イタリア・フィレンツェ、大富豪メディチ家にあやかる芸術の秋

遥々やって来たイタリアのフィレンツェ。ローマやヴェネチアも良かったけど、フィレンツェはまた違った独特の文化味わう事ができる芸術の街よ。若い人なら徒歩でだいたいは回り切れるであろうこじんまりとした街中心部。屋根の煉瓦色が印象的で、石を積み重ねた様な壁が荒々しく無骨な感じがする建物群。石畳で歩き辛い小路があちこち広がって、車は入れない狭さそして一方通行。全体的に京都やパリの様に洗練された歴史の街ではなく、昔のまま、ただそこにそのままあり続けてきたという、この粗野な感じがフィレンツェらしいと言えるわ。

そんな中に一際目立ち聳えるのが、カラフルな白・ピンク・緑の大理石の巨大建造物。皆さんご存知フィレンツェのシンボル、世界遺産の「ドォーモ(サンタ・マリア・デル・フィオーレ大聖堂)」ね。最近は映画や落書きでも話題になった。奥天井に輝くクーポラはさすがだけども、他の内部は意外にすっきり素朴な印象。地下には近年発見された遺跡があったりする。
街自体が美術館とも言える昔のままの風情。石畳に少し歩き疲れたら、小路沿いにあるジェラート屋さんに入って栄養補給をしたいわ。フィェンツェで1・2位を争うらしいこちらのジェラテリア「ヴィヴォリ」では、お勧めのヨーグルト味が美味しかったわ。日本のより少しシットリ感が増す感じ。 歩いていると、あちこちの壁や柱に残るメディチ家の紋章。豪華な宮殿や1キロに及ぶ空中回路・・「大富豪メディチ家」の歴史こそがフィレンツェの歴史のようなもの。そして私がメディチ家の偉大さを感じたのは、ルネッサンス文化を体感できる「ウフィッツィ宮殿」。まさにルネッサンス美術の宝庫! コジモ一世がヴァザーリに設計させたこの宮殿は今は美術館。メディチ邸宅に隣接して作った、その名の通り「事務所(ウッフィツィ)」。古代彫刻や絵画4800点のうち2000点が公開されてるの。 見る角度や光で異なる姿を見せる本物の芸術作品。色や質感の驚くべき事、意味深いメッセージが伝わってくるのに衝撃を覚えるわ。とても一日では十分見て回れない、勿体無い作品ばかり。 そして外してはいけないフィレンツェ最古の「ベッキオ橋」。高所から見ると絵画的に素敵だけど、橋自体は宝石商ばかり立ち並び、観光客や恋人達のたまり場的になっていて、ちょっとごちゃごちゃした印象。しかし夕方、橋から見るアルノ河はフィレンツェで最も美しい景色と言われている。トリニタ橋などいくつかの橋が遠くまで架かり、河添いに建ち並ぶ黄色やオレンジの家や店々は、いかにもフィレンツェらしい景色。 そんなベッキオ橋から近い河添い、話題のスポットといえば「ホテル ルンガノ」。あのサルヴァトール・フェラガモがフィレンツェ内に所有する4つのホテルうち、最初に手掛けたのがこちら。散策に疲れたので一階のラウンジに立ち寄り、今度は窓から目前に広がるアルノ河とベッキオ橋を眺めつつ、本場イタリアンワインと生ハム、モッツァレラや猪のラグーなどなど楽しみ一息ついた。 普通に横に飾られている絵画が、フェラガモ家所有のピカソだったりするからびっくり。河を挟んだ向こうには同系列、全室スイートタイプの「ルンガノ スイーツ」という長期滞在型デザインホテルもある。そうそう、フィレンツェを去る時には「幸運の豚ちゃん」に再訪のおまじないのコインを忘れないよう。いつまでも変わらぬフィレンツェの景色でありますようにとね。


