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「パリ祭 福岡」、かなり日本式?!

0907parisfk1livarot.gif7月14日のフランス革命記念日にちなんで、毎年行なわれる日仏交流イベントの「巴里祭 福岡祝賀会」。1960年に始まり50回目となる今年は「西鉄グランドホテル」で催された。
 在福岡フランス名誉領事・福岡日仏協会の主催で、福岡の仏関係者、政財界・文化人が多く出席する。夫婦共々ご招待を頂いたので参加してきた。

 冒頭ではボーイスカウトの演奏や幼稚園生による「ラ・マルセイエーズ」「君が代」の斉唱など。可愛らしい声のフランス国歌に妻も拍手。
 地元在住のフランス人から不評を買っているとは聞いていたが、確かに着席で主催者や来賓からの挨拶が40分も続くのには閉口する。

 この8月で4年間の日本勤務を終える、在大阪・神戸フランス総領事のアラン・ナウム氏も来福し、日本語も交えながらスピーチを行った。お世話になった方の名前を1人1人挙げつつ、目前に座っている方に目線を配りながらの挨拶に、妻は「内容は堅苦しいけど、ツボを押さえた日本らしい挨拶ね~」と妙な感心の仕方をしている。

 隣に用意された会場に移って、第二部の立食懇親会が開始した。一角には九州電力吹奏楽部が大掛かりに陣取って生演奏している。
0907parisfk2 料理はとくにコメントするものはないが、ワインは10種類ほど用意されていた。フランスからこの日の為に運んできたという。
 シャンパーニュは「ボランジェ」「ヴーヴ・クリコ」他、白は「プイィフュメ・ラドゥセット」「シャトーカルボニュ 2006」、赤は「ランシュ・バージュ 2004」「ラグランジュ 2004」「クレール・ミロン 2002」「ミッシェルグロ・ヴォーヌロマネ 2006」など。ソーテルヌの「シャトー・ギロー」もある。

 立食パーティのワインとしては文句ないセレクトだろう。しかし皆さん、ビュッフェコーナーに殺到しており、ワインの周りにはさほど人は多くない。
 「パリ祭」と言いながらビールも数多く用意されている。「こんな時くらいワインを楽しんだらいいのに・・」と思いながら、それぞれのワインを楽ませてもらった。
 「クレール・ミロン」は、いつ飲み頃だよ?とそのタンニンの暴れ具合とバランスの悪さにいつもあまりいい印象はないのだが、騒然とした立食の場合にはむしろその存在感が心地良かった。

 堅苦しい日本風式典はどうかと思うが、50年も続けばそれはそれで文化交流の一つの歴史。福岡は関係者の努力でボルドーとも姉妹都市協定を結んでいるのだから、もう少しフレンチ業界やワイン業界に元気が出てもいい。澄んだ蜂蜜のような甘味と穏やかな酸味がふくよかな「シャトー・ギロー」を頂きながら、そんな思いを抱きつつ会場を後にした。

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