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キャセイパシフィック「ビジネスクラス」と ペニンシュラ・ロールスロイスのお迎え

millefeuille.gif香港が中国に返還される前はよく行った香港旅行。返還後はイギリス人を中心とした欧米人達がサーッと潮が引くように撤退し、数年で一気に香港の華やかな雰囲気や圧倒される程の勢いは減っていった。市場も事情が変わって簡単な事でいうと買い物天国ではなくなり、「日本人からは高くぼったくる」的風潮にまで堕ちていったという印象に・・当然私たち日本人観光客は香港から遠ざかる事になってしまった。

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 そんな残念な返還騒動から、ジワジワと再構築されてきた新しい香港。返還10年を越えここ2・3年は、違う形でエキサイティングなアジア、エキゾチックな熱気溢れる街になっている、らしい!? そんな風を感じたら放っておけないじゃない?「今年の夏は香港でバカンスしましょうよ~!」と久しぶりの香港訪問にわくわくした。

 そうなると、当然香港拠点・宿泊先は世界に誇る「ザ・ペニンシュラ香港(The Peninsula Hong Kong 香港半島酒店)」に決定。なんと今年は「ペニンシュラ香港開業80周年」という記念すべき年!と、着いてからは楽しいばかりとして・・まいどお悩みの種は飛行機。返還後の福岡からの飛行機事情は余り好ましくはない。アジア線はただでさえファーストクラスはないし、直行だと3時間程と近いはずなんだけど、残念ながら台湾乗り継ぎが入るので結局5時間程度かかる・・結構面倒で辛い。

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 仕方なく今回もキャセイパシフィックのビジネスクラス。この日の往路は幸いガラガラで貸し切り状態、CA達も余裕があって色々気配りもあったので、座席の狭さや海外航空会社の雑なイメージを感じず香港まで行けた。しかし帰りは座席が何故かやたら小さい上にかなり混雑していた。そして前座席の人がシート全倒というツイてない状態でやはり具合悪かった。

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 ところで、言うまでもなく機内食はやっぱり難しいわ~(手をつけるのもはばかる)、お世辞でも美味しいとは言えない。日本路線には色々と和食をイメージした工夫をされてるようだけど、普通に中華とか洋食にして頂いた方がいいかも?(2011年編はこちら)

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 何やかやと私的には頑張って、とうとう香港国際空港に到着した・・とにかく空港内が広~い大き~い遠~い。荷物受け取りに着くまで歩くと一時間位かかる場合もあるはず。そんなの当然あり得ないので、日本からお願いしておいた空港内の移動専用カートに乗る。飛行機を降りたすぐの所で待っていてくれる。それがまぁ面白い、若い女の子が空港内を猛スピードで運転するからね(笑) ヒヤヒヤしたけどほんとに数分ほどで着くから、タクシー代くらいと思えば絶対に使った方が楽。

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 やっと香港に着いたねーと、時差がない分機嫌よさげな私に主人もホッとした様子。税関を越えると、ペニンシュラの制服を来た迎えの方が登場。VIP専用の「ペニンシュラ・ロールスロイス」の乗り場に向かっていたら、さっき乗ってきた飛行機にいたキャセイのCA男子にバッタリ遭遇。キュートな笑顔で挨拶される。

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 空港裏口にひっそりある一般の出口ではない乗車場には、今度はペニンシュラドライバー制服の方と、ペニンシュラカラーと言われるダークグリーンのロールスロイスが待っていた。扉を入るとオレンジの総レザー張りのゴージャス車内。足元のフカフカ絨毯に膝掛け。う~ん、これに乗った時こそが香港、やっと香港に着た事を実感できる至福の瞬間ね。

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ホテル西洋銀座「銀座スイートルーム」、静かで穏やかな休日を

0807sginza2millefeuille.gif 外資系ホテルからの回帰という事で、今年の春夏は国産のホテルを取り上げて来た。帝国・オータニときて次は銀座にある老舗「ホテル西洋銀座」。日本で初めてコンシェルジュ、バトラーサービスを取り入れ、日本のホテル文化を作ってきたと言える元祖西洋文化的ホテル。銀座の真ん中にあり、客室数わずか77という小規模だからこそのホスピタリティー。

 車を付けてエントランスは、大階段に赤い絨毯。上がって突き当たりにデスク(フロント)。小規模ながら伝統と品格を感じる楚々とした雰囲気。大型ホテルの様に、スイートだからと別ラウンジを設ける必要もない。十分ゆとりある落ち着いたチェックイン。部屋に向かう前に、エレベーターを通り過ぎてティーラウンジに寄る。0807sginza3

 落ち着いた大人の社交場的雰囲気は今では珍しい気もする。このホテルは都内在住者が週末の休息に宿泊利用するという馴染み客も多い。昔ながらの良さをマイペースに維持し、現代にもきちんと存在感を示す。クラシカルなインテリアは重厚感と品の良い洋館スタイル。日本で洋館風だとどこか空々しい感じがするが、ここに関してはそれがない。お茶を待つ間に、ティーポットを温めるガラスの台座が来る。ハートが集まったようなデザインが可愛い。

 そろそろ部屋へ。広めの廊下は直線的でなく、照明や鏡の配置で感覚的に穏やか。今回は「銀座スイートルーム」で110m2だけど広く感じる間取り。0807sginza4入って一つ目のトイレとクローゼット、越えて窓際に丸テーブルのダイニング。書斎デスクを挟んで奥にリビング。角曲がって広々寝室は、ご自慢のフカフカキングベッド。確かにどのホテルよりもぐっすり眠れる。バスルーム周りも広くてクローゼットも一工夫ある。タオルやハンガーが多いのも助かるわ。

 まぁとは言えとにかく設備が古い。この全ての古さは宿泊では致命的なんだけど、その分コストパフォーマンスには優れている。銀座の低層階とは思えない静かな穏やかな部屋、冷えたシャンパンで取りあえずホテルライフ開始の乾杯をしよう。

