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京都、初春縁起物「二條若狭屋」「二條駿河屋」「一保堂茶舗」

millefeuille.gif京都御所と二条城付近には、言わずと知れた歴史深い名所が沢山ある。一見普通の住宅街のような様子にもかかわらず、民家に混じって老舗名店などもひっそり佇む。そんな中でも京都市を東西に横切る「二条通」にある和菓子店を紹介する。まず「二條若狭屋」本店。古きよき日本家屋の貫禄ある風情が目を惹く。中に入ると明るく広々として、近代化もされているお店らしいお店。今ではデパートや駅にもよくこちらの商品を見るが、さすがに本店となると珍しいお菓子や季節限定物など、所狭しとズラッと並んでいる。

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 この時期はもちろん新年の祝い物中心の品揃え。今日来た目的はコレ、絵馬の形をした黄色い卵煎餅「初詣で」。代々使われている焼き印、もちろん今年の干支の「寅」を押してある目出度いお菓子よ。玉子の風味豊かに、そして何とも甘くて玉子焼きみたい。絵馬の紐部分は昆布で出来ていて、甘い味わいの中にもメリハリが付く。新年のご挨拶に最適なのでまとめ買いするわ。

 二條若狭屋と言えば以前も紹介したチェリ~お気に入りの「やき栗」。今回は羊羹でコーティングした「ふく栗」とのセット物をチョイス。他にも丹波産の山芋を使ったドラ焼きみたいな「家喜芋」や縁起物を模った干菓子「京の色」、栗入りの菊形最中「千平菊」などを購入する。やはり本店に来てしまうと見たもの何でも買ってしまいたくなるわ。
 そんな私を尻目に主人は、店先のテーブルに用意して下さったやき栗と昆布茶で一息ついている。いつの間にか店内は人でいっぱい。私達同様、みんな新年の進物を求めにいらした様子。年末の買出しといった様子の年輩夫婦連ればかりね。

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 そしてもう一つのお店は、「二條若狭屋」から東に行った所にある「二條駿河屋」。見落としそうなこじんまりした佇まい。中に入ると期待通りの年季が入った手狭な雰囲気。使いこんだ曇ったショーケースには、季節の干菓子サンプルが並ぶ。優しい女将さんが奥から出てきて色々教えて下さった。

 二條駿河屋と言えば茶会などに良く使われる、ツウ好みと言われる「松露」が有名。これは店奥の箱詰めスペースに置いてあって店頭では見えない。丹波大納言の甘いつぶ餡に、これまた甘く白いすり蜜衣をかけた丸いお菓子。外のすり蜜も中のふんわり餡も、とにかく甘いので何個もパクパクとはいかない。かなりのコッテリ感・・確かに薄茶・濃茶に合うはずだわ。
 ゴールドと赤の華やかな箱には、びっしり敷かれた丸い松露がコロコロと20個。その上には今年の干支「寅」の干菓子や目出度い松竹梅形などが乗っていて、これまた進物にいい感じ。冬は常温で十日程もつし、何と冷凍も可能らしいので、大目に買っても大丈夫ね。

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 もう一つ。さらに東に行って二条通りから一本入った寺町通を上がった所にある「一保堂茶舗」本店。元旦の朝に、家族そろってお屠蘇ともう一つ頂く物・・・それは「新春大福茶」。全国の店舗でも売っているけど、縁起物ですもの、わざわざ本店までやってきた。
 旧年の邪気を払い新年を祝福するという、新年に頂く歴史あるお茶で、一保堂「極上玄米茶」からさらに上等の茶葉を使った限定品。この時期の期間限定で発売されているの。大きめの赤茶色の手付き塗り缶は京都本店のみ。寅年ラベルの「新春用特別抹茶」もあるけど、やっぱり大福茶の香ばしさで、元旦は心も身体も温まりたい。

 さて今日は大晦日。今年も「我が家の日常」を大きな心で優しく読んで下さった皆様、本当にありがとうございました。来年も更に一家精進して、厳選した「美味しい物」達を紹介させて頂く予定です。雪がちらつく寒い年越しとなりそうですが、皆様愛する方々と温かい食卓を囲みつつ、是非良いお年をお迎え下さい。

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迷い込め!年の瀬の「京都三丘園」

cherry.gifは~は~は~;(どうされました?師走だからってそんなに走らなくても) アントンの長い足で走られたら、いくら八頭身な私でも追いつかないやい(・・・へ~;で?) ここは何処かしら?大通りから一本入っただけで閑静な住宅街にも見えるけど・・・あ!てやんでい!

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 「チェリナだぁ、気付いてくれたんだね、緊急手旗信号」(またアントンさん;迷子にでも)
 「て、手旗~?あんたね、こんな時代に手旗でわかるか!モールス信号にせんかい!」(惜しい!携帯じゃダメですか!?ところでコチラはドチラ?)

 「道に迷った美しい僕を案内して下さった着物美人さんに教えてもらったお茶屋だよ」
 「京都三丘園(きょうとさんきゅうえん)京綾小路店?田舎のおばあちゃん家に来たみたいな佇まいじゃないか、疲労回復にちょいと寄らせてもらうよ」(い、いつの間に着物姿に?;って言うか、また京都に来たんですか;)

 通された部屋は、恐ろしいくらいの他人の家の和室の中の和室。畳みといい、何から何までお邪魔しま~す状態。まず私が注文したのは「抹茶と抹茶わらび餅」、アントンは名物プリンがセットの「抹茶と抹茶プリン」各1500円。結構良いお値段だなと思っていたら、運ばれてきて納得の大きさ。

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 「わ~い、チェリナぁ、僕お子様ランチ頼んだっけ~?ウレシイね、沢山だよ」(アントンさん、日本に居すぎてキャラ変わってませんか?;)
 「アントン、これは抹茶ずくしなだけで、おこぼれも、オマケも、お情けもない、れっきとした注文した商品よ」(他に言い方はなかったのか?;)

 それにしてもこれでもかと盛られた皿に興奮さえ感じながら、奥に座る着物美人達もサービスされてるんだな~と呟いてみる(え;着物で来店で何かサービスでも) 私に頼るんじゃない!自らの目と耳で頑張るんだたわけが(相変わらずケチですね~;) お茶屋さんだから店頭にはお茶やお茶請け菓子なんかも販売してるの。しかし他人家に来たみたいで、不思議と帰る時、お邪魔しました~、と、あれ、アントン?(多分・・・寝てます;) え~;こら!いくらなんでも宿じゃないぞ!

