、相変わらず圧巻の障子天井を見上げる。

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 そう言えば「ルイ・ヴィトン」メンズのアーティスティック・ディレクター キム・ジョーンズ(Kim Jones)は、昨年に続き4月来日の際もこちらに泊まっていた。その少し前に来日していたレディースのアーティスティック・ディレクター ニコラ・ジェスキエール(Nicholas Ghesquiere)もそうだったね。
 黒い玄武岩のフロア中央には流水に浮かぶ生け花。この日は大きなドウダンツツジが揺れて涼し気、新緑鮮やかで初夏らしい風情よ。その周りには玉砂利の小庭や陶芸(服部将己や星野聖など)も見える。奥には「ビジネスセンター」「ライブラリー」「シガーバー(フュモア)」。

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 前回もそう思ったけど、とにかくフロア全体に人が多く賑やか、何といつもの「ウェルカムドリンク」もなく客室に直接案内される?!大人気長期予約待ちの「ブラック・アフタヌーンティー」が、「ザ・ラウンジ by アマン」だけでなく繋がるロビーエリアにまで拡大されてしまったよう。ここはもう宿泊者が寛ぐ場所ではなくなったのかもしれない。
 思えば昨年12月付で総支配人が交替し、「ザ・リッツ・カールトン大阪」総支配人だったマーク・ハンデル(Marc Handl ハワイ生まれ日本育ち)が就任しているし、「ザ・レストラン by アマン」もこの春から料理長が交替し、ヴェネチア「バウアー ホテル」料理長だった平木正和シェフが就任してイタリアン(ヴェネト料理)になった。

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 既に前回朝食の味の変化に気付いていたので、今ちょうど色々変革中なのかもしれない。担当嬢と共に宿泊者専用エレベーターに向かう。ファブリックに覆われた鍵は最新セキュリティでエレベーターでもかざすタイプ。全84室、前回は上から2番目のスイート「コーナースイート(121m2)」に、それまでは上から3番目のスイート「スイート(146m2)」に宿泊していた。
 よって今回はいよいよ最上スイート「アマンスイート(157m2)」に宿泊する。先日泊まったアンダーズ東京「アンダーズ スカイ スイート」や、グランドハイアット東京「プレジデンシャルスイート」・パークハイアット東京「プレジデンシャルスイート」などと比べると、東京のホテルの「最高スイート」にしてはかなりお安くイメージも違う。

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 柔らかな間接照明の静かな廊下をぐるっと抜けかなり奥まった部屋に入る。花崗岩や玄武岩が使われた玄関にはスツールとスリッパ(靴を脱ぐ)、ラックには傘も掛けてある。玄関を中心に左にリビングルーム、右にベッドルームとくっきり2部屋に分かれて、いつもと全く同じ間取り。ん?驚くほど全く同じ造り・・
 「コーナースイート」同様角部屋なので二面の窓に広がる眺望が楽しめる。「コーナースイート」は眼下に丸の内のオフィス街と左手に東京スカイツリーだったけど、ここ「アマンスイート」は眼下に皇居外苑の森と右手に東京スカイツリー・・なんだけどすぐ目前に「大手町フィナンシャルシティ」のタワーが建ちはだかったりもする。

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 方角的なカテゴリーなので「コーナースイート」より下階であっても室料は数万円違う、う~んなかなか分かりにくいかも。インテリアも他の部屋同様ハリギリ・クリ・楠などを多用したシンプル和モダン。「リビングルーム」には手前からグラス類やネスプレッソが収納された、マイクロウエイブもあるパントリー。バーカウンター下にはミニバーとワインセラーがある。
 入っているアルコール類とオリジナルジューズ以外は全て無料、種類も豊富。富士山麓標高840mで採水された「富士ミネラルウォーター」は、シンプルな「AMAN tokyo」のロゴパッケージ今までの部屋と何が違うのかと思ったら、部屋中央にあるダイニングテーブルが6人用だった!