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「パリの夕暮れ」ガラディナーパーティー トゥールダルジャン東京

millefeuille.gif今年は「日仏交流150周年」を記念してあちこちでイベントが行われているが、中でもこのパーティーは素晴らしかった。パリ・セーヌ川ほとりにある「La Tour d'argent」本店から、総料理長Patric Rayer、オーナーAndre Terril、シェフソムリエDavid Ridgwayが揃って来日!その他サービス陣も加えて「トゥール・ダルジャン東京」で盛大にガラ・ディナー・パーティーが催された。いつもにもまして華やかな空気が流れる。常連客や著名人など限定された紳士淑女が着飾って、ウェイティングスペースのソファにゆっくり座り、シャンパーニュとフィンガーフードを楽しみつつパーティーの始まりを待つ。そしてホールの席に案内されパーティーの幕が開くわ。

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 「日本人が朝日を愛するように、フランス人は暮れゆく夕日を愛します。一日の終わり、愛する人とともにワインを片手に過ごす時間を愛するメンタリティーでしょう」という若きオーナー、アンドレ・テライユ氏の流れるようなフランス語のスピーチ。まさにプリンスといった素敵なパリジャン♪ そのパリの夕焼けをモチーフにした、オレンジにライトアップされ美しく輝く迫力の氷オブジェ。氷の中には大輪のピンク薔薇がたくさん!各々がそれぞれのパリに思いをはせる中饗宴がスタートする。

livarot.gifまずは「ラングスティーヌのサラダ 洋梨包み 爽やかな酸味」。洋梨とともにロメーヌ産のレタスがどさっと添えられている。酢漬けのイメージだろうか、サクッとかみしめるとかすかな酸味と優しい苦みを感じる。それをねっとりとした味わいのラングスティーヌとともに味わう趣向だ。ローラン・ペリエ グランシエクルの硬質な味わいの奥に隠された旨みとハーモニーを奏でる。

 次に「平目のローズマリーと菩提樹のハーブ ポシェ デュグレソース」。贅沢な大きさの平目はじゅわっとほぐれるような柔らかさに仕上がっている。ポシェの特徴が綺麗に生かされている。これは「アンリ・グージョ ニュイ・サン・ジョルジュ ラ・ペリエール 2004」に合わせて。ニュイで一般的な赤ではなく白ワイン、しかもシャルドネではない。「突然変異で育った白」という伝説が広まったワイン。複雑な骨格の中にもフルーティーな香りがあり、ローズマリーやハーブの香りとぴったりだった。

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 そして「フォワグラのトゥルヌドー 香りの饗宴 リュバルブとフイユの衣揚げ」。厚みのあるフォワグラの表面にしっかりと火が入っているものの、中は適度にトロリとして分かりやすいおいしさだ。添えられたルバーブが含むじゅわっとした酸とフォワグラの甘み・脂・こくが一体となる。

 「琥珀色のコンソメ マドリエンヌ」。チョウザメの骨髄とともにしっかりと煮詰められたコンソメは、このガラ・パーティー用にパトリック・レイヤー氏が作ったスペシャリテという。妻はこれが一番気に入ったようだ。添えられたパルメザンチーズのコロッケは、口に中でパッとはじけてネットリしたチーズが広がる。濃厚なコンソメにさらに濃厚な味わいを重ねるところが、クラシックなフレンチらしい。コンソメを「飲む」というより牛のエキスを「すする」という感じでおもしろかった。クリスチャン氏曰く「醤油のようでしょ?」

 メインは「幼鴨 パリの夕ぐれ」。トゥール・ダルジャンのスペシャリテの鴨は、備長炭で火を入れられている。わずかに感じる炭の香りが幼鴨のはかない旨みを引き出していた。これは「セラファン モレ・サン・ドニ・レ・ミランド」に合わせて。

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 ディナーもあっという間に4時間近くが経ち・・最後のイベント「ローラン・ペリエ アレクサンドラ ロゼ 1997」の開栓式。華やかにオーナーや支配人、ソムリエたちがボトルを持って行進して来る。お決まりのポーズで開栓、そして拍手の中、宴はピークを迎えた。
 娘のアレクサンドラにちなんだこのロゼはなかなか手に入らない。特に1997年は市場にはほとんどないが、今回の為に特別にローラン・ペリエの協力を得たという。

 パリの夕暮れにふさわしい上品なピンク色が、合わせてアレンジメントされた赤い花に映える。ほんのりとした甘みにローランペリエらしい硬質な酸、その奥から広がる芳醇な旨みがわかりやすく、しかし複雑に絡み合う。これに合わせたデザート「フレッシュフルーツのミネストローネ シャンパーニュ風味のジュレとローズマリーのクーリ」。ローズマリーとレモンを泡立てたクーリの下には、シャンパーニュ風味のジュレとともにたくさんのフルーツが潜む。カクテルを飲むような、晩餐会のフィナーレにはふさわしい味わいだった。

 総支配人であるクリスチャン・ボラー氏は「私の体の半分は日本人です」という言葉の通り日本語がとても流暢で日本文化に造形が深い。決して現代の先端をいくフレンチではないが、24年前から日本に本場のフレンチを伝え続けてきたレストランで、フランスと日本の交流の歴史を感じつつ、夕暮れのパリを感じる有意義なガラパーティーだった。

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ブルガリのチョコに学ぶこと? ~Il Cafe~

0807bvlg1cherry.gifBVLGARIの直営路面店が表参道と銀座に出来た時、レストランがあると聞いて行かねば・・と思った。ブルガリ銀座タワーも良いんだけど、チェリ~ちゃんには魅力的なチョコの香り。表参道に出来た「ブルガリ表参道ツイン・ショップ」に決定(あ~あの表参道ヒルズの真向かいに出来た建物ね)
 そう、「ジャイル(GYRE)」といって、そこの1階と2階にブルガリは入ってる。ちなみに正面入口向かって右がブルガリで、左にはシャネル。そのまた隣の建物はディオール・・・どんだけ;(想像だけで恐ろしいハシゴだ;)