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宣伝係長ルキア推薦「ピエール・マルコリーニ」

cherry.gif「気味悪いわねぇ、あの人」 「本当だわ、何のつもりなのかな;」
 (チ、チェリ~さん;何だか注目されてますけど、今日はパーティーですか?)
 「え?ワタシ?ワタシはカルバニア・サンタゴスことルキアよ」(どこ略せばルキアになるんだ;)
 「今日はある物を仕入に高跳び・・じゃなくて高いところからキマシタァ、あ、ルキア、エンジェルかも~」(もう良いですから;カツラ脱いで)

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 せっかくサルジニアで手に入れたカツラなのよ(どこって?) このパツ金でボブなあたりがよく出来てるでしょ(で;) 今日はね、羽田空港限定のブツを受け取りに来たの。さぁ問題、ピンクと言えば?(チェリ~さん?) 何でよ、ぷぷぷ、メルヘンアントンに決まってるでしょ(・・・;) アントンがチェリナ麗しの「2010年カウントダウン・プレミアム マジでオメデタカーニバル」に来るから、「ピエール・マルコリーニ(Pierre Marcolini)」の羽田店限定『チョコダックワーズとトリュフチョコセット』をタラフクメルヘンに浸らせようとね(うざそうなイベントですね; それにしても可愛らしいじゃないですか、これ)

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 ピエール・マルコリーニのチョコを挟んだダックワーズだなんて、極めてワタシ向き(ア、アントンさんにでしょ?) アントンにはこのピンクな箱と、トリュフが入ってたピンクな缶を贈呈しまする(食べさせてあげましょうよ;) いくら日本の血を半分持ち合わせてるからって、フランスで意気揚々と生きてるアントンにそんな甘い事は許されないわ!(フランスで生活してるだけですよ;) ベルギーからの空輸がワタシの胃に収まるのに、どれだけの時間と労力がかかって・・(まだかかります?) そんな労力や時間を金額に現せって~?(言ってませんよ; でも聞きたいですね)

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 「箱だよ~箱買いだよ~、お客さん美人だね~」
 「え~うまいんだからぁ、それお幾らかちら」
 「箱買いで5250円いっちゃうよ~、いっちゃうんだよぅ」(普通に教えれんのか;)

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 限定ピンク缶にも定番「トリュフ シャンパーニュ」も入ってるから、お酒に弱いかたはヘベレケで歌お~よぅ~ヒュ~ヒュ~(そんなに酔えません、普通;) 足元が覚束ないので、羽田まで行けないわとのリクエストにチェリナ立ち上がりました。ダックワーズのみは羽田でしか買えませんが、な、なんと、箱買いなるお客様限定で通信販売を致します!(チェリ~さんがするわけじゃないでしょ;) 期間限定ですので、ご入り用のかたはお早めに!これからもワタクシ、宣伝係長のルキアはあなたの気持ちを代理主張致します!(それにしてもカツラひどい出来ですね;)

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寿司の食べ納めは「すきやばし次郎」で

livarot.gifクリスマスも無事終わり一変して年末年始一色となる前に、またサラッと江戸前鮨で息抜きをする事にした。この日訪れたのは六本木にある「すきやばし次郎」。何かと今年も話題になった六本木ヒルズのレジデンスB棟3階。「レスプリ・ミタニ(L'esprit MITANI)」や蕎麦の「竹やぶ」の並びにある。2003年に小野二郎氏の次男・小野隆士氏が開業。複数の若手職人もテキパキと働いている。カウンターのこじんまり感が何となく居心地良い。

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 昼のお任せ握りでお願いする(17000円)。噛み応えのある平目からスタート。シャリと混じりながら透明な旨みが広がっていく。「やはり次郎のネタは別格」だなと気が引き寄せられる瞬間だ。スミイカは逆にネットリとした旨みが広がった。サヨリもびっくりする位厚みがあり食べ応えがある。可憐な歯応え、控えめな甘味、最後にまとわりつく旨みとサヨリの持つポテンシャルをとても分かり易く表現していた。
 大間の赤身と中とろはまずまず。今年のマグロ漁獲量は少なくないものの、なかなか良いものが少ないという。コハダはジュワッと染み出す酢がシャリと混じり合った。「すきやばし次郎 銀座本店」のコハダの「あのインパクト」程ではないものの、相変わらず素晴らしい。

 そして「次郎」と言えばお待ちかねの車海老。人肌で二つに切られたミソ入りの大振りの身を口に頬張ると、甲殻類の香りが鼻の奥に抜けていった。
 人肌の佐島の蛸には塩が乗せられている。「他店より入念に仕込んでますから、繊維質がほぐれて柔らかいんです」という。なるほど・・柔らかい身質を噛み締めると、これまた甲殻類のニュアンスを強く感じる。
  鯵。そして北海道のウニは軍艦で頂く。そして鯖。鯖はもうちょっと迫力が欲しいところ。軍艦で頂く生イクラはクリーミーで溶けていく甘さが他店にはない味わいだ。穴子は江戸前らしく柔らかい仕上げだが、ただ柔らかいだけではない。煮きりも江戸前のあの辛さの少し手前のおいしさ。シャリの中に染み渡っていく塩梅が素晴らしかった。

 東京ミシュラン一つ星の効果か、ガイド本を抱えた欧米人が入ってきた。常連らしい一行とのやりとりも狭い店の雰囲気を和やかにしている。銀座本店とはちょっと違う雰囲気も悪くなかった。シャリはややねっとりしていてはらけ具合は軽やかではなく、ネタの存在感のほうが印象に残る。といってもたまに食べたくなりつい暖簾をくぐってしまうのは、やはりその抗し難い魅力のなせるわざというべきか。いずれにしろ今年最後の握りを満喫して、肌寒い北風が流れ人影もまばらなヒルズを後にした。(2011年2012年はこちら)

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ジャン=ポール・エヴァン的基本に帰ろうクリスマス!

cherry.gif今日は飛ばして行くわよぉ!(イヴだからですか?;) 1に水源、2に地球、3,4がなくて・・・さ~5は?(え;宇宙ですか?) 師走に何遊ぼうとしてんの!5と言えばゴレンジャ~の「ジャン=ポール・エヴァン(JEAN-PAUL HÉVIN)」じゃ~!(ど、どうして?)