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新緑美しい京都、「ラ・ビオグラフィ」で爽やかにランチデート

 梅雨の京都は雨に濡れて新緑が一層美しい。定宿「俵屋旅館」から向かったのは北区紫野にある京都五山の一つ「大徳寺」。一休和尚が復興させた臨済宗大徳寺派の大本山だ。別院2ヶ寺・塔頭22ヶ寺のうち拝観できるのはわずか、敷地が広大なので来る度に迷っている気がする。
 大徳寺通りの総門から入って「勅使門」「三門」と来て「仏殿」、お向かいには「三玄院」があり石田三成の墓がある事で知られている。そうそう戻って「三門」2階の金毛閣と言えば、千利休が自分の像を置いたため豊臣秀吉から切腹を命じられたんだった。

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 そんな話をしながら進んで行くと「法堂」から大きな太鼓や読経が聞こえて来た。この数時間後にはここで「音禅法要」なるものが行われるらしくリハーサルだろうか、迫力の音が響き渡っていたのでしばし聞き入る。毎年行われているイベントの様だが、今年は「熊本地震」で亡くなった方々の四十九日法要も含めての事だと聞いた。
 「法堂」を過ぎて奥に行けば「唐門」や方丈建築・枯山水で有名な「大仙院」などがあるが、私達は手前の角を曲がる。秀吉が織田信長の菩提を弔うために建てた「総見院」を越え「高桐院」に向かった。実は総門からは結構な距離があり妻は不満げ(笑)

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 すぐ近くにいたフランス人カップルもそうだった様で「高桐院はどこか」と聞かれる。と言う訳で女性陣を促しつつ一緒にそちらへ進む・・道すがらの竹林が涼しげで何とも美しい景色は見る価値がある。やっと見えて来たのは久しぶりに訪れる「高桐院」、細川忠興が建立した細川家菩提寺だ。忠興とガラシャ夫人の墓がある。
 見所は竹と楓に挟まれ青苔が広がる中に、真っ直ぐに延びる凛とした参道、JR東海「そうだ京都、いこう」2010年初夏のポスターにもなった。孟宗竹の柵も風情だ。ここは新緑だけでなく、紅葉や雪景色も格段に美しい場所。スピルバーグも絶賛したらしいが(笑)

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 「高桐院」には利休邸を移築した「書院」があり、加えて秀吉の茶室を移築した「松向軒」もあり、人が少ない静かな時間帯にゆっくり見て回るのが良いだろう。と言う事で本題へ、腹ごなしをしてから車を走らせるは(戻ると言った方が良いか)、御池通から入った衣棚通すぐの「ラ・ビオグラフィ(La Biographie)」。
 「京都ブライトンホテル」から独立した滝本将博シェフが2011年にオープンしたフレンチレストランだ。スイスのホテルやパリ「アルページュ」での修業もある。今年始め、フランス政府認定 ・世界のトップレストラン1000「ラ・リスト(La Liste)」で、京都唯一のフレンチとして527位にランクインした。

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 外観と受付エリアでは古民家を改造したこじんまりと風情だったが、廊下を抜けダイニングに入ると一気に視界は開け、すっきりモダンで何とも面白い造りに思わず見渡す。日光が燦々と降り注ぐ小さな中庭には浅いプールと紫陽花、小鳥が水と戯れている。庭を囲む様にコの字型のガラスこちらに3テーブル席、ダイニング奥に1個室があるのみ。
 基本的にそれだけしか予約を取らないと言う事でゆっくりした空間になっている。店の前の道路が突き抜けてないので、車の量も少なく祇園祭の日でも静かと言う。元々の建築を生かしながらも京都らしくない内装デザインに、妻はとても興味津々だ。まず運ばれたのは「春のアロマ2014」。