 アタシの目的は2階。エレベーターで上がったら右にあるのが、テラスラウンジのあるブルガリ世界初のカフェ「Il Cafe(イル カフェ)」。そんで大本命が隣接するチョコレート専門店「Il Cioccolato (イル チョコラート)」。工房が裏にあるらしく、その場で作られた物が提供されるという最高な条件。そりゃ期待しますわい。(ヨダレがお出に;) とにかく店の入り口までにデカデカとチョコの写真があるもんで、胸は高鳴る高鳴る!救急車呼べっちゅう話だ(倒れる気満々かよ;)

 とうとう暗~い照明の店内へ・・しかし中は窓ガラスが大きくて昼間は十分に明るい。表参道側に座ったんだけど、歩道橋の人と目が合うオツな感じ以外は、結構良い(それオツかな;) しかし真夏はどうなんだろう。日差しがきつそうでもあるな。

0807bvlg2 お店入って右側がカフェスペース、左側にチョコレートショップがあって、仕切りも無くこれって一体化。私が座った場所の真反対にチョコショップがあって、見たくても香りたくても無理な距離; う~ん、仕方ない、一応食事にするか(当然です)
 いや、やはり先に紹介はしよう(やっぱり;) 世界一高いとは言わん。探せば高い商品はドコかにはあるやろう。知らない事は言えないので、ワタシの今まで食べたチョコレート「一粒の金額」としては一番高かったと一応表現しときます。
 一粒1500円と聞いていても、口に入れその味わいに感想を述べないかん時に、フッとよぎった1500円は、そりゃチェリ~ちゃんでも驚くっちゅ~の(青筋たってますけど;)
 とりあえず1500円のチョコを紹介しますと・・・。ロゴ入りのチョコレートで、丸いチョコの表面に「BVLGARI」と確かに入ってます。宝石のようだと表現しときますか; 2種類あって、オリーブを使用した方を注文したんだけど、ま~こだわりや上質な物を使用したんだとは思う。
 じゃ~、このチョコの役割とは?アタシなら「一瞬の癒し」なんでしょうか?ま~一瞬だな; 
他店の話だが、コーヒー1杯にチョコ2個セットで1680円をウダウダ言う気にはならん(あはっ;) だって癒される時間が一瞬じゃない。美味しいと最低10回は言えるけど、このチョコには一瞬しかない。

0807bvlg3_2 もう一つ一粒1200円のチョコも食べてみた。こちらは詳しく説明すると、「アルバ産ホワイトトリュフとマロンを、トリニタリオ種のビターチョコにブレンド」した商品。説明されないとマロンを忘れそうなくらい遠い所に感じる。ふわっと表現すれば良いけど、薄味とか曖昧な感じ? 他にも600円~1000円あたりの商品もあり、お徳なセットも用意されてます。

 塩分を感じる食事が多いイタリアンの、食後に合ってるチョコなんだと実感。舌で感じるのがチョコの楽しみだと思ってる。だけど、パスタやオリーブをふんだんに味わった後には、シンプルなんだけど広がりを感じる味わい・・塩やアロマなどを使用したココのチョコはとてもピッタリなんだろうね、たぶん。
 なので、高いから美味しいのではなく、食べ合わせで最高にも最低にもなるのがデザート。単品でどこまで気に入るかは、もう好みの問題になっちゃうな;
 その食事、ランチ2400円~4500円まで3パターン、他にもアラカルトでの注文もあり。コースに出てくるパスタは、「奇跡のパスタ」と表現されるナポリの「SETARO」の物。上質な小麦をふんだんに使用したパスタだな~と思ったけど、今回使用されたパスタは、アタシには太かったかな; うどんみたいなモチモチ感、塩気の強い食材とは合ってた。奇跡とは言え、結構手に入りますので試してみては?

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ニューオータニ東京・エグゼクティブハウス禅「夢窓庵」

millefeuille.gif外資系ホテルの日本進出で沸いたここ数年。そろそろここで日本産ホテルへ回帰現象傾向な私。前回の帝国ホテルに続き、今回はホテルニューオータニ東京、去年新設の「エグゼクティブハウス 禅」。今回はその中でも真骨頂とも言える最上級ガーデンスイートルーム「夢窓庵(MUSOU-AN)」115m2を紹介。
 日本伝統系ホテルのリニュ部屋は、だいたい無理な間取りで割高料金。外資系に勝てない理由はそれに尽きる。しかしこの部屋に関しては、無理な間取りと思わせない試行錯誤の集大成であり、料金もある意味妥当範囲内。デザインコンセプトは「日本まさに墨絵の世界」エキゾチックジャパン、外国の方をお泊めするには最適なのではないかな。

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 こちらの「エグゼクティブハウス 禅」は他のフロアと全く違う雰囲気で、11・12階に別格・別空間で存在。選抜されたであろうホテルマン達が礼儀正しく、広く静かなラウンジに並ぶ。どのホテルのエグゼクティブラウンジより色んな意味で優れているように思う。
 チェックイン・アウトも優雅に寛ぎつつ出来るのはもちろん、軽食からドリンクと、セルフではなくきちんとサービスして下さる。そうそう、この景色のよいラウンジでは、朝食として「ピエール・エルメ」直伝のクロワッサンが頂ける。フィガロ誌でパリNO,1と言われたこのクロワッサンは朝ホテルの窯で焼き上げられる、このラウンジ以外では頂けない貴重な物よ。

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 12階の一番奥にその「夢窓庵」はある。暗く長い墨絵風の廊下、浮かび上がる白いラインはまるで白砂の波。まさに禅の世界に引き込まれて行く中、夢窓庵のプレートが淡く光る。玄関スペースには金色の玉など和のディスプレイ。ここには合わせて黒石風のシックな一つ目のトイレがある。扉向こうはすぐに銀色のダイニング、壁には大きな墨絵。盆栽などの飾り棚を仕切りに、向こうは玉砂利モチーフのテーブルが印象的なリビング。50インチのテレビが大きく感じる? 並んで新シリーズのバング&オルフセン。和のテイストがふんだんに使われているわ。奥には漆モチーフなデスクの書斎がある。