 説明しよう。師走に走ってばかりの乾いた女子達よ。その乾きにミシャのパックはいかが?(え?;) 違う、滴るショコラの深海パックは?(え?;) 違う、シットリショコラの癒しケーキだコンチクショ~(お!これは今年のクリスマスケーキじゃないですか) ふっ、慌てるな、ケーキは逃げも隠れも・・って飛んどるやないか!(あのぉ、風船なら飾りですから;) 東方神起の歌の「風船」PVにトラのコスプレがいたよな? そうだ、年賀状に使えそう!(使えません!)

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 お~、このしっとり感、東京マラソン中に注入しちゃったら雪崩込みそうじゃない?(けやきロードレースじゃダメですか?) 地球を愛するのに場所は関係ないわ!(いや、福岡なんだか・・) それにしても相変わらずエヴァンのチョコは濃~いやねぇ(聞いてない;)一切れを食べ切る頃にはギブミーウォーターだもの(ところでお値段的ものを聞いても?) ふっ、これだから素人は、ぷぷぷ(そりゃ知りたいですよ) 教えてあげるから耳かっぽじってお聞きなさい。

 今年のジャン=ポール・エヴァン様は普遍的な基本にかえろう精神で、私チェリナに豊かな食をもたらしてくれるテール、つまり土と、そこで私チェリナの為に働く人々への、大いなる感謝の気持ちから生まれましたテルマ&ルイーズらしい(ちょいちょい突っ込みたいがあえてスルー;) このケーキはそのテーマの中の、空気を表現した「ビュッシュ レジュール」とぉ申します♪(・・・で?) ん?(いや、いくら?) あ~そこね、ま~5775円あたり?(さすがにエヴァン的地球への感謝も高価だね;) 材料や技術はフルにチェリナ頑張りましたからね(う~ん、そろそろ怒っとこうかぁ;)

 いくらエヴァンが空気を表現したって言っても、この風船の部分はチョコで出来ていますから~?、すなわち~?食べられますから~(そこ威張るとこじゃないしィ;) このカカオの風味とやらよ、近こう寄れ。。。という前から鼻にまとわりつきよって。なぬ~、チェリナ大好物の絶品なショコラムースにビスキュイなどと絡めよったな~!絶妙感を出すなどと高度な技術で圧倒したつもりか、まことにアッパレけしからん!(メンドクサイ;たいそう気に入ったわけね)

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緊急企画!クリスマスにお勧めのシャンパーニュ

livarot.gifいよいよクリスマス本番、自宅でのパーティーだからこそ、華やかな演出としてシャンパンが欠かせない。そこで我が家的お勧めのシャンパーニュをいくつかザッとあげてみる事にした。

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 まずは「サロン(Salon)1997年」。シュワシュワという音とともに、ゴールドにキラキラ輝く繊細な泡が二重にも三重にも複雑にからみあう。ここまで美しい泡にはなかなかお目にかかれない。色調は淡い黄色、香りも控えめで淡い印象。ところがシルクのように伸びてくるミネラル感の奥に、強い骨格もある余韻の長いシャンパーニュだ。愛する人と2人でゆっくり味わう時に、その高貴な味わいは期待を裏切らないだろう。

 ペニンシュラ企画「ドゥーツ シャンパンランチ」に参加するほか、我が家では様々な「ドゥーツ」が大活躍した1年だった。当然「アムール・ド・ドゥーツ(Amour de Deutz)」と言いたいところだが、今回は「ドゥーツ・ブラン・ド・ブラン(Deutz Blanc de Blanc)2002年」を紹介する。ブランドブランらしい爽やかさの奥に華やかさもある。可愛らしい甘味とフレッシュな酸のバランスが良く、クリスマスパーティーでも好まれる味わい。

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 さらに「ウイリアム・ドゥーツ(William Deutz Brut)1998年」。
 ボトルが入っていたBOXは、アムール・ド・ドゥーツの
パールホワイトに対して、ラベル同様のベージュ色に天使のエンボスだ。
 上品な熟成感、時間によって変化する香り。優しいアタックからどんどん広がり続ける。地味でいてじっくり味わうと手放したくなくなる、だからこそクリスマスにじっくりグラスを傾けたいシャンパーニュの一つだ。

 お決まりとは言え、華になる「ドン・ペリニヨン(Dom Pérignon)1990」。日本では「ドンペリ」という言葉のイメージで、杓子定規にとらえられがちなドンペリニヨンだが、実はそのイメージとは対極にある固いミネラル感がとても骨太なシャンパーニュ。適度の旨みと透明感が圧倒的な存在感を醸し出す。
 食事にあわ合わせるより、ただこのまま味わっていたいと思わせる。ただしそのミネラルをまとった十分な旨みが飽きてきて、後半はいつもやや辛くなる。食前ないし食後に1杯頂くと最高なシャンパーニュかもしれない。

 ちょっと変化球ならそのドンペリニヨン修道僧がラベルに描かれている「J.M. ゴビヤール(Gobillard)」。綺麗な泡立ちで柔らかな酸味。淡白で深みはないがふくよかな甘味が広げるボリューム感が、素直に穏やかに着地する。華やかさはないものの値段も手ごろなので、クリスマスだけでなく日常使いにも便利だろう。

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 「エグリ・ウーリエ エクストラ・ブリュット V.P(Egly Ouriet Extra Brut V.P.)」。レコルタン・マニピュラン(Recoltant-Manipulant)の中でも抜群の存在感を見せるエグリ・ウーリエ。真っ先に「ブランド・ノ・ワール(Blanc de Noirs)」となるが、この1本もなかなかだった。洋梨・蜜・藁・香水などの濃厚な香り。クリーミーな酒質に伸びていく酸が全体を綺麗にまとめあげている。余韻の細かい酸のさらに奥にある苦味も心地よい。
 レコルタン・マニピュランが総じて苦手な妻にはそれでも不評だったので、我が家ではあえてクリスマスに持ってくる事はないが、好きな人には好きな味わいのシャンパーニュと思う。いつもエグリ・ウーリエの後半は、白ワイングラスに換えてゆっくり頂くと贅沢な時間が過ごせる。

 個性的な1本としては、「デュヴァル・ルロワ ル・クロ・デ・ヴーヴリー・オーセンティス(Duval-Leroy Authentis Brut “Clos des Bouveries”)2002年」。骨太の酸味が1本貫かれており、ポンと浮き上がる。楽しい酸味がプチプチはじけるイメージ。時間が経つにつれて、弱々しいピーチの香り、黒砂糖のニュアンスなどアタックにも甘味を感じるようになり、やがて酸味とのバランスがとれてくる。大人数でのクリスマスパーティーなど、華やかな乾杯によさそう。