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 木の香りを移したミネラルウォーターとの事で驚く。「檜の皮をチューチュー吸っているみたいな?」と妻、檜のしずくでアロマ効果と言ったところだろうか・・意外にもピュアなスタートに、まずはシャンパンをクイッと行くつもりだったので一瞬戸惑う(笑) 加えて切り株に乗せられた「ミニサブレ」もやってきた。やっぱり予定通りにシャンパーニュをお願いしよう、
 ワインリストから選んだのは「ルイ・ロデレール クリスタル・ブリュット(Louis Roederer Cristal Brut) 2002年」。1776年創業「ルイ・ロデレール」、優良年にのみ造られるプレステージ・キュヴェ「クリスタル」は我が家でも登場頻度は高い。今春にはお花見として「ルイ・ロデレール クリスタル ロゼ 2007」を開けた。

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 ゴールドのラベルはロシア皇帝アレクサンドル2世を顕す。クリスタルガラスのボトル(平底)に揺れるゴールドの泡はランチデートにピッタリだ。妻も光に透かして喜んでいる。思えばこの同「2002年」は4年前5年前に開けているので、その後の変化も興味ある。
 クリスタル専用畑は約60ha強で生産量は30万本程度。シャルドネ40%、ピノ・ノワール60%。6年熟成させデゴルマンジュ後も8ヶ月安置させる。2002年はシャンパーニュに必要な全ての条件が出揃ったと言う程環境に恵まれたとの事。

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 猛暑や日照り続きに悩まされる事もなく全体を通して暖かで、生育期間中は多少の雨不足に見舞われたものの、冬は非常に穏やかな気候となったそうだ。蜜の奥に仄かなシェリーが統合した美しい香り。ただ最初にやや気になる香り??があったがやがて落ち着く。
 「瓶内熟成させるのは消費者の責任」と言うスタンスで早目にリリースされる「クリスタル」、少し前のヴィンテージは流通過程や保存状態で香りに差を感じることがある。妻は「いつもハラハラね~」と横で笑っている。ほどけつつあるミネラルと酸のバランスを楽しむ。

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 そこにぞろぞろと運ばれてくるアミューズ、何と8種類もある。枯葉をイメージした「原木椎茸」と「カカオ」は桜の原木に刺された状態登場する。パウダー状にして椎茸に甘味を付けて焼いている、カカオは香りと儚い苦みが良い。共にとても薄く繊細な食感だ。
 真ん中黒い平皿には「朝採りラディッシュ畑のイメージ」、ブラックオリーブを細かくし「土」に見立て、畑から取ったばかりの風情にしている。ラディッシュは瑞々しい味わい。「蛤ブイヨン」は存在感のある蛤が底に沈んでおり、強くなくもきっちりと出汁を感じる。「これは京都らしいね」と妻。

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トニー「かざりや」とマリア「嘯月」の京都漫遊記♪

 毎年来る梅雨を覚悟していても、やはり負けそうなチェリエッタ・サンマルカラットです。いやー、湿度の潤いを取るか、ジメリの嫌気が勝つかで右往左往のコンコンチキワです!(こんにちはチェリ~さん、博多の梅雨はバカに出来ませんからね) そんなジメリに欠かせないのがポジティブシンキングな癒し。
 数少ないアタシのお気に入りの1つに、犬だか猿だかクマだか何だか判定不可なるチョー癒しキャラの「チェブラーシカ」がいるのだが、皆さんはこの果てしなく可愛い子をご存知か?(ロシアの児童文学から生まれたキャラクターですよね?)

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 そ、そうです、そんなチェブラーシカが登場する原作がロシアで発表されて、今年でメデタく50周年を迎えたのですからメデタヤハレルヤパタリロタマネギです(関係ありますか?;) 全く関係ありましぇん!が、こんなに可愛いキャラが50年も前にロシアで誕生出来たなんて、考えただけでもすんごいハラショー!
 (ロシア語で素晴らしいと言ってるんですね) え?谷原章介?(そんなこと言ってません;) そんな可愛すぎるチェブたん生誕50周年を記念して「チェブラーシカ展」が広島の奥田元宋・小由女美術館で7月1日から8月28日まで開催されます。