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 そんなリビング・ダイニングは思ったより狭く感じる。何やかやと小技盛り沢山すぎて、遠近感さえなくなってしまうのが原因か? 隣は和紙風照明と切子グラスのディスプレイが印象的な寝室。こちらも漆風な黒のデザイン。奥にはシックなクローゼットルーム。
 寝室の向こうは、エステスペースがある白く広々のバスルーム。このエグゼクティブフロアでエステが受けられる部屋はこちらだけ。温泉風の石床と壁の竹ディスプレイが不思議なバススペース。七色に光るジャグジーバスは小さめなのが残念。二つ目のトイレはすっきり白。バスルーム内でも設備充実。

 エグゼクティブフロアのルームサービスは充実していて、部屋で楽しむのが好きな私にはうれしい。シャンパーニュにクラブサンドは定番だけど、久兵衛のお寿司をお部屋で頂けるのもいい。禅なるテーマパーク的派手なスイートルーム「夢窓庵」は、長期滞在や静かにお仕事をされる方というよりは、海外の大切なゲストをお迎えするとかイベント的なお泊りが楽しいかもしれない。

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ミッシェル・サラン、フランス・トゥールーズの香り

livarot.gifフランス南西部、トゥールーズのミシュラン2つ星。フランスでは飛ぶ鳥を落とす勢いのある話題のシェフといえば「ミッシェル・サラン(Michel Sarran)」。
 昨年パリに滞在中、たまたまTV番組の特集で彼の料理を目にして「トゥールーズが近ければ食べてみたいね」と妻と話をしていた。そんな矢先に彼が来日し、グランドプリンス高輪の「ル・トリアノン」でフェアーを行うという。

0807michel1 「ル・トリアノン」と言えば庭園がポイント。案内された窓際の席は、夕暮れの木漏れ日で美しい景色。テーブルにセットされているプレートは、ミッシェル・サラン直筆のメッセージという演出。乾杯はフェアー用に用意されたドンペリのグラスで。
 前菜は「ペリゴール産のトリュフ 朝食スタイル」。なぜ「朝食スタイル」かというと、カフェ・ヨーグルト・クロワッサン・タルトが、一つの皿に全てミニサイズで可愛く並べてあるから。
 もちろん普通のカフェ等ではない。カフェ風味のブイヨンはカフェオレに見立てて、泡立てられている。濃厚に凝縮されたブイヨンの下には刻まれたトリュフ。クロワッサン、タルトの中にもトリュフ。つまり「トリュフ」という骨組みを色々にアレンジして、朝食メニューに見立てていると言うわけ。「
レ・ザンバサドゥール」のジャン-フランソワ・ピエージュの定番「TVセット」と同様に、シェフの遊び心満点、しかし味わいはフレンチそのものという前菜に脱帽だった。

 そして「スズキとグリーンアスパラガスの軽いマリネ、蟹のほぐし身とマンゴ オレンジのスープレサード風」と続く。
 「ラングスティーヌ ロワイヤルのクルスティアン ローズウォーター風味のコンソメ」、これはまさに、日本の「えびの天ぷら」をイメージして再構成した一品だ。レモン、極細パスタを使ったクルスティアンで天ぷらのイメージを醸しだし、何故だかローズウォーター風味のコンソメで、天つゆをイメージしている。「あぁ、本物の天ぷらが食べたい・・」と咄嗟に思う。

0807michel2 「平目 コンヴァ風味のムース状のジュ 早摘み野菜とわさび」。わさびをすり下ろしてメロンで風味を付けている??ここまでくると少し行き過ぎか・・。
 「子羊 オレンジウォーター風味 ルークオリーブを詰めた小さなズッキーニのファルシ」。こちらは香辛料を利かせたケバブなど中東風の味わいだ。シェフは今年から「エア・タヒチ・ヌイ」の機内食を手がけている事もあってか、アジア全般のイメージを感じるプレートだ。シェフに話を聞くと、既に7回目の来日で、和食もかなり食べているという。日本を意識して様々な工夫をしていたが、味わい的には後半に行くに連れて盛り下がった。

 例えば、松嶋啓介シェフの「牛肉のフィレ肉のミルフィーユ仕立てわさび風味」も、日本人シェフがその脈々と流れるDNAである和をアレンジして、フレンチに昇華させたからフランス人にはおもしろかったし、料理の完成度も高かった。しかしフランス人シェフが、和をつまみ食いでアレンジしても、日本人にとっては、それは出発点が偽物だからなかなか難しいだろうな。(日本人にしてみれば、どうしても「天ぷら風」より「天ぷら」の方がおいしいし、「わさび風」より「わさび」がおいしい。)次は「和」を余り意識しない、ミッシェル・サラン本来の料理が食べたい。

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ラグジュアリ~チェリ~♪ ~HERMES CAFE~

0807hermes1cherry.gif 世界の有名なブランドショップに、カフェが併設されているのが普通になってきた昨今、こちらも例外なくあります「HERMES」・・・そうエルメス(あ、訳すんだ;) 銀座メゾンエルメス店に世界初登場のカフェが出来て数年。最近では大阪のエルメスにも登場したラグジュアリーな空間。何かとオーマイゴットでございますが、最後には納得させられてしまうのが世界のエルメスちゃん(チェリ~ちゃんみたいに言うな;)

 私がお邪魔致しますのが、もちろん「銀座 メゾン エルメス カフェ」。正面玄関からご入店の場合、右側にある階段をササッっと登って下さい。左に行き右に曲がればカトラリースペースがございます。
 「これ、可愛い~」などとホザいておりますれば、本日伺いました時にいらしたのは、エプロンなイケメン店員さん。「ごゆっくりご利用になられませんか?」とお誘いを受け、通されたのがその奥にある・・そう、ラグジュアリ~なカフェ(遠い道のり;)
 看板はございません、もちろん何方でもご利用可能。こんな遠い道を使わんでも、カフェ直行したいなら、店舗右横の扉から入店したら良いわけ。カフェ内に階段が繋がってるから(あ、なるほど) だけどアタシはそんなショッピング~な道のりを楽しんでこそ、カフェでまったり楽しめると思うんで、せっかくなら頑張って(誰にエールしてんの;)