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 最後はやっぱりこれ、「アンリオ・キュヴェ・アンシャンテルール(Henriot La Cuvee Des Enchanteleurs)1995年」。1800年頃から家族経営でシャンパーニュを作り続けるアンリオ。このアンシャンテルールは、繊細な泡立ちが清廉で聖夜にぴったりだろう。上品な酸味と旨みある果実実が軽やかに旋律を奏でる。いつも個体差が大きく感じる気もするのだが、はまった時の1本には言葉がない。

 最近はロゼを多く紹介していたので、敢えてゴールドの正統派をクリスマスのお勧めとした。このクリスマス期間だからこそ、愛する人達と過ごす楽しい時間を、美しいシャンパーニュであざやかに彩りたいものだ。

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ディ~バがクリスマスGODIVAで世界を救う

cherry.gif世界の皆様、お疲れ様ですぅ(ど、どうされました?神妙な顔して;) 今日まで私がこんなに立派に育ったのは言うまでもなく、生れつき恵まれた才能と、小さじ程度の努力でございます(ふざけ倒すなら今度にして頂けませんか;) いえ!こればっかりは慎ましやかなチェリナでも聞くわけにはまいりましぇん!(な、何のこっちゃ;)

 世界の年末の暮らしには、やはりこんな潤いが浸透していたのねと改めてのダブル再確認(はいはい、自称八頭身チェリ~さん、今回は何を発見されましたか?) ふん、貴方のドヤ感には何粒与えたら潤いに変貌されることやら・・・ 見よ!この愛らしいジュンケンポンの、チ~ヨ~コ~レ~イ~トっ!(ま、まさか;) そうよ、これが日々皆様のカサカサな肌やササクレた気持ちに潤いと刺激を与えているGODIVAのクリスマススイーツ、そな名も「GO~!VIVA・DIVA(ビバディ~バ)」(勝手に命名しなさんな;) サンバなリズムにディ~バなチェリナがお届けする、今夜もナイスでパラダイスにチョイスはリードのイケてるフェイス~♪(めちゃくちゃやん;)

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 ここ数年、記憶が確かならゴディバのクリスマスチョコの姿は変わっていなかったと思うんだけど、何と今年は丸さを感じさせる優しいお姿で人間達の前に舞い降りたの(へ~、つまりリニューアルですか?) あなたササクレてるわね~; 3種類の味が変わってなかっただけでも有り難く思いなさいな!(な、何で?) ミルクもダークもホワイトも、定番中の定番、もう文句の付けようがない定番な味美味い、上手い、旨い胃で腸薬並に浸透よ。ディ~バが言うんだもん、間違いない(確かに美味しいですよね)

  スペンサー・リードが右手で家型のホワイトチョコを渡すの、で、チェリナは両手でハートマークを作り「サランヘヨ~」と微笑む!あ~そんなシーンを演じたいわぁ♪これが今年やり残した事だわね(相変わらず脚本は酷いですね;)

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レストランひらまつ、クリスマスはやっぱり豪華でなくっちゃ!

millefeuille.gif不況不況と言っても、やっぱりクリスマスはロマンティックに、且つゴージャスでなくっちゃ嫌なのが女心と言うもの。男子諸君、仕分けブームと言えどプレゼントや記念ディナーを節制することなかれよ。という訳で、今年もやっぱり「レストラン ひらまつ」でクリスマスデートはしないと気が済まない私。大きなクリスマスツリーも店入口に置かれて華やかな雰囲気。今夜はサンタならぬ平松シェフもここ福岡店にいらっしゃる。ダインニングは家族に団体、夫婦やカップルと様々な客層で埋まり、さすがにこの時期らしい賑やかさ。

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livarot.gif「やっぱりクリスマスはロゼ!」という妻のリクエストでチョイスしたのは、「ローラン・ペリエ・グラン・シエクル・キュヴェ・アレクサンドラ・ロゼ(Grand Siecle Cuvve Alexandra Rose)1997年」。落ち着いたピンクに美しい気泡、そしてやはり落ち着いた深みのある香り・・・いつ飲んでも素晴らしいロゼだ。アミューズのサーモンにはわさび風味のクリーム、ういきょうのピューレなどが合わせられ、とてもクリーミーな触感でいて立体的な味わい。やや甘い後味がロゼに丁度よかった。

 メニューを一目見て気に入り、別のコースから差し替えてもらったのは「青首鴨のムースリーヌ」。ジビエをメインだけではなく、前菜にも上手く入れ込んだメニューは冬のフレンチならではの贅沢さが感じられて嬉しいものだ。
 とてもリッチでなめらかなフォアグラのムースには、燻製の香りをつけたコンソメゼリーと、プルーンを再構築したコンポートが三角形に並べられ、味わいの広がりを楽しむという一皿。色々と細かいところに手が込んでいて感心する。

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 そして、一口でパリの味わいがフラッシュバックしたのは「フォアグラのラヴィオリ」。コク豊かなエスカルゴバターの緑、優雅に香るトリュフソースの黒、それから歯ざわりが心地よい生レタスの白と目にも鮮やか。奥深い味わいの濃厚なハーモニーをどっしりと楽しむ重厚な一品は、「パリのフレンチってこの迫力だよね」と思い出させてくれた。
 続いて、タイムの香りをつけた爽やかな「甘鯛のポワレ」。この時期、日本ならではのしっとりとした身質の甘鯛。それに添えられたフルーツトマトのコンカッセの爽やかさと、ベアルネーズの濃厚さが、薄くスライスした大きな茄子・茄子のピューレの楽しさと相まって、押し引きしつつまさにフレンチと言った味わいに昇華させている。

 そろそろお腹もいっぱいになって来たところで締めは、これも別のコースからチョイスした「仔鳩のロースト」。腿肉にはポテトのリングがはめられてて「まるで指輪のようね〜」と妻(私も本物のリングが欲しいと言っているかのように・・・)。 サルミソースの量は少なくないが、ライトで現代風の味わいだ。ナイフで切った胸肉にたっぷりとまとわせながら頂く。現代風に一滴二滴たらしたソースも悪くはないが、うまく構成されていないと味わい的には意外と響かない事もある。このサルミソースは現代風の味わいでありながら、肉の旨みを昇華させるソース本来の役割も十分楽しめた。