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 その後は全国の美術館を巡回予定だから、あなたの街に可愛すぎるチェブたまが来るかもしれぬぞ(チェブラーシカ自体は来ませんけどね) え?来ぬのか?(来ぬよ?) 来ぬのか!(だから・・) そうだ、簡単にチェブ殿の生い立ちを説明してやる(・・はー;)
 ある日オレンジの箱に入って、南の国からロシアにやってきた不思議な生き物、それがチェブラーシカちゃま。1966年エドゥアルド・ウスペンスキーの童話「ワニのゲーナとおともだち」に初登場し、ロシアにおいて絶大な人気を誇る国民的キャラクターに。

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 大きな耳と茶色の毛、つぶらな瞳が特徴で、無邪気でひたむき、愛らしくて、どこか哀愁を帯びたチェブきゅんは、日本でも幅広い層に親しまれているのだ。いやー、あの瞳に見られたい、あのフワフワな毛に触りたい、あのキャワイイ頭を抱きしめたい!さ、さ、触りたいでござる!(接近禁止命令は出てませんよね;)
 出てはいませんが、あわよくば出してしまうかチェリエッタ?と言わせてしまう、この方に来ていただきました。お久しぶりでの登場に、認知度未知数のアバレクリエイター、アントンです♪

アントン「おひさ、お久しぶりーのアントン・ワ・ネットリくんでお馴染みのアントンでっす」

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(相変わらずのお姿でお懐かしい、会いたかったですよー)
チェリエッタ「今回は、京都バカのアントンですから、やっぱり京都以外はありえないという事で、アタシも久々の京都スイーツご来光でーす」(言い方オカシイですが、お願いします;)

アントン「ロングタイムな京都だからこそのここ掘れ一寸法師だわーわー、で来ました京都市北区の今宮神社!今宮神社は994年に創建された由緒ある神社で、地元の氏神様として篤い信仰を受けていまーす」
チェリエッタ「そうでーす、その今宮神社ときたら言わずもがな、名物はあぶり餅なーりー」

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アントン「アンビシャス!な参道を挟んで2軒のお店がおなーりー!今宮神社から見て左側が『かざりや』右側が『一和』、一和は創業1000年、かざりやは600年、オーマイグッネス」
チェリエッタ「セ パ ヴゥレ?」(もう2人だと時間かかり過ぎます;)
マイスター「では私がさっさとご説明致しましょう。今宮神社が鎮座するこの地には平安時代以前から疫病神・スサノオノミコトが祀られていたそうです。平安遷都後は都として栄える一方で疫病・災厄が流行り、」

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マイスター「これを沈めるため府内の数々の神社で御霊祭が営まれ、その一つとして神殿・玉垣・神輿を造営されたのが今宮神社の始まりだといわれています」(あ、ありがとうございます;)
マイスター「名物あぶり餅はお餅にきな粉をまぶして炭焼きにした餅に白味噌の甘だれをかけていただきます。香ばしいお餅と白味噌のまろやかな甘さが絶妙な美味しさですよ」
アントン「え?『一和』と『かざりや』のどちらかを選べと?そ、そんなー!ならシンディー・クロフォードとプレスリー・ウォーカー・ガーバーがそっくりなのは罪な事なのか?」

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いつもの「ジャン=ポール・エヴァン」と「ドン・ペリニヨン エノテーク」な午後

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 某東京都知事の件でもここのところ盛り上がっている「リオデジャネイロ オリンピック」、開催までもう50日を切ってカウントダウン状態だね。そんなリオで先月末我が家お馴染み「ルイ・ヴィトン」の、ニコラ・ジェスキエールによる2017年クルーズ・コレクション(Louis Vuitton Cruise 2017 Fashion Show by Nicolas Ghesquière)が行われたよ。
 会場はあのブラジルモダニズム建築の巨匠オスカー・ニーマイヤー(Oscar Niemeyer)設計で、1996年に建てられた「ニテロイ現代美術館(Niterói Contemporary Art Museum)」。リオ市街の対岸沿い、煌めく海辺の絶景にUFOのような独特の建物が浮かんでいる(窓が360度囲む)。でもニーマイヤーは「花」をモチーフにしたのだそう。