 そこまで行けば、後は結構普通な店員さんに普通に接客され、普通にお茶出来る。店内はシックにブラウンで統一され、外は見えないけどガラズ張り。皮の椅子にコジンマリとしたテーブル席か、長いテーブルに木の椅子のカウンター席かが選べる。少ない時は良い雰囲気なんだけど、多いとラグジュアリーな空間ではなくなっちゃうのが残念。

0807hermes2 メニューはドリンクのみで8種類ほど。最近雑誌などでもお勧めに「コーヒーゼリー」がよく登場しているが、もちろんアタシもそう。このコーヒーゼリーが美味しいの。コーヒーゼリー、リキュール入りカフェアイス、そして大好きな生クリームの層になってます。お酒が苦手なアタシでも、お菓子に上手く取り入れてるのは大好き。ココで「食べる」メニューはこれ一点かな。

 後は、どれをオーダーしても添えられる・・それは「ケリーバッグ型のチョコレート」です!(ほっほ~、これはこれは) 残念ながらこれのみを購入出来ないので、こちらで思いっきり堪能するしかない。
 塩キャラメル味とビターの2種類だったかな? 塩は食感も楽しめて、ミルクの程よい甘さにピッタリ。ビターはカフェオレにピッタリだとママがオーダー。どんなドリンクを頼んでも、全てチョコ2種付きで1680円。コーヒー1杯に1680円!を強調する方もおられるが、こちらのコーヒー、どこで頂くのよりも美味しいんです。本当なのよ~、これ真実~(イッコウになっとるぞ;)
 チョコも単品で販売して頂けるなら、本当箱買い間違いなし。どちらさんかの値段負けチョコとは違って、こちらさんのは見た目はもちろんで美味しい。コーヒーとのセット価格と思えばアリでしょ~~。

 ちなみにカフェ店員の方は、ブティックの方々より何故かとてもフレンドリーで、いたって普通。ただ、ありとあらゆる角度でお客様を監視・・・いや、偵察?違う; とっても気にかけて下さるので、少しの動きも見逃してくれない。エルメス同様、飲食にも気を抜かない精神は育まれているんだろうか;(ど、どうかな~;)

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盛夏、江戸前鮨で楽しめ!銀座「かねさか」 そして新橋「しみづ」

livarot.gif銀座にある「鮨かねさか」。建物入口に分かりやすい表示、狭い階段をぐるぐる降りて地下へ降りていくと入り口がある。店内はこじんまりとして、和でありながらモダンなデザインを意識して造られている。簾風の天井と飾られた緑が涼しげだ。入ってすぐのカウンターと左奥にぐるっと回ったカウンターに分かれていて、入口右奥には寿司屋らしからぬ、赤いソファの小さなボックス席がある。
 従業員の行き来もし辛い程のギリギリのスペースという感じ。必然的に握り手に正対しない客が多くなり、座った席によっては違和感があるが、職人の仕事ぶりなどは横や後ろからよく見える。

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 握りを「お任せ」でお願いした。白身から始まり、トロを前半の山に持ってきて、こはだを境に後半がスタートしての山場というオーソドックスな、いわゆる「次郎流れ」で20貫弱。白身は「まこがれい」「ほしがれい」。この時期「まこ」を握る店は多いが、高級な「ほし」まで持ってくるところに素材に対するこだわりを感じる。シャリは人肌よりやや温かい、塩がかなり強いため食事初めや「白身」だとポンと浮く感じだ。

 続いて佐渡の鮪は「中トロ」「大トロ」「漬け」で頂く。「すみいか」と続き、「コハダ」はかなり強い締め。強いシャリとは合うのかもしれない。「かつお」「あじ」には葱たたきをポンと載せている。「キスこぶ締め」、「白うお」にはカボス。

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 クリーミーなゆで加減の「車海老」はミソも合わせて。東京ミシュランが2ツ星つけたのはこのあたりもあるだろう。仏フレンチは概していずれも塩がかなり強く、ラングスティーヌのサラダなど、とろっとした甘味を出した前菜も多い(日本人フレンチシェフだときちんと綺麗な火入れをしてしまいがち)。そんなフレンチ本場テイストを感じる車海老だ。
 ちなみにワインリストには「シャンパーニュ」「白」「赤」定番物をそろえている。例えばシャンパーニュは補糖しないリンとした酸味と辛味が和食にも合わせやすい「ローラン・ペリエ(Laurent-Perrier)」を持ってきている。ワインクラースタンドも用意してある。

 「はまぐり」はツメを合わせない仕上がりだが、とてもジューシーではまぐり特有の旨み。「うに」「あなご」は久兵衛譲りの塩とタレで。巻物は「トロ」と「かんぴょう」を頂く。「玉」はとてもクリーミー。

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 客あしらいも久兵衛出身だけにそつがない。握りはやはり久兵衛らしい良くいえば「やさしい」握り。ハラリとしたシャリとネタの融合を目指す握りではなく、いわゆるネタとジュワッとした一体感を目指す握り。付け台から指で持ち上げる時に緩くて折れてしまう事もあった。
 ミシュランの一つのパターンは、定評あるベテランないし著名店出身の若手に目をつけるもの。「かねさか」も「鮨さいとう」(旧かねさか赤坂店)もそのパターンで、同レベルの寿司屋は他にいくつもあるようにも思う。

 さて、続いては新橋にある「鮨処 しみづ」。やはりを握りをお任せでお願いする。「かれい」は白身王国九州でも通用する素晴らしいもの。人肌で力強いシャリはハラリと口のなかでほどけていく。
 「イカ」「キス」「トロ」「アジ」、そして「コハダ」のシメもかなり強いのは、塩ではなく酢(酸)がツンとたったシャリとバランスを合わせているからだろう。ただし女性や寿司をあまり食べこんでない食べ手には、かなり「酸」が強く違和感ある向きもあるかもしれない。

