京都「遊形サロン・ド・テ」北欧デザインの新名所

昨日から京都迎賓館で、G8サミット(主要8カ国外相会合)が開かれているわ。つい先日、北海道の洞爺湖に行った時も警察の厳戒態勢がすごかったけど、ここ京都の会場周辺も物々しい雰囲気。そんな中、またもや京都入り。四季ごと京都を訪れて、日本の季節や旬の食材を楽しむのは、もはや我が家には欠かせない行事。
京都では最も愛すべき「俵屋旅館」。江戸時代から300年以上の歴史を持つ日本最古、最高のホスピタリティーを感じる日本一の名旅館。この俵屋は11代目当主・佐藤年さんの美意識が素晴らしく、インテリアやデザイン建築が優れている事でも知られているの。伝統的な日本建築に、モダンな洋の要素をしっかり取り込む技。亡くなった写真家の御主人アーネスト氏の影響は言うまでもない。

そして今回ご紹介するのは、そんな俵屋が昨年すぐ近くに出したカフェ「遊形サロン・ド・テ(YUKEI SALON DE THE)」。俵屋の宿泊客が寛ぐ2階の書斎ラウンジ「アーネスト・スタディ」には、美術や建築の洋書が沢山。そこにオブジェのように鎮座するハンス・J・ウェグナーやフィン・ユールの椅子、ルイス・ポールセンの照明など。押し付けがましくない空気でセンスよく並んでいる。職人のこだわりや腕を感じる、いわゆる機能的な北欧家具の名作たち。
そんな宿泊客だけのゆとりある空間をモダンにアレンジしたのが、この「遊形サロン・ド・テ」だ、と一目でわかった。
明治時代の町屋を改装した広くない店内は、吹き抜けと大きな窓で明るい。ルイス・ポールセンの照明やフィン・ユールの椅子などそれとわかる。旅館で見慣れたアーネスト氏のモノクロ写真が漆喰風の壁にはかかっている。あー何だか、秘密にしていた大切な物を人に取られたような気分。

更にメニューを見ると、旅館宿泊客が到着した時に出される、人数分しか作らなかったはずの、あの「本わらび餅」がお抹茶と頂けるらしい!京都の名喫茶「カフェ・リドル」復刻コーヒーまである。そこでここでしか頂けない「ムース・ショコラ、ポルト酒のジュレ」を紅茶で頂く事にする。旅館で見慣れた器ばかり(加藤氏作品など)♪ ちょっと覗くだけのつもりで来たけど、せっかくだからウェグナーのミニベアチェアで、ゆっくりお茶して旅館に戻ろう。北欧家具の優しい温もりの中、雨が止むまでそこで寛いでしまったのは言うまでもない(笑)
ここでは、俵屋のホスピタリティーを垣間見る事ができるし、お隣には俵屋のアメニティやリネン、カトラリーなど買える「ギャラリー遊形」もある。俵屋旅館に泊まらなくても、プチ俵屋気分を味わえる新スポットってとこね。
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