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 空からの映像で始まるコレクション、夕日に照らされたグアナバラ湾は何とも壮大で美しい景色。高さ16mの4階建ての美術館にカメラが近づいていく。海に繋がっているようなオレンジ色の長くくねったアプローチ、そこをランウェイにしてファーストルックのミカ・アルガナラズ(Mica Arganaraz)が降りて来た。歩く距離も半端なく長い、まるで優雅な競歩状態。
 ブラジルらしいビビットで華やかな色合い、オリンピックを意識したスポーティな素材と優雅なヘムラインデザインは、ニコラ曰く「モダニズムと熱帯的な感性の狭間で生じる爆発的なエネルギーと原動力」との事。「2016-17年秋冬」に続いてニコラらしいフューチャリスティックワールド満載だった♪

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 ちなみにこの「2017クルーズ」ルックブックは写真家カリム・サドリ(Karim Sadli)によるもの・・太陽を感じるね。そう言えば先日、主人が銀座で鮨ランチをした後目の前をLVエキシビション送迎者車が通って行ったと写メが送られて来たが(笑)、紀尾井町の特設会場で開催中の「空へ、海へ、彼方へ──旅するルイ・ヴィトン(Volez, Voguez, Voyagez – Louis Vuitton)」がいよいよ明後日19日までとなったわ。
 現在12万人を越える来場者と言うからスゴイね。今日明日は22時まで閉館時間延長するらしいので、まだ見てない人は直ぐに行かないと勿体ないよ(入場無料)、160年以上に及ぶルイ・ヴィトンの壮大な歴史を是非体感してみてね。

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 そんな訳で本題、LVクルーズコレクションを見ながら味わったアフタヌーン・シャンパンは「ドン・ペリニヨン エノテーク ヴィンテージ(Dom Perignon Enotheque Vintage) 1996年」。思えば家で開けるのは3本目か(20152012)。「旅するルイ・ヴィトン」プレヴューイベントのディナーパーティーでは「ドン・ペリニヨン(Dom Pérignon) 2006年」を楽しんだし、前日も家で「ドン・ペリニヨン 2004」を飲んでいたので、
 今日はもう少し熟成したシャンパーニュを飲みたいなと主人がセラー室から出してくれた。LVMHグループのモエ・エ・シャンドン社はシャンパーニュ最大の畑所有者。通常の「ドン・ペリニヨン」さえも8年の熟成を経てリリースされるが、このブラックラベルの「エノテーク」は更に15年以上の熟成を経るわ。

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 そんな私のお気に入り「エノテーク」は2014年発売ヴィンテージから名称が変更され、2回目のプレニチュードの意味を持つ「ドン・ペリニヨン P2-1998」となった。熟成庫はそのまま「エノテーク」の名が使われるが、今となっては希少な「エノテーク」と言うことになるね。
 この日開けた「エノテーク 1996」、シルバーボックスには三つ折りの説明書きも入っていた。それによると「1996年」は気候の変化に富んだ年で、夏は水不足を十分に補うことはできなかったが、収穫日9月16日のひと月前から厳しい暑さと北東風によって葡萄に独特の熟成感をもたらしたとの事。

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大手門「リストランテ ステファノ エ トモコ」でほんわか博多イタリアン?!