何より大好きなボッティチェリのプリマヴェーラを始め、ダヴィンチやラファエロ、ミケランジェロという巨匠達による彫刻や絵画が一堂に揃う。全ての歴史を変えたジョットの聖母子像やマルティーニの受胎告知などなど、なんと実物の素晴らしい事か!!芸術こそ時代の豊かさを、文化を経済を顕著にあらわしている。
この時代、芸術家達が伸び伸びと芸術に邁進できる環境と、チャンスを与えたメディチ家は歴史的称賛に値する。ここにある作品達を見る為にフィレンツェ来たと言う気持ちになれる。


| 固定リンク
「グルメ・クッキング」カテゴリの記事
- 今年のバレンタイン・アリガトウ賞「ウィリアム・カーリー」センキュ~~~♪(2012.02.15)
- ご到着「マリベル ニューヨーク」さん、キュンキュンなバレンタイン入られましたぁ。(2012.02.12)
- 大阪 Hajime「ハジメ レストラン ガストロノミック」 究極を目指す緻密な料理(前編)(2012.02.10)
- ハジメ レストラン ガストロノミック オオサカ ジャポン 研ぎ澄まされていく技術と感性(後編)(2012.02.13)
- 大阪「Hajime(ハジメ レストラン ガストロノミック)」で冴えたる頭脳的フレンチを堪能する(2011.05.14)
「デザート・スイーツ」カテゴリの記事
- 今年のバレンタイン・アリガトウ賞「ウィリアム・カーリー」センキュ~~~♪(2012.02.15)
- ご到着「マリベル ニューヨーク」さん、キュンキュンなバレンタイン入られましたぁ。(2012.02.12)
- 大阪 Hajime「ハジメ レストラン ガストロノミック」 究極を目指す緻密な料理(前編)(2012.02.10)
- ハジメ レストラン ガストロノミック オオサカ ジャポン 研ぎ澄まされていく技術と感性(後編)(2012.02.13)
- 大阪「Hajime(ハジメ レストラン ガストロノミック)」で冴えたる頭脳的フレンチを堪能する(2011.05.14)
「フランス・イタリア」カテゴリの記事
- 大阪 Hajime「ハジメ レストラン ガストロノミック」 究極を目指す緻密な料理(前編)(2012.02.10)
- ハジメ レストラン ガストロノミック オオサカ ジャポン 研ぎ澄まされていく技術と感性(後編)(2012.02.13)
- 大阪「Hajime(ハジメ レストラン ガストロノミック)」で冴えたる頭脳的フレンチを堪能する(2011.05.14)
- フランクフルトから「ルフトハンザ」でパリへ向かう(2008.12.02)
- イタリア フィレンツェ空港に降り立つ夜 そしてフォーシーズンズホテルへ(2008.11.04)
「ホテル・旅館」カテゴリの記事
- 京都 俵屋旅館、初春を祝う縁起良き「睦月のお料理」(2012.02.06)
- イタリア フィレンツェ空港に降り立つ夜 そしてフォーシーズンズホテルへ(2008.11.04)
- イタリア・フィレンツェ、大富豪メディチ家にあやかる芸術の秋(2008.11.07)
- パリ、コンコルド広場に浮かぶ歴史的名所「オテル・ドゥ・クリヨン」 Marie-Antoinette Suite(2007.11.06)
- パリの寒い夜は「オテル・ド・クリヨン」マリーの部屋でゆっくりも幸せ(2008.12.05)
「旅行・地域」カテゴリの記事
- 今年のバレンタイン・アリガトウ賞「ウィリアム・カーリー」センキュ~~~♪(2012.02.15)
- ご到着「マリベル ニューヨーク」さん、キュンキュンなバレンタイン入られましたぁ。(2012.02.12)
- 大阪 Hajime「ハジメ レストラン ガストロノミック」 究極を目指す緻密な料理(前編)(2012.02.10)
- ハジメ レストラン ガストロノミック オオサカ ジャポン 研ぎ澄まされていく技術と感性(後編)(2012.02.13)
- 大阪「Hajime(ハジメ レストラン ガストロノミック)」で冴えたる頭脳的フレンチを堪能する(2011.05.14)
「日記・コラム・つぶやき」カテゴリの記事
- 今年のバレンタイン・アリガトウ賞「ウィリアム・カーリー」センキュ~~~♪(2012.02.15)
- ご到着「マリベル ニューヨーク」さん、キュンキュンなバレンタイン入られましたぁ。(2012.02.12)
- 大阪 Hajime「ハジメ レストラン ガストロノミック」 究極を目指す緻密な料理(前編)(2012.02.10)
- ハジメ レストラン ガストロノミック オオサカ ジャポン 研ぎ澄まされていく技術と感性(後編)(2012.02.13)
- 大阪「Hajime(ハジメ レストラン ガストロノミック)」で冴えたる頭脳的フレンチを堪能する(2011.05.14)






