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パリからTGV1等車、ブルゴーニュはディジョンへ

Aicon2007miしばらくゆっくりパリで過ごして五感が馴染んで来た頃、案の定主人が「今週末はちょっと遠出をしようか」とやんわり誘って来た。再度言うけど移動が苦手な私。この季節、そりゃワイナリーの紅葉は素晴らしいはず。まぁいつかは言い出すと思っていたので多少なりとも覚悟は出来ていた。実はひそかに期待していた事もあったの。
 最近TGVに、あのクリスチャン・ラクロアがデザインした車両が登場!ビビットでポップな可愛いラクロア車なら乗ってみたいわ。しかも1等車では食事などもサーブしてくれるし♪

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Aicon2007ri_1遠出が嫌いな妻の為に車や何やらの手配も完了。パリ・リヨン駅からTGVでブルゴーニュ、ディジョン(DIJON)に向かう事に決めた。まずは駅構内2階の「ル・トラン・ブルー(Le Train Bleu)」で軽くお茶をする。ル・トラン・ブルーといえば、天井や壁の絵や造りが有名。歴史的価値ある建物を、普通に駅構内のカフェで使っている所がフランスらしい。なかなか良い雰囲気で、旅行客・ビジネスマンが思い思いに時間をつぶしている。

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 ところでTGVに乗り込もうとホームに向かうと、妻が憮然としている・・・ラクロア車でない事がようやくわかったらしい(笑) パリから近距離のディジョンへ向かう電車にラクロア車はないのだ。(なんでラクロアじゃないのっ!?) 
 TGVに乗り込むと予約していた1等・2人席に、見知らぬフランス人が当然のような顔をして座っている!こちらがチケットを確認する素振りをしても知らぬ顔。チケットの座席番号を示して抗議するとようやく、しかし平然と「ああ、そう?」といった顔で席を立っていった。さすがはフランス人(笑) よくある事だ。

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 直線が多いせいだろうか?新幹線より揺れは少なく快適だ。しかし妻は「新幹線のグリーン車の方が広いっ」とまだ機嫌が直らない。
 郊外に出ると見渡す限りの畑、放牧地、そして地平線。日本だと車窓から見る景色も畑にすぐ山が迫ったり、集落が迫っている。それに比較すると恐ろしくなるほど広大な地平線が広がる。そこを放牧された牛や羊が、丸々と太ってしかも筋肉質、ストレスのない環境でゆっくりと時間を過ごしながらのんびり草をほうばっている。

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 そうこうしていると美しい雄大な自然を前に「牛大きい!」とか「白い!」とか「子羊!」とか(笑) 気がつくと妻の機嫌は良くなっていて列車旅行を満喫している。自然はストレスから開放してくれる、時々無理にでも田舎の空気は吸わせないといけないな。

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 「料理は素材がすべて」とは言い古された言葉だが、自給率100パーセントのフランスと輸入大国日本では、その「素材」に大きな差が出てしまう。日本のフレンチとフランスのフレンチも、その一番の違いは、素材からほとばしる香りと味わいの深さに行き着くのだろう。そんなことをあらためて実感するTGV、1時間40分の小旅行だった。

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 コート・ドール(Cote dOr)の出発点「ディジョン」に到着。工事中の構内には多くの旅行客とおぼしき人達が行き交う・・思ったより大きな街だ。早速迎えの車に乗り込み南下してコート・ド・ニュイ(La Cote-de Nuits)へと向かう。
 大きな、しかし埃っぽい幹線道路だ。周辺には大きな工場、郊外店が展開しており風情はない。かなりのスピードで車を走らせるうちに、広大なぶどう畑がみえてきた。続く・・・

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