ホテル西洋銀座「銀座スイートルーム」、静かで穏やかな休日を

外資系ホテルからの回帰という事で、今年の春夏は国産のホテルを取り上げて来た。帝国・オータニときて次はここ、銀座にある老舗と言えば「ホテル西洋銀座」。日本で初めてコンシェルジュ、バトラーサービスを取り入れ、日本のホテル文化を作ってきたと言える元祖西洋文化的ホテル。
銀座の真ん中にあり、客室数わずか77という小規模だからこそのホスピタリティー、今こんな時代でも健在。もてなすと言う当たり前のサービス、ホテルのサービスとはこれなのよね・・と頷いてしまう。「当たり前」が通らなくなったのは、外資系ホテルのせいとは思わない。しかしサービスとは、デキナイと言う台詞はありえないと個人的には思っている。けして無理難題やクレームを押し付けてる訳ではないのだから。
車を付けてエントランスは、大階段に赤い絨毯。上がって突き当たりにデスク、ここがフロントになるわ。小規模ホテルならではだが、伝統と品格を感じる楚々とした雰囲気。大型ホテルの様に、スイートだからと別ラウンジを設ける必要もない。十分ゆとりある落ち着いたチェックイン。
部屋に向かう前に、エレベーターを通り過ぎてティーラウンジに寄る。ラウンジの奥にはレストラン「レペトワ」があるわ。そのラウンジには宿泊客以外の紳士淑女が寛いでいる。落ち着いた大人の社交場的雰囲気は今では珍しい気もする。このホテルは、都内在住者が週末の休息に宿泊利用するという馴染み客も多い。昔ながらの良さをマイペースに維持し、現代にもきちんと存在感を示す。
クラシカルなインテリアは、ホテルの歴史と手入れの良さで、重厚感と品の良さがいわゆる理想的な洋館スタイル。日本で洋館風だとどこか空々しい感じがするが、ここに関してはそれがない。
お茶を待つ間に、ティーポットを温めるガラスの台座が来る。ハートが集まったようなデザインが可愛い。
そろそろ部屋へ。広めの廊下は直線的でなく、照明や鏡の配置で感覚的に穏やか。今回は「銀座スイートルーム」で110m2だけど広く感じる間取り。入って一つ目のトイレとクローゼット、越えて窓際に丸テーブルのダイニング。書斎デスクを挟んで奥にリビング。今時薄型テレビではないのは、こちらとウィンザーホテル位かな(笑)
角曲がって広々寝室は、ご自慢のフカフカキングベッド。主人が出張で、一人使ういつもの部屋でもこのベッドらしい。確かにどのホテルよりもぐっすり眠れる。バスルーム周りも広くてクローゼットも一工夫ある。タオルやハンガーが多いのも助かるわ。
とは言えとにかく設備が古い。この全ての古さは宿泊では致命的なんだけど、その分?コストパフォーマンスにも優れているので、長期滞在や出張にも使えるかな・・でも古い(笑) 銀座の低層階とは思えない静かな穏やかな部屋、冷えたシャンパンで取りあえずホテルライフ開始の乾杯をするとしようか。
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