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 フォアグラのムースを隠したオレンジとアンディーブのサラダも、フレッシュで軽やかさを演出してバランスを取っていた。チョイスしたのはそのエキゾチックでジビエっぽい香りが野鳥・ジビエとも相性が良いとされる「シャトー・コスデス・トゥルネル(Chateau Cosd' Estournel)」。1990年なので十分に熟成しておりハーモニーを奏でてくれた。
 チーズは相変わらず、しっとりとしたベストな状態で運ばれて来る。目を惹いたのは中世の紋章が大きくデザインされた物。あれもそれも少しずつカットして頂く幸せ。デザートは残しておいた冷えたアレクサンドラ・ロゼで頂く。雪が積もったようなまさしくモンブランがロマンティックでぴったり。

 フランスで食べるフレンチ、東京で食べるフレンチ、そして福岡で食べるフレンチ・・・・全く別物だがそれぞれ違う楽しさもあると思えるこの頃。そんな中でどこで食べても「パリの香り」を漂わせる上質のフレンチとサービスを提供する「ひらまつ」の総合力を改めて実感した。雪が散らつく静かな夜、今年を締めくくるクリスマスに相応しいディナーだった。

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ユーハイム物語「私の私の彼は~♪ドイツ人~!」

cherry.gif今日は彼がクリスマススイーツを用意してくれるらしい♪ あ~何を着ようかなぁ、何を見ようかなぁ、あ、何てボケようかなぁ? う~ん、春日のトゥースは来年はモタナイだろうなぁ;(おい;何の話しだ?) それがね、そろそろヨンジュが本名で挑みたいなんて独り立ちみたいな事いうから、美形なジェジュン似を生れつきにも関わらず、感謝もしない彼の本名を明かすぞっっって話し(な、長かったな~;) そんなヨンジュな彼の本名はカール、日本とドイツのハーフサイズ(サイズはいらんやろ;) そんな彼の口癖は「オレのハーフは凄いんだぜい」(ダサいですね~;) そんなドイツに誇りを抱くカール・ヨンジュがクリスマスデートスイーツに用意してくれたのがコチラ「カール・ユーハイム(KARL JUCHHEIM)」のクリスマス限定品。「さすがオレのハーフドイツは美味い物を考えるぜ」だそうよ(ヨンジュさんキャラ変わりましたね;)

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 そんなウザカールの薦める限定品「クリスマスバウムリンデ」は見た目も味もさすがサプライズ!ハチミチとチョコがバランスよく作られたバウムクーヘンは、甘いと言う表現より、チョコの主張に脇でプッシュしてる縁の下タイプ・・・アタシじゃ~ん♪ と、これがサプライズ!?じゃ~ボケ返しも手頃でOK?と、たわけていたら甘かった; ミニミニバウムクーヘンまでがクリスマス限定でご登場~。こちらはチョコタイプとシャンパン使用タイプの組み合わせ「クリスマスバウムシュピッツ」。

 「韓国ではごめんなさい、貴方がジェジュン似というだけで、女性に追っかけられてるのをハートな目で見ていたけれども、ドイツもコイツもやさぐれ街道一直線!」
 「チェリナ、モテるって大した事じゃないんだ、それよりも胃を故郷で満たすには、お気に入りの靴を売り払うくらい痛みを伴うイベントさベイベ」(・・あの~、盛り上がってるとこ申し訳ないんですが、確かにユーハイムさんはドイツ人ですけど、「ユーハイム」のバウムクーヘンは日本で生まれたんですよ;)
 「なるほど~、オレ様みたいなもんか~」(つ、つまり?)
 「ドイツ人の母~ちゃんがオレを日本で産み落としたってね!」
 「よ!良い男♪」(脅威なバカップル;)

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ダチの「セルジュ」と「ニコラ」ですが何か?

cherry.gifこんにちは、ク・チェリナです(ク?) 妹はク・ハラ、同僚はニコル、よく「チェリナってKARAのメンバ?」と聞かれますが、あれは妹・・・うふっ、うふふふふふ♪(とりあえず否定しときますか?;)
 そんなクリスマスをお望みならこちらは如何でしょう「
セルジュ・アレクサンドル」のプティノエルどえす(美味しそう!ですが誰系にお薦めなんですか?;) このプティ感がタマランでしょうが。まるでお一人様仕様と誤解されそうですが(違いますか?) 違います、これはハシゴ用です(え~;つまりオカワリ組の為とでも?) クリスマス本番までのカウントダウン用でも構いましぇん!

 「予約したクリスマスケーキぃ、23日か24日か25日にしか渡せないらしい~」
 「うっそ~!?ありえなくない?」(当たり前でしょうが;)
 「ケシカランな~、たわけだね、ハッピーなバースデーじゃないっつ~の」(わ、わからん;)

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 そ~んなKARAファンの為に、カウントダウンで毎日がクリスマスケーキは今や常識(そ、そうなんですか?;) セルジュときたらイケズ~、ロールケーキが貴方の実力かと思ってたのに、ハーフサイズと同額の525円で更に上をいくなんてぇ(良いじゃないですか;)

 「あ、ニコラじゃん」
 「サンが付くけどね;」
 「相変わらず几帳面(笑)」(お知り合いですか?)

 フランスではクリスマスに登場するニコラで~す。サンタがモデルだとかなんだとか聞くけど、このニコラは「PAUL」の物で・・・「だからサンが付くんだってば;」
 「アハハハ、こだわるな~ニコラサン」
 「サンニコラです!!」

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西麻布「真」で、クリスマスシーズン息抜き寿司

livarot.gifクリスマスシーズンはフレンチやワインがどうしても連日続くので、時々美味しい寿司をサラッと食べたくなる。そんなある昼に向かったのは、六本木ヒルズから西麻布交差点を左折してすぐの、雑居ビル3階にある鮨「真(しん)」だ。ビル入口の控えめな案内が目印。店内は広くはないが小綺麗で優しい色合い。
 軽めのカウンターは8名も座れば満席だが、計算された設計でややカーブを描いたL字型なので、客同士の視線が微妙に合わない。西麻布という場所柄もあり、客層は食好きらしい落ち着いた大人が中心だった(目前の鮨を放置しておしゃべりに熱中するマダム軍団もいたが)。

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 お浸しはきっちりダシを効かせているが柔らかい味わい。L字型カウンター左奥に一目をひく大きなお櫃。そこから手前の小さなお櫃に移して握られていく。若くて男前な大将は、一見の客にも名前を呼んで挨拶するように心がけているようだ。若手4、5名もテキパキと作業をこなしてとても気持ちがいい。さて、さらりとお決まりを頂くことにする。鯛からスタートして、さば・赤身付け・たこ・赤貝・とろ・車えび・ホタテ・ウニ軍艦・穴子と進んで、玉子でしめる。

