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「ジョルジュ・マルソー」 クリスマスはジビエで決まり!

081224gm1millefeuille.gif 不況不況と言われる中、それでもクリスマスは愛する人と一緒に、少しは豪華に過ごしたいものね。前回の「ひらまつ」に続き、この季節ならではのフレンチメニューをご紹介するわ。そこは大手門にある「ジョルジュマルソー」、今回クリスマスらしいカワイイプレートや、特別に入ったという迫力のジビエを満喫できたの。

 アミューズは暖かい小さなコンソメのスープ。丁寧に作られた凝縮された味わいにトリュフの香りが漂うわ。ようやく冬らしい寒さになって来たので、冷えた体を温めてくれるこのスタートは嬉しい。

livarot.gif前菜は、限りなく優しく火を入れたオマール。ウニ、オマールの優しいジュレが添えられている。上質なオマールの甘みを存分に引き出している。
 オマールは火の入れ方で味わいが全然違ってくる。火をいれすぎると味気ないし、弱すぎるとべっちょりする。フランス人シェフのプレートはそのあたりの出し入れにいつも感心するが、今日のオマールは計算されたキュイソンだった。しかもスープで体を温めた後の冷たい前菜でコースの流れも良かった。
 オマールの赤にからすみやズッキーニの黄色など、クリスマスらしい華やかなプレートに仕上がって目にも楽しい。

 魚のムースを包みこんだヒラメ。蒸された身質はとても上品な仕上がり。ラタテュイユとイカスミが敷かれており、味わいのバランスが素晴らしい。黒をベースに白や赤・緑のコントラストも美しく、これもクリスマスらしい。イカスミなので、女性は食べ方に注意しないといけないかもしれない(笑)

081224gm2 肉は、ジビエの王様「ベカス」。なかなかお目にかかる機会が少ないベカスだが、小西シェフは素晴らしいプレートに仕上げてくる。
 野鳥の金属的な血の香りが特徴のベカスは、内臓も一緒にロティールすることによって、内臓の風味が肉にまとい、一層複雑な味わいになる。長いくちばしのついた頭が半分に割られて添えられているのもベカス料理の定番。手で小さな頭をつまみ、脳みそをすする至福の時間が流れる。パンにつけられたペースト状の内臓も、適度な濃厚さを保ちつつ上品に仕上がっており、妻にもすこぶる好評だ。
 ジビエに力が入りすぎると血の香りが強いサルミソースにいきがち。しかしベカスのような特別の素材は、今日のようなシンプルなジュを中心にしたシンプルなソースがとてもあう。

 チーズを頂いた後は、イチゴを使ったキュートなデザート。グラスの底にはなんと白玉が!茹でたてフワフワがひんやりイチゴのソースと合う。ピンクと白雪みたいな白玉がカワイイ。残しておいたピンクのシャンパンがピッタリ。

 いつもより照明を落とした店内は、クリスマス時期らしくおしゃれをしたカップルでいっぱいだった。フレンチの醍醐味であるジビエは、レストランの力量が問われる。そんなジビエだからこそクリスマスを艶やかに彩ってくれる。

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