マンダリンオリエンタルの 「シグネチャー」にインスパイアされた夏
夏真っ盛りで梅雨もあけちゃいましたな暑さ、こんな時にぴったりなオリエンタルな最新夏フレンチと言えば、話題のフレンチインスパイアダイニング「シグネチャー(SIGNATURE)」。
「マンダリンオリエンタル東京」ロビーの階段を降りていくと、水に浮かんだようなグランドピアノとソファースペースが見えてくるわ。降りきってすぐ右手、オリエンタルで爽やか・・女性好みのおしゃれなレストランよ。
インパクトある内装は、あちこちの大きなレストランデザインを手がける小坂竜氏。福岡ではWITH THE STYLEだったりするが、イメージは似ててもやっぱり段違いのマンダリン資本力を感じる仕上がり。
小坂竜氏と言えば分かり易いゴージャスオリエンタリズムなんだけど、ここ「シグネチャー」に関して言えば品があってスタイリッシュな雰囲気で、ランク上な造りだわ。シルバーグレーやパープルを貴重に、オレンジや山吹色が品良く差してあり、照明も色々面白いが天井にまでデザインが凝っているのがいい。
この日、主人の会議が終るのを待ったので少し遅めのランチになった。バーから繋がるウェイティングは少し濃い目配色な大きいソファー。入口通路横、オリエンタルなパーテーション越しには女性も団体、奥の広いダイニング窓際にはオシャレをした女性達で埋まっている。更に奥の個室からも女性の笑い声がしている・・平日とは言え圧倒的に女性が多い。
私達はダイニング奥のソファー席に座る。高層階から昼間の日本橋を見下ろす窓際もいいけど、ゆったり寛げる感じのこのソファー席が好きなの。フカフカで肌触りよく、いくつかのクッションに囲まれてシャンパンを飲む幸せ。レストランでも自宅に近い寛ぎは嬉しい。
まずは、黒サマートリュフが贅沢に乗せられたスープ。マリネしたセップ茸をアクセントにスープの酸味が心地よい。
そして、鮮やかに散りばめた花が印象的な美しいプレートが登場。ネットリとした食感の仕上がりの黒鮑のコンフィは、ポワロネギのゆるりとした食感・甘さ、そして鮑の肝のソースをからめて頂く。
ランチとはいえど完成度の高い前菜、合わせたグラスのシャンパーニュでフレンチらしい優雅な気持ちになっていくわ。
フォワグラはソテーとボイルの2種類の調理法で頂く。マンゴーやココナツなどのフルーツを巧みに使って、レモンパームが香るソースは甘過ぎず夏らしい美味しさ。
続いて一見寿司風な、ほうれん草で巻いた蒸したアカイサキ。酸味程良い甘いフルーツトマトのクーリが敷かれて、これもまた夏らしくさっぱり頂ける。サフラン風味のかぼちゃが見た目だけでなく計算されたアクセントで納得。この2皿には冷えたグラスのムルソーがピッタリで満足。
メインは牛フィレ肉のロースト。付け合せ茄子のコンポジション、コクあるピューレや、水茄子の漬物を思い起こすサラダ仕立ては、センス感じる組み合わせ。今の季節だけの珍しいルバーブと赤ワインで作ったソースは、ルバーブらしいあんずの様なベリーのような・・お肉にもなすにも合うのね~。もちろん赤のグラスワインで頂く。
チーズ後のデザートは、それぞれのハーブティーに合わせてセレクトして頂き、さらにプティフールも凝って可愛くて、お腹いっぱいなのにまた頂けてしまった!あ~2時間・・午後の会議に主人は遅刻ね・・(知らぬ顔でゆっくりお茶を)
塩気やソースの出し入れの一つ一つにかなり細やかなこだわりと計算が感じられる。立体的で掛け算されたフレンチの長所をいかしつつ、複雑すぎずわかりやすいシンプルなおいしさ。しかし現代的なエッセンスもそなえた美しいフレンチに仕上がっている。
ワインリストもコンパクトだが、グラスやハーフもそこそこ用意されていて「使い勝手」が良い感じだ。
サービスを含め明るく清潔な印象の店内、余裕をもったテーブル配置でゆっくり落ち着いて食事が出来るわ。洗練されたインテリア・カトラリー・リネン、もちろんお料理。そんな大人の空間はランチデートにぴったりだった。オレンジやイエローのビタミンカラーは夏らしく爽やか、そうね、ランチ後と言えば・・銀座にお洋服でも見に行こ~っと。
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