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 某平日午後、バタバタと忙しい最中に妻からのメールは「今夜は軽くイタリアンデートしな~い?初めての店ってどう?(ハート×3)」。まぁよくある事だが返事をしないでいるとこのテンションのメールが続くので(笑)、バタバタしながらもどこにしようかと思いを巡らす。
 そう言えば雑誌「月刊専門料理」最新号の「イタリア料理の50年」特集に出ていた店があった・・・カジュアルすぎるかなと思いつつも試しに覗いてみるかと予約の電話を入れる。大濠公園エリアの大手門ではあるが昭和通りから少し入った場所にある「リストランテ ステファノ エ トモコ(Ristorante Stefano e Tomoko)」だ。

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 シチリア州ラグーサ出身のブルレッティ・ステファノ(Burletti Stefano)氏が、福岡・太宰府出身の知子夫人とオープンしたリストランテ。店の入口にはワインセラー、入って右にロングカウンターのオープンキッチン、左にテーブル席がいくつか並ぶと言うこじんまりとした造り。
 この日は既に近所の子連れと家族がいらしてかなりアットホームな雰囲気だ。小分けされた狭いテーブルに座り、取りあえずはグラスの「カ・デル・ボスコ フランチャコルタ ブリュット・キュヴェ・プレステージ」をお願いしよう。ディナーコースは1種類のみ、まずは金の花のような皿に乗った「自家製リコッタチーズ」が運ばれる。

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 モソモソした食感をトマト・ハーブと共にバルサミコ酢で頂く。ホカッチャやグリッシーニ、黒オリーブとオレガノのパン、シチリアの実家がトマト農家と言う事でトマトを練りこんまれたパンと、どれも自家製ゆえの懐かしさを感じる朴訥とした味わい。続くは「ステファノ・エ・トモコ風カツオのタタキ」。グアンチャーレで火を入れてじっくり熱を通している。
 ナスのピューレとチップスを添え、新たまねぎのピューレも点描し、黄トマトのパウダーも振ってきれいに仕上げた。味わいは甘く優しい。ここで妻が「もっと良いフランチャコルタが飲みたいな~」と言い出す(カ・デル・ボスコNVは甘過ぎたようで飲めてなかった)。

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 よってワインリストからボトルで「カ・デル・ボスコ キュヴェ・アンナマリア・クレメンティ(Ca' del Bosco Franciacorta Cuvee Annamaria Clementi)」をお願いする。創業者マウリツィオ・ザネッラの母・アンナマリア・クレメンティ・ザネッラに捧げられたキュヴェだ。シャルドネ55%、ピノ・ビアンコ25%、ピノ・ネーロ20%。
 瓶詰め後メトド・クラシコ発酵、5年半以上の熟成。グラスに注がれると深いゴールド、細かな泡がさんさんと立ち上る。フレッシュながら程よい熟成のニュアンス。白い花・キノコ・・香りは弱く複雑さはないが、上質のスプマンテらしい甘さと苦味が軽く残る。妻も一気に機嫌が良くなる。

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 そこにイワシが泳ぎ出すような面白いビジュアルのプレートが運ばれてきた。妻も「可愛い~♪」とまじまじ見つめる。ビーツが鮮やかに波を表現し、キュウリの爽やかなソースが季節を彩る。イワシの腹にはパン粉・チーズ・レーズン・松の実・ハーブを詰めて揚げた。シェフの出身地シチリアの郷土料理を再構築した一皿。
 もう少し高温で表面をパリッと仕上た方が好みかな。これも優しく甘い味わい。妻は食べながら「あ~京都行こう、鮎食べたい」と違う方に頭が向かっている(笑) 次に運ばれたのは「アスパラソバージュとライムのリゾット」、シロップ漬けのライムピールが削ってある。

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 柑橘の爽やかな風味を上手く漂わせ、アスパラソバージュの微かな苦みと交差する。程よい旨味と塩気で仕上げている。妻も「春らしい美味しさの一皿ね」と嬉しそうだ。さて、期待を込めて?赤ワインもボトルで頂こう。イタリア・トスカーナの「アンティノリ ティニャネロ(ANTINORI TIGNANELLO) 2012年」だ。
 1385年から続くアンティノリ家。1971年にサンジョヴェーゼにカベルネ・ソーヴィニヨンをブレンドした「ティニャネロ」、1978年にはカベルネ・ソーヴィニヨン主体のブレンド「ソライア(Solaia Antinori)」を生み出す。

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