 「車海老」「小柱」「ウニ」「あなご」「玉子」で一通り、追加で「赤貝」「ハマグリ」。「ハマグリ」はやや小ぶりだがトロリとしたツメは新橋鶴八譲り。大振りで人肌の「車海老」の甲殻類の香りと甘味、「小柱」や「ウニ軍艦」の海苔の磯の風味、もしくは「アナゴ」や「ハマグリ」の甘いツメがあると、それら甘味・旨みとシャリの酸がバランスが綺麗にとれておいしかった。
 握りとしては個性が強いが、完成度も高い「男前の握り」。主人、若手も胸をはり、毅然と淡々と目の前の仕事に向かい合っている。そんなけれんみが感じられる、江戸前の伝統を引き継ぐ色気ある寿司屋である。

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フルラでガッツリいきまっしょい! ~FURLA Cafe~

0807furla1cherry.gif銀座松屋デパート向かい側の角に位置するイタリアブランド「フルラ」。その店舗地下一階に、世界初登場の「FURLA Cafe by ESPRESSO 0039」カフェがあります。
 買い物に疲れたら気軽に立ち寄れるから良いわね~(なるほど、フルラで買い物かい?) いえいえ(・・・;)
 一階正面入口から入りますと、左側に地下に下りる階段があるから、ガツンガツン遠慮なく下りちゃって。そしたらカフェスペースが見えてくるから。広くはないけど、二人テーブル席六つくらいあるかな? カジュアルな雰囲気だから、ブランドカフェにしては気軽に利用出来るし、人が少なければ結構良いスペースよ。

 イタリアの老舗コーヒーブランド「カマルド社」が発信する新ブランド「ESPRESSO 0039(エスプレッソ ゼロゼロトレンタノーベ)」がプロデュースするカフェだから、メニューもドリンクがめちゃめちゃ豊富。もう飲んでよ、どっぷりがっつりタント飲んで~頂戴状態(どんだけ飲ますんかいな;) とにかくカッブはがっつり系のデカップに注がれてて、アタシを飲み干したら一人前の半人前よ的感じ(ん?・・・半人前やないか;)
 お兄さんが描いてくれた泡の表面を崩しながら飲まなきゃいけない事に心痛めながらもがぶ飲み(絶対ないない;)

0807furla2 チョコ好きのアタシは「チョコラータラテ」、キャラメル好きのママは「カラメッロ」を注文。どの商品もだいたい800円あたり。「チョコラータラテ」のほうは、感じようとしない限りチョコは隠れてる感じ。甘くないし、ほんのり系のチョコでガッツリ系なミルクドリンクのよう。「カラメッロ」の関しても、キャラメル要素はほんのり感じる程度で。薄めで量勝負状態?(KOより延長ラウンド的ドリンクなのだな)
 だからこそ欲を言えばチョコなんか添えられたりしたら完璧。口寂しいわけじゃないど、こんだけの量を頂くとなると、味に飽きちゃう場合もあるから。チョコを途中で頂きながら味わうと、更に美味いはず。

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京都「俵屋旅館」、初夏を涼しく味わう

livarot.gif京都の梅雨から夏と言えば、湿度や風のない暑さで厳しいイメージがある。確かに日本独特の四季を顕著に表す時期とも言える。そんな京都だからこそ生まれ育んできた、伝統の和懐石の素晴らしさ。梅雨がこんなに美しく素晴らしく思えてくる!まるで魔法のように。それが京都「俵屋旅館」で頂いた季節ならではの料理だ。

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 ビールは乾杯だけにしてやっぱり冷酒でゆっくり楽しみたい。先付けは胡麻豆腐、鱧ざく、爽やかな彩の新茶素麺。新茶素麺は口の中で新茶の香りが広がり、思わず笑みがこぼれる。小茶碗の冷し湯葉とともに、スルスルと食べられる優しさが、暑い夏にはうれしい。

 向付は、油目、鮪トロ、海老。油目はこってりした脂身が濃厚で、あぶらめの良さを心行くまで堪能した。胡麻塩の風味も食欲をそそる。椀は鱧。小さな結び茄子、白瓜がかわいい。あじさいの柄が美しいお椀をめでながら、花山椒の香りの後に上品な出汁を味わう。最近はワインの品揃えも楽しみで、こちらは白ワインを合わせて楽しむ。

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 「梅雨を飲んだハモはおいしい」といわれるが、笹焼きされ香り高い鮎。部屋中に笹焼きの夏らしい香りがたつ。頭からかぶりつくと、鮎特有の苦味と柔らかい風味が交じり合う。添えられたアスパラ諸味漬と焼雲丹と一緒に楽しく頂く。毎回色んな工夫で楽しい料理に感心させられる。

 続いて冷や鉢。白(加茂茄子)、赤(海老)、黄(芋)、緑のバランスがガラスの器に美しく映える。ひんやりした旬の京野菜が身も心もほぐしてくれる。旬の加茂茄子はじわっと優しい出汁の後に、柔らかい実質のエキスを味わう感じがさすがだ。さっぱりとダシがきいてる鰻柳川鍋、強肴と鮑がさわやかな歯触りの針野菜、そして締めの御飯へと続く。

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 慌しい日常を送っていると日本ならではの「四季」を感じることが少ない。京都・俵屋旅館に伺って、ゆったりはんなりと流れる時間に身を任せ、さりげなく素晴らしいサービスの中で、黒川修功料理長の「数々の繊細で工夫された料理」を堪能する。だから私達はまたここに帰ってくる・・という気持ちになるのかもしれない。