 軽く締められた鯖は薄い昆布をのせて握られる。赤酢がほのかに色付く強い味わいのシャリと抜群の相性。タコ・赤貝は丁寧に包丁を目の前で入れていき、口の中でふっくらとしている。特に赤貝は海の香りがフワッっと鼻の奥に広がった。
 トロもねっとりとシャリと一緒に口の中に吸い付くよう。下味をつけてほんのり色が付いたホタテは、擂りおろした柚を振るなど細かい仕事も目をひく。最後に追加したコハダは大きめに切られ、口の中で噛み締めるとじんわりと旨味に溢れた酢がゆっくり広がり、かすかに暖かい色気あるシャリと渾然一体となった。

 大将若手もピリッと真剣に仕事をこなしているが、客に不必要な緊張感は意識的に与えないように意を配っていた。お茶は三分の一位飲むとすぐ熱々が注き足される。一貫食べ終わる毎に台をサッと取り上げ綺麗に拭きあげ、次の握りに準備する。そんな様々な心遣いを自然に行うところも、東京ミシュランで3年連続一つ星と評価されている所以かもしれない。握り一つ一つはよく練られているが「大河のような骨太の流れ」「全体として迫ってくる完成度」には至らず、単発・単発の勝負になっている感じはする。が、また麻布辺りに来たら寄りたい良いお店だった。

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福岡「い津み」VS 大分「山田屋」、ふぐが美味しい季節

livarot.gif妻と大分駅で合流して向かうは「臼杵ふぐ 山田屋」。明治時代に開業という老舗「料亭山田屋」本店は臼杵にあり、「西麻布店」は東京ミシュランで3年連続で2つ星を獲得している。そして今回訪れたのは「大分都町店 山田や」という訳だ。
 大分駅前から中央通りを昭和通りまで真っ直ぐ歩き、昭和通りを左折して福岡銀行あたりから右折した飲食街にある一軒家。揺れの多いJR電車で疲れた体を、「ふぐモード」にするためにゆっくり歩くには丁度良い距離だろう。

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 小奇麗で清潔感があるものの、狭い敷地の中に建てられた一軒家の中はぎっしり座敷で仕切っているため、壁を隔てた部屋のざわめきは筒抜け(まぁ臼杵本店だと違うのだろう)。忙しさもピークの時期だ。仲居さん達もバタバタしている。ゆっくり味わうというよりも年末の喧騒と共にふぐを楽しむ・・そういった感じだ。

 定番のふぐ刺の薄切りはやんわりと色づいている。まず何も付けずにそのまま口に運ぶ。程よい柔らかさの身を噛み締めるとふくよかな旨みが広がる。本店がある臼杵市の佐志生から朝届いたふぐという。大分特産のかぼすを使用したポン酢はやや甘めだが、肝を溶かして頂くとちょうどよいあんばいだ。2人分の刺身としてはかなりの量で食べ応えもある。「ふぐ刺しだけでお腹いっぱいになったのは初めてね」とご機嫌の妻。
 コースとは別に追加したふくよかな「白子」は、クリームチーズのような柔らかい食感で、白子フリークの妻も感心していた。そう言えば今年正月に紹介した下関「奈可越」の白子の方が、同じチーズの表現でいうとハード系的コクがあったように思う。

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 から揚げは「揚げ物の大分」らしく熱々バリバリの皮。身は少ないが塩・香辛料で味付けてあってカラッとした強い味わいのため、食べ終わるころにはやや舌が疲れた。ふぐ軍艦巻は、海苔の風味、肝の深み、ふぐの淡泊さが混じり合って適度な口直し。
 そして上質の椎茸・おもち・野菜類などがたっぷりの「ふぐちり鍋」。もうここまで来るとお腹いっぱいでかなりの量を食べ残してしまった。「皆さん、お鍋の前までは調子がいいんですけど、このあたりからペースダウンするんですよ」と笑顔の仲居さん。締めの雑炊もやや風味や後味が強かった。

 そうそう、「ひれ酒」も甘さが強いために2杯目を残してしまった。ひれにかなり強く火を入れて他店よりやや焦がし目なのは、甘い酒質とのバランスを取るものかもしれない。刺身・白子まではパーフェクト、その後の料理は良い意味で甘みも強い田舎っぽい味わいで、好みが分かれるところだろう。
 一方の福岡でふぐと言えば「
博多 い津み」。こちらも「山田屋」に負けじと創業80年を越える老舗だ。風格ある門構えに落ち着いたエントランス。2階にあがった靴脱ぎ場も広々としている。人数に応じてそれぞれ個室が用意されている。この季節は忘年会や個人的にも必ず訪れている店だ。

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 黄金色の煮こごりは凝縮した旨みをたたえている。やや厚めに切られた二段引きの天然ふぐは、適度に熟成してほんのうっすらとした飴色。旨味をたたえ柔らかい触感の奥には厚めの刺身らしい歯ごたえ。優しい味付けの唐揚げ、特に要望しなければ調理場で小皿にとりわけてくるちり鍋と上品に頂くことができる。雑炊もふぐのエキスを適度に残しつつとても優しい仕上がりだ。

 今回の「山田屋」対「い津み」。ふぐ刺身はがっぷり四つ。方向性は違うもののそれぞれふぐの旨みを十分に楽しめた。ポン酢は「い津み」のほうがふぐを邪魔しない味わいだが、「山田屋」には肝という楽しさもあってやはり五分五分か。コストパフォーマンスは文句なしに「山田屋」に軍配。大分都町店は一番高いコースが1万円、白子をつけても1万3000円。何より刺身の量が十分だし、鍋も迫力がありかなりの満腹感がある。

 「い津み」は、ふく会席1万円から特選天然ふくコース3万円までと幅があるものの、総じて量(刺身・鍋)が少なめ。そして中途半端な握りや茶碗蒸し等の口休めを出さずに、ストレートに河豚で勝負。だから他県からの客人の中には「もう終わり?」とこぼす人もいなくはない・・とは言え、上品に落ち着いた風情の中で洗練された味わいの「大人のふぐ料亭」といった意味で、総評としては「博多 い津み」に軍配をあげたい。
 同じ「ふぐ」といってもお店によってコンセプトもかなり違う。そんな淡白な中にひそむ奥の深い店の在り方が、やはり淡白でいてふくよかな刺身とあい相まって、日本人を惹き付けてやまないのだろう。今年もまた「ふく」が年末年始を彩ってくれた。

