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パリの寒い夜は「オテル・ド・クリヨン」マリーの部屋でゆっくりも幸せ

millefeuille.gif パリのコンコルド広場に到着した時は暗くなって、青く輝くエッフェル塔に黄色い星が円を描いていた・・そうユーロの旗。小雨が降っていて今夜は冷え込みそう、みんな肩をすくめて歩いている。コンコルドに輝くお城、今年もまたこの「ホテル・ド・クリヨン」に来る事が出来て幸せだわ・・・と、噛み締めながら車を降りる。
 いつものマネージャーが優しく出迎えてくださって、いつものお部屋に入る。この幸せ・・・パリに着いたんだわと実感する。ウェルカムにはクリヨンとなじみの深いテタンジェが用意してあって嬉しい。まずは乾杯で、更に幸せ(笑)

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 去年もご紹介したこのデラックススイート「マリーアントワネット・スイート(2200€)」、今年は改装されて間取りも変わっていた!主寝室を挟んで反対側にリビングが新設。つまり入口が逆になってる・・不思議。バスルームが一つになったし随分と狭くなった(60m2)。それでも中庭に面した静かで落着いた、裏口もある歴史的なあの王妃の部屋には違いない。新入口の真ん前には広い宴会場「サロン・マリーアントワネット」がある。

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livarot.gifホテル・ド・クリヨンでの楽しみの一つにルームサービスがある。ホテルのダイニングでの食事はまずまずでも、ルームサービスになると極端にレベルが落ちたり、品揃えが悪かったりするホテルがある。宿泊客にとってはかなりがっかりだ。特にヨーロッパの場合、到着時間では時差で食事にいくのがつらいこともある。そんな時にルームサービスのしっかりしたホテルだと嬉しい。
 この点、この「オテル・ド・クリヨン」は、ミシュラン2つ星の「
レ・ザンバサドゥール(Les Ambassadeurs)」で食事をしてもいいし、ルームサービスでもかなりのレベルの食事が取れる。「Les Classics Crillon」と「Signature Crillon」があるが、今回は「LesClassics Crillon」からチョイスした。

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 「Soupe a loignon en gratinee」。濃厚なオニオンスープだ。じっとりと焦げ目がついた刻まれたチーズがスープと混じり合う。パリに着いたばかりで、その寒さになじめない体を中からほくほくに温めてくれた。そして「Oeufs brouilles au saumon fume」、レ・ザンバサドゥールのシェフ、ピエージュ氏はLes Oeufsをうまく取り込んだメニューが得意。その影響だろうか卵を使ったルームサービスも多い。今回依頼したのはスモークしたサーモン入りのスクランブルエッグ。ワインのつまみにはぴったりのふくよかな味わいだ。その他にもトリュフ入りスクランブルエッグなどもある。
 「Pigeonneau/Foiegras de canard roti、何と言っても抜群だったのがピジョノー。カリカリに火を入れられたピジョンはまさにダイニングで頂いているかのようなレベル。下にはトロトロのフォワグラが敷かれている。ピジョンの大腿部はコンフィされさらにカリカリの食感だ。手で大腿部にかぶりつくとピジョンの野趣っぽい厚みのある香りが鼻先に広がる。

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 今夜合わせたワインは「デュジャック モレ・サン・ドニ(Dujac Morey-Saint-Denis)1999年」、保存状態も抜群。元来薄い色のモレ・サン・ドニだが10年近くが経ち、既に枯れたような色合い。ところが飲み干した後の柔らかい余韻がじっくりと、そしてゆっくりと広がる。ワインが口の中にいつまでも居座るような感じだ。ピジョンの厚みのある香りとハーモーニーを奏でてくれる。凍えるように寒いパリの夜、お蔭で心地よい幸せな夜を過ごせた。

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