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衝撃のタダドーナツ! at 新宿 クリスピークリームドーナツ

cherry.gif 何度か挑戦しようと試みるも断念していた店に、とうとう行ってきました!「クリスピークリームドーナツ」新宿サザンテラス店。イエイ、!イエイ!イエイ!(よかったね) で、食べました~(並んでないのか) それが列がなかったの(うそ!) 極力並ばなくて良さそうな平日の朝を狙ったとはいえ店に来てびっくり。警備のお兄さんに「いらっしゃいまっせ~どうぞ~」と招き入れられちゃって、行列を堪能する間もなく店内へ(そりゃ凄い) オープンして数年たったし店舗も増えたから人は減ったとは思うが1時間は待つと聞いてたのよ。

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 待つ間に頂けると聞いていた、プレーンのクリスピークリームドーナツを期待したのに、並んでないから~、うっ、うぅぅぅ 仕方なくそのプレーンを注文してたら「宜しかったらどうぞ~」と差し出されたじゃない!プレーンのドーナツ!感動~~~。なってったってタダ、タダよ(そっちか!)
 口に入れるないなや溶けてく出来立てちゃん、美味い、美味いじゅないさ。柔らかいのなんのって、甘いちゃ~甘いがイヤラシイ甘さじゃなく、ドーナツの概念を覆す美味さ。仕方ない、箱買いしようじゃないか!12個入りで1800円のお得な箱買いさ(食べる気満々だね;) 持ち帰り?んなアホな。イートインよ、イートイン。2階に60席くらいのイートインスペースがあるんだけど、のんびりしたもんよ。平日の朝だからかな?

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 さて、先程のプレーンのドーナツは・・・今買ったのよね?あれ?(ワッツハプニング~グ~) 少し時間がたっただけの商品だが、すでに出来立てとは別物になってる。普通に売ってる普通のドーナツみたいな食感。コーティングも固まってるしコレでは衝撃ゼロだよ、ベイビー(そうかね、ハニー) 他にもチョココーティング系や、もさもさ系にフルーツやジャム系も、どれも衝撃に値しない味に; なんて残念な味わいになっとるんじゃマッケンロ~!サルコジブルース(シャンソンシャンソンショ~~~)

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 しかし、あのタダで配ってる衝撃なプレーンのドーナツは素晴らしい。出来立ての美味さ爆発刺激的~をタダで配ってる!あれだけで良いわアタシ。どのくらい時間が経つと固くなるのかな~;) とにかく劇甘のドーナツ達に完敗なアタシは胃の重みに堪えながらも、次の店に旅立つのであった(はい?) あ、このチョコと~(また甘味かい!)

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京都「瓢亭」、くずやの歴史を初夏の爽やかさと共に

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livarot.gif南禅寺近く、山縣有朋が趣向をこらした「無鄰菴」もあるそのひっそりとした通りに、江戸時代そのままの掛け茶屋が目に付く。土間にわらじや笠・・そこが料亭「瓢亭」の玄関となる。瓢箪の絵柄を描かれたのぼりが目印だ。中に入ると狭いが奥行きのある通路が続く。小奇麗な別館もすぐ横に出来ているが、やはり瓢亭本館で味わいたい。

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 400年近く前に茶屋として始まった瓢亭本館、中でも最も古く歴史がある建物で由緒ある茶室が「くずや」だ。そんな趣深い中で懐石を頂く事になった。その昔、茶を立てた際の余熱や燭台の火で、壁のあちこちがすすで真っ黒。いかにも年期の入った風情だ。頭が天井に着くこじんまりとした茶室の床柱には、掛け軸とともに菖蒲があでやかに生けられている。

0807hyotei3 障子を開けると目前には、小さいが奥行きを感じる庭と池があり、緑豊かで迫力がある。琵琶湖疎水からの流れにのって、大きな野生の鯉や亀がバシャバシャと元気に瓢亭内の水路を回遊している。静かな中眺めていると、時代をさかのぼって行く気持ちすらする。

 椀は鱧の煮物椀。冬瓜、ジュンサイが添えられている。ふっくらと花開いたようなこの時期の鱧は別格だ。香り立つような奥深い色気ある出汁とともに味わう。瓢亭と言えばご存知半熟玉子。当然玉子が目を引く八寸は、夏の粋な白い着物が美しい女将自ら供して下さる。
 「まぁ普通の卵ですけど、昔は生で食べることが多かったから珍しかったんでしょうね。それでも今でも失敗するんですよ」という唄のような美しい京なまり。何気ない説明にも300年の伝統を継承している自信のほどを感じる。口にふくむと、そのままふんわりと変形してしまうような繊細な食感と味わいだった。この時期が旬の青梅。丸々と大きいのだが一瞬にして溶けていく感じ。針で皮を突いた上で煮揚げているからこそ得られる食感だろう。

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 焼き物は鮎塩焼き。花山椒の甘酢漬けが添えられている。瓢亭の鮎は、天然と養殖の両方を使っているというが、これは養殖だろうか、かなり大き目のふっくらした身だ。優しい的確な火入れで表面はカリリ、中はほっくりした仕上がりになっている。養殖としてはかなりのものだが、天然鮎の力強い苦味のほうがやはり好きだ。
 御飯はしょうが御飯に赤だし。新しょうがのさっぱりした風味が食欲をそそり、満腹なのにするすると頂けた。これに影響された妻は帰福後、新しょうが飯を試行錯誤していた(笑)

 最後に、紫陽花を思う美しい和菓子とお抹茶を頂きゆっくり寛ぐ。茶室の中を雨上がりの爽やかな風が吹き抜けていき、鯉の飛び跳ねる音がする。日本古来の茶室の中、伝統を引き継ぐ料理を満喫した。京都の和食が秀でているのは、耳を傾ければ感じられる「歴史の重み」そのものが、贅沢な一品になるからだろう、そんな想いが頭をよぎった。

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奈良「法隆寺」、日本初の世界文化遺産

millefeuille.gif京都の新緑美しい爽やかな日、朝食後いつものように静かな俵屋の部屋で新聞を広げていた主人がこう言った。「見てこれ、平城遷都1300年祭マスコットキャラクタだって(笑)」あの個性的なキャラね・・奈良平城遷都。そうね・・せっかくだから今から聖徳太子に会いに、斑鳩の里に行こう!と思い立ち、いきなりの奈良行きを強行決行。

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 車を手配して向かったのはいいけど、1時間半の道のりは予想より遠く感じた。京都とは違って奈良は歴史的建物があちこち雑然と点在する感じで、残念だけど観光的環境はあまりよくない。目的地「法隆寺」の周りは看板や商店がゴチャゴチャして、ここが本当に世界遺産がある町なのか疑った程情緒はないわ。
 しかし法隆寺に入った途端一変。広くて静かで美しい!一歩入るとなんと素晴らしい世界遺産。建ってから1400年という時間は計り知れず、建築や仏教美術に詳しくなくとも、その良さをズッシリ感じ取れる。これが飛鳥時代!案内の方に色々細かいことをお聞きしながら中を散策する事にする。

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 聖徳太子が607年に建てたと言われる、世界最古の木造建築がこの「法隆寺」。1993年日本初の世界遺産となった。中門を入って左手に有名な五重塔、そして右に金堂、正面を大講堂に優雅なツインタワーだわ。人気もまばらな、素晴らしき飛鳥建築の中に静かに立って、周りぐるーっと眺める幸せ。こうやって太子様もここに立ったかしら?

 東大門くぐりずっと先、瞑想部屋らしき八角円堂「夢殿」をこえて、更に奥の静かな別棟へ行く。水辺に浮かぶ蓮の花が印象的な宮殿。聖徳太子がお母様のために建てたという「中宮寺」があるわ。そしてここにも国宝、何とモナリザやスフィンクスと並ぶ世界三大微笑の一つ「菩薩半跏思惟像」がある。教科書でも見たその若く神秘的なお釈迦様の姿は、女性顔負けにとってもお美しい。

 そして、百済観音像堂などがある近代的な大宝蔵院では、想像以上の素晴らしい仏像や貴重な美術品を沢山見ることが出来るの。ここまで来た甲斐があったわ~と時を忘れて眺めていた。時代時代で文化の特徴がちがっていて、飛鳥時代の物はシャープでオシャレ、エキゾチックな感じが特に気に入ったわ。

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 そうこうするうちに時間も押して来たというので、後ろ髪ひかれつつ法隆寺を後に。どうせなら欲張って世界遺産をもう一つ、「奈良の大仏が見たいわー」とそちらに回ってもらう事にする。最近あったドラマの影響でデートスポットに輪をかけて、観光客が増えているらしい「東大寺」。案の定混雑した中での大仏様拝見となったわ。

 緑広がる奈良公園には沢山の家族連れがピクニック状態、車も渋滞。やっと東大寺南大門に入って、まずは「春日大社の神の使いとされる」鹿、そして鹿、見渡す限り鹿・・。目が合うと、餌が貰えると勘違いして駆けてくるから怖い。鹿の糞があちこち大量に散乱していて不衛生、歩き辛い。ちょっと来たことを後悔しながら大仏殿に。確かに豪華な造りだが、人が多くてゆっくりとはいかないし、復路もまた大変。丸顔の大仏様に会えたのは嬉しいけど、私的には登山のように過酷な場所だったわ。

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福岡フレンチ「ジョルジュ・マルソー」「レストラン 花の木」 初夏のメニュー(1)

0806hana1livarot.gif九州の夏は暑く湿度も高い。そんなフレンチにはつらい風土の中、福岡のフレンチレストランも様々な工夫を凝らしたプレートを提供してくれる。そこで、まずは「レストラン 花の木」と「ジョルジュ・マルソー」をピックアップ。2008初夏のメニューを頂いた。

 なんと言っても暮れゆく大濠公園の景色。湖畔の色合いの変化が暑さを和らげてくれる中、黒木ソムリエの優雅なサービスで頂く「レストラン 花の木」。日常を忘れ、そして暑さを忘れ、フレンチを頂くには最適だ。
 椅子が古く固いためやや座り心地が悪い。スパンコールが籐の背もたれに引っかかる・・と妻がつぶやくが、サッと別の椅子を持って来てくれる。そんな気配りも素晴らしい。

 寺田シェフと黒木ソムリエが修行したフランス・ボルドーの2つ星「コルディアンバージュ」も使っているという食器ブランドはなんと日本製。器が二重になっていて何とも不思議な存在感を醸し出す。テーブルにガラスの層が美しく映える。上の器をはずすと、中にはファワグラという演出だ。
0806hana2 全体的に、シェフがフランスから帰国した直後の「切れ味や鋭さ」はなくなった感もするが、万人に受け入れやすい安定感のある味わいになったとも言える。相変わらず色々と練られた企画で、夏色に美しいプレートの数々。妻もご機嫌なディナーだったようだ。

 東京ミシュラン一つ星シェフを呼んでのフェアーなど、嬉しいタイアップ企画も少なくない「ジョルジュ・マルソー」。だが、やはりここでは小西シェフの料理を味わいたい。
 しっかりと時間をかけて取ったことがわかるコンソメは、舌の上でエキスがスーと広がる。丁寧な仕事ぶりが訴えかけるように伝わる。
0806gm1 北海道のウニ・帆立・ヴァンデ産のホワイトアスパラガスなど・・、盛りだくさんな旬の野菜を、2種類のソースでやんわりとまとめあげている。素材の旨みを生かしつつ、華やかさもあり、フレンチらしさの出た贅沢な前菜。

 蓋を取ると蕎麦の香りがテーブルを包む。スープを口に含むと帆立の風味、やや苦味の感じられる味わいは、ヒモでスープを取ったという。柔らかい蕎麦掻をかきわけると、中にはフォワグラ。ファワグラの脂の乗った旨み、蕎麦の香りとモチモチ感、帆立の旨みが立体的に渾然一体となる、小西シェフの独創的な一皿だった。
 素材の力をベースに、繊細で丁寧な職人技が感じられる初夏のジョルジュマルソーを堪能した。

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