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ニューオータニ東京・エグゼクティブハウス禅「夢窓庵」

0807ehzen1millefeuille.gif外資系ホテルの日本進出で沸いたここ数年。ちょっとばかし飽きてきた?とこなんで、この春夏は日本産ホテルへ回帰現象傾向な私。
 しかし「古き良き伝統」の名の元に手をかけず?、設備やインテリアが一般の家より以下・・ではわざわざホテルとしての意味はないと個人的には思っているの。やはり当然ながらその伝統と格式の上に、更にリニューアルして進化した部屋が望ましい。

 と言う訳で、前回の帝国ホテルに続き、今回はホテルニューオータニ東京。去年新設の「エグゼクティブハウス 禅」は既にいくつかの部屋を紹介済み。今回はその中でも、新制オータニの真骨頂?とも言えるガーデンスイートルーム「夢窓庵(MUSOU-AN)」を紹介。
 以前から申し上げている通り、日本伝統系ホテルのリニュ部屋は、だいたい無理な間取りで割高料金。外資系に勝てない理由はそれに尽きる。しかしこの部屋に関しては、無理な間取りと思わせない試行錯誤の集大成であり、料金もある意味妥当範囲内。デザインコンセプトは「日本まさに墨絵の世界」というが、日本人の思う和ではない和。エキゾチックジャパン、外国の方をお泊めするには最適なのではないかしら。個性的なので、趣味が合わない方以外は、ニューオータニ東京に泊まるならこの部屋以上はないように思うわ。

101108musoan こちらの「エグゼクティブハウス 禅」は他のフロアと全く違う雰囲気で、11・12階に別格・別空間で存在。選抜されたであろうホテルマン達が礼儀正しく、広く静かなラウンジに並ぶ。今のところ、どのホテルのエグゼクティブラウンジより、色んな意味で優れているように思うわ。
 チェックイン・アウトも優雅に寛ぎつつ出来るのはもちろん、軽食からドリンクと、セルフではなくきちんとサービスして下さるわ。そうそう、この景色のよいラウンジでは、朝食として「ピエール・エルメ」直伝のクロワッサンが頂けるの。フィガロ誌でパリNO,1と言われたこのクロワッサンは、朝ホテルの窯で焼き上げられるわ。このラウンジ以外では頂けない貴重な物よ。

 12階の一番奥にその「夢窓庵」はある。暗く長い墨絵風の廊下、浮かび上がる白いラインはまるで白砂の波。まさに禅の世界に引き込まれて行く中、夢窓庵のプレートが淡く光るの。
 玄関スペースには金色の玉など和のディスプレイ。ここには合わせて黒石風のシックな一つ目のトイレがある。扉向こうはすぐに銀色のダイニング、壁には大きな墨絵。盆栽などの飾り棚を仕切りに、向こうは玉砂利モチーフのテーブルが印象的なリビング。50インチのテレビが大きく感じる? 並んで新シリーズのバング&オルフセン。和のテイストがふんだんに使われているわ。奥には漆モチーフなデスクの書斎がある。

 そんなリビング・ダイニングは思ったより狭く感じるわ。何やかやと小技盛り沢山すぎて、遠近感さえなくなってしまうのが原因かしら?
0807musou2 隣室は、和紙風照明と切子グラスのディスプレイが印象的な寝室。こちらも漆風な黒のデザイン。奥にはシックなクローゼットルーム。
 寝室の向こうは、エステスペースがある白く広々のバスルーム。このエグゼクティブフロアで、エステが受けられる部屋はこちらだけ。温泉風の石床と壁の竹ディスプレイが不思議なバススペース。七色に光るジャグジーバスは小さめなのが残念。二つ目のトイレはすっきり白。バスルーム内でも設備充実。

 エグゼクティブフロアのルームサービスは充実していて、部屋で楽しむのが好きな私にはうれしいわ。シャンパーニュにクラブサンドは定番だけど、久兵衛のお寿司をお部屋で頂けるのもいい。
 部屋の広さは115m2。まさに前回の帝国ホテルのスイートと同サイズ、値段も余り差はない。明らかにこちらのガーデンスイート「夢窓庵」がお勧めではある。しかし、このコテコテなテーマパーク的空気は、長期滞在や静かにお仕事をされる方向きではない。海外の大切なゲストをお迎えするとか、イベント的なお泊りが楽しいかもしれないわ。

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