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「青いソニック」VS「白いソニック」、美車両で大分へ

millefeuille.gif博多から大分は、JR九州「ソニック」と言う特急電車がある(福岡-長崎間もね)。2時間ちょっとで着くが、小倉まで新幹線で行ってからソニックに乗り換えると更に時間は短くなる。しかし私一人の時は移動も面倒なので、博多からソニック一本で行く。この日は仕事で先に大分入りしている主人と合流して、旬の「大分ふぐ」を食べるのが目的。福岡から大分まで車でも時間的には大して変わらないが、高速道路も最近は混んでたり面倒な感じもあるので、たまには電車もいいかなど思う。

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 行きは「青い(883系)ソニック」。先頭車両はデッキ部分やトイレも広く優雅なグリーン車。小倉までは私一人だけだったし、お天気で紅葉鮮やかな景色を見ながらのんびり過ごす事が出来た。グリーン車には大きなガラス張りの運転席との境に展望シートがある。運転の様子やすれ違う電車が良く見えるので、家族連れにお勧め。後から乗り込んで来た三世代家族の子供達は、そこで運転士の真似をしながら歌っていた。
 革張りの座席が特徴のソニックだけど、「青」はモダンなデザインで固めのシートになる。ガラス使いやカーペット敷きなどが「白い(885系)ソニック」との違い。スムーズなリクライニングや窓側のコンセントが便利でいい。

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 帰りに主人と乗ったはその「白」は、いわゆるオシャレな「かもめ」使用。違いと言えば白に黄色い顔の「かもめ」、白に青い顔が「ソニック」かな。顔的にドイツの高速列車ICEに似ている。全国的に見ても、JR九州の特急車両デザインは秀逸だと言われるが、以前紹介した「つばめ」やこの「かもめ」のデザインは好き。新幹線の味気ない雰囲気とは全然違う。
 その「白ソニック」のグリーン車は、床のツヤツヤ木目が印象的な木の造り。「青」とは違う柔らかい革張りでまさに大人のリビング風な座り心地。暗い時間だと暖色系の照明が更に落ち着いた雰囲気にするわ。「ソニック」は振り子機能を備えた車両なので、景色を見るには面白いのだけど、揺れがひどいので私は電車酔いが正直辛い。そうなると「白」のシートの方が揺れを吸収するのでユラユラと楽な気がする。

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 ちなみにグリーン車はドリンクサービスが付いているが、せっかくなので大分名産かぼすのジュース「つぶらなカボス」をチョイスするといい。お弁当や軽食、ドリンクなども豊富、優しい女性スタッフがオーダーを取ってくれる。
 中津・宇佐・別府など風情ある地域を通過して大分駅に到着。からあげが名物な大分、駅構内にはその香りが立ち込めててびっくり。でもでもやはり、大分と言えばフグの名産地。主人の思惑は臼杵まで行く事だったようだが、さすがにそこまでは遠いので勘弁してもらった。大分市内の駅周辺、小さい町ながらも繁華街はクリスマスムード一色。電車酔い覚ましに少し風に当たりながら歩こう。 続く・・

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クルスマス~な「ゴディバ」と「ジャン=ポール・エヴァン」からの処方箋

cherry.gif「もう~~い~くつ寝るとぉ♪クリスマスぅ~♪」(それ、去年も言ってましたよ;) じゃ~ね~・・・「どぉ~してぇ♪チョコを好きになってしまったんだろう~」(チョコじゃなくて君ですし;東方神起のファンに怒られますよ) ファン1号組なアタシなら大丈夫!(あの・・・何を食べながら話しているんですか?) ん?今年もあと少しになって、今年の抱負で述べた目標を達成すべく修行中でありま~す(だ、だから?) 常に口を動かす!(・・・つまり;) 学習中も、移動中も、観賞中も、睡眠中も、やればやれるさながら食い!(品のない事を;それにしても良い香りですねぇ、それ)

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 うふ、あの「ゴディバ(GODIVA)」から私の胃袋にやって来たその名も「クラシックショコラ」2940円。ゴディバのダーク50%チョコレートをふんだんに使用した、しっとりしっくりのチョコレートケーキ、う~ん、コロンビア(セニョール、セニョリータですか;) シ~シ~、匂うだけでチョコレートパックしたみたいにまとわり付く包容感、ユチョナ!見破ったぞ!その膨らんだ頬にはゴディバのケーキが入ってるんだな!(いや、自前だと思いますが;) いつでも手に入れられる物ではなく、期間限定だの数量限定だのと、希少価値をかがげるから、チケット争奪になるのよね(なんの話しですか?;) 「どぉして♪抽選外れてしまったんだろう~」(何かに外れたんですね;)

 そうだわ、しまった!ゴディバにかまけて、「ジャン・ポール=エヴァン(JEAN-PAUL HEVIN)」からの定期的菓子収容を忘れるとこだった(定期的に食べると言いたいのかな;それにしてもゴージャスなケーキですね) 1個のケーキとしては大きさも値段もスンバラシなアゲアゲ物でございま~す(おいくらですか?) 750円に外税です(このデフレ時代にかなりのゴージャス感ですね;) 逆流、逆転、逆境が私のモットーですから(初めて聞きましたよ;)

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 これはチョコレートの中の根性イッパ~ツ!的チョコレートでね、ショコラムースもなめたら痛い目にあう濃厚さよ。決して濃いんじゃなくて、コイケヤのコンソメパンチのパンチな部分みたく、食べ進めると効いてくるみたいな(じゃパンチだけで良いじゃん;) ブラジ~ルやコロンビア~な濃さとも違うけど、食べ終わる頃には、ペネロペの二乗級な女性に進化してるかも(・・・なんか伝わったのが許せないな~;)

 愛くるしいマカロンはパパからの贈り物。ピンクと言えば姫だろうと、店中のピンクマカロンを買い占めちゃったんだって♪(うっそ~!) うっそ~♪味は、ホワイトチョコレートが良い具合の絡みようで、ピンクとブラウンの色味といい、この挟み具合といいかなりキュート。小さいのに口の中がその味に占領されて窒息しちゃいそうな作り立てみたいな臨場感(え、嘘;) 何が?(あ、あの・・・もう良いです;)

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福岡「ジョルジュ・マルソー」で楽しむ京都丹波の鹿ジビエ

livarot.gifクリスマス時期を迎えるとフレンチレストランの華やかさが増す。暮れゆく師走のフレンチを、今年も大手門にある「ジョルジュ・マルソー(Georges Marceau)」で楽しむ事にした。
 平日思い立って「お勧めのジビエと、あとは今日のメニューからお勧めを聞きながら決めたい」といきなり予約。数日前から予約を入れておかないと、食材などの準備が行き届かないレストランが福岡にはまだ少なくないが、「
ジョルジュ・マルソー」や「レストランひらまつ博多」「レストラン花の木」のレベルは、きちんと波のないプレートを用意してくるので安心だ。

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 アミューズはガーリックがきいた「長崎産の牡蠣(温製)」。前菜は「唐津産の伊勢エビのサラダ」、さっと火を入れただけの伊勢海老の身は透き通るような色合いだ。すっかりお馴染みの「宮崎水牛モッツァレラ」も柔らかい触感風味が楽しい。そして「気仙沼の牡蠣」。カブの中にはリコッタチーズ、伊勢エビのミソなどを和えたもの。それにオマールの軽いソースが敷かれている。様々に混じり合った食感と風味が、気仙沼のインパクトある牡蠣の海の味わいをまとめている。
 先日パリで牡蠣の食べ比べをしてきた影響から敢えてお願いしたこの前菜。アミューズの「長崎産」とこの「気仙沼産」との違いを味わえて楽しかった。またきちんとフレンチに昇化したプレートで満足だった。

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 丁寧に作られた深みのあるコンソメに贅沢にトリュフが浮かんでいる「トリュフのコンソメスープ」の後は、いよいよ本日のメインであるジビエ「京都丹波の鹿」。この日届いた鹿は「縦にバッサリ半身というびっくりな姿(スタッフ談)」で届いたらしい。それを手際よくササッと裁くのはさすが豪快な小西晃治シェフ。
 「もう少し熟成させたかったんですが」と言うものの、定番のポワヴラードソースがフレッシュな肉質を昇華させている。ジューシーな血の色合いだが、口に入れると程良い火入れ。とても柔らかく旨みにあふれた鹿肉は、良く市場に出回っている蝦夷鹿より上品な肉質だ。添えられたリンゴのピューレの甘酸っぱさも、鹿ジビエの肉質を引き立ててくれた。

 これに合わせた赤ワインはサンテミリオンの「シャトー・パヴィ(Chateau Pavie)1990」、熟成感にあふれ上品でスパイシーな香りはポワブラードソースとハーモニーを奏でてくれる。余韻は深くはないがスマートな広がりがあり、繊細な香りがいつまでも立ち上がる。
 こちらのワインは古酒系が今ひとつに感じる事もあったが、このシャトー・パヴィは抜群だった。「レストランひらまつ」から移ってきた西ソムリエが工夫して仕入れているようだ。ワインリストも「お客様との会話の機会になれば」と日本語の入ったリストに加え、フランス語だけのリストも用意するなど見えない所でも工夫し、ボルドー1級のグランヴァンも6万円前後に抑えるなど頑張っている。

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 最近はチーズも多種類で美味しい品揃えになった。その中から羊乳のセミハード「オッソ・イラティ」や妻の好きなシェーブル「サントモール・ブラン」をチョイスする。デザートは残していたシャンパーニュで楽しむ。デザートはクリスマス用のキュートなプレート。新女性パティシエのセンスが光っており妻も及第点を出していた。

 「料理は素材が命」と誰しもが口にするが、それを実行するのは簡単ではない。ここ「ジョルジュ・マルソー」は上質の素材(常に各地の新鮮な鮮魚、時期によってはジビエなど)を用意しており、福岡九州では間違いなく素材のレベルが高い。
 チャレンジ精神旺盛な小西シェフらしく、時々「これは和食?」「イタリアン?」という事もなくはないが、本日はこちらの気持ち・希望に合致した満足いく師走のフレンチを楽しめた。ちなみに、クリスマスの3日間は2回転にしてまだ若干予約が入るらしいので、若い恋人達はクリスマスに向けてうまく利用してもらいたい。

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ペニンシュラ東京「ピーター」 アムールを満喫するドゥーツ シャンパンランチ

livarot.gif食とワインの祭典「シルク・キュリネール」、22日の「クリスタル・ディナー」に続き、最終日に参加したのは「ファブリス・ロセと楽しむドゥーツ シャンパンランチ(1人15,000円)」。我が家でも日頃から愛飲している、妻が今一番お気に入りの「アムール・ド・ドゥーツ(Amour de Deutz)」に惹かれて参加したその企画は、「ザ・ペニンシュラ東京」のメインダイニングであるフレンチレストラン「ピーター(Peter)」で開催された。

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 宿泊用のエレベーターでは行けないため、1階人ごみのロビーを横目に、ややわかりにく場所の直通エレベーターで一気に24階まであがる。以前訪れた時は夜だったので、いかにも香港らしいネオンカラーにびっくりしたが、何と昼間はクールで美しいオシャレな空間ではないか。床から天井までの全面ガラスから入る日差しに、浮かぶシルバーと漂う紫のクロスやインテリア、キラキラと降り注ぐな照明など・・妻はたいそう気に入った様子だ。

 日曜の午後ということで、若い女性の団体やカップル、夫婦や年輩の団体と様々な面々がおもいおもいにゆったりと寛ぐいい雰囲気である。広々としたダイニングの正面にあるステージには、ペニンシュラが招聘した各国のシェフ達が並び、料理などをそれぞれ紹介する。さらにドゥーツ社のファブリス・ロセ(Fabrice Rosset)会長が丁寧な挨拶とドゥーツの歴史を語る。昨日のルイ・ロデレール社のミッシェル・ジャノー(Michel Janneau)副社長とはまた異なる、紳士然とした身のこなしだ。ちなみに今ドゥーツ社はルイ・ロデレール社の傘下となっている。

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 「アムール・ド・ドゥーツ(Amour de Deutz Blanc de Blanc)1999」のマグナムが注がれ宴が開始した。いきなりアムール・ド・ドゥーツから乾杯というところが出し惜しみしない感じで良い。さすがやり手と言われるロセCEOだ。シャンパーニュが続く企画だからこそ、最初の一杯の選択は主催者のセンスがまさに問われる。マグナムボトルからキラキラと濃厚な黄金色が透けて見え、優雅な気持ちを盛り上げてくれた。相変わらず硬質なミネラルをまとったふんだんな旨みが豪勢だ。

 1皿目の前菜は、「ペニンシュラ・ビバリーヒルズ」の総料理長ジェームス・オーバーボー(James Overbaugh)シェフの「ブリニスにのせた鶉卵・鮪・