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「レストランひらまつ」の個室で、ゆっくりもてなしフレンチ

livarot.gifフランス料理はレストランのメインダイニングで、華やかな雰囲気で味わうのも楽しいが、個室で親しい人とひそやかに過ごすのも楽しい。今回は、パリからの大切なお客様をお迎えして、「レストラン ひらまつ 博多」の個室で特別な夜を過ごした。

0902hira1 個室にもちゃんと個室用のウェイティングスペースがあり、そこで食前酒を楽しむことができる。個室もアール・ヌーボー調で、ダイニングよりさらに落ちつた静かな大人の空間だ。
 まずは再会を祝して乾杯。選んだのは、貴重と言われる「ローランペリエ・グランシエクル・アレキサンドラ・ロゼ 1997」。アレキサンドラロゼの、複雑な香りと余韻の長さが抜群だ。トゥールダルジャン東京の
ガラ・パーティーで頂いて以来、すっかりアレキサンドラ・ロゼのファンになった妻もご満悦の様子。

 「オマール海老、小鳩の燻製、ポーチドエッグを添えた”美食家風”」。小鳩の旨味、オマール海老の上品な甘さが完全調和した完成度の高いサラダだ。
 客人との会話もはずみ、いつの間にかこの空間が、福岡に居ながらにしてパリに変化したかのような、そんな錯覚に陥る。
 次は「セップ茸のコンソメ とうもろこしのフォンダン フォワグラのソテー 3種の香りと共に」。温かみのある優しい香りが立ち込める。キュッと素材のエッセンスが詰まったようなプレートだ。

 「香ばしく焼き上げた甘鯛のグリエ 春の香り」。甘鯛のグリエは、水元シェフが「フランスのお客様には、フランスでは珍しい素材がいいと思って・・」と勧めてくれたものだ。
 サクッサクッとした皮、上品で節度ある脂をたくわえた、甘鯛のふっくらした身質が美味しい。これには、お気に入りの「ムルソー コシュデュリ 1996」を合わせて楽しむ。

0902hira2 肉は、ひらまつ定番スぺシャリテの「子羊のラメル」 。このメインに合わせて、ボルドーを愛する客人のために「シャトー・マルゴー 1990」をチョイスした。マルゴー1990年は、昨年行った「エノテーカ・ピンキオーリ・フィレンツェ」以来だ。
 ルビーのような透明感あふれる色調、フワッと香水をまとったような香り、口に含むと優しく溶け込んだタンニンが上品な酸味とともに広がる。ボリューム感はそれほどではないが、切れ目のない余韻が美しい。優しく熟成しながらもそのポテンシャルをギュッと裏に潜めている、そんな印象だ。
 「子羊のラメル」のトリュフの香り、玉葱のコンポートの甘味とともにじっくりと頂く。料理と調和した極上のワインは、至福の時間を人々に提供してくれる。

 「リンゴの軽いタルト シナモンのアイスクリームとともに」。薔薇の花びらの様に形作られたタルトは、華やかで目にも美味しい。それに合わせて、シロップを煮詰めたような、甘さととろける風味の「シャトー・ディケム」を。
 ひらまつロゴ入りやトリュフチョコレートが、ガラス皿に美しく並び、初春の夜長はまだ続く。
 話も尽きず格別なワインや料理とともに、まるでパリにいるかのような、華やかで素晴らしい晩餐。思い出に残る楽しい夜を過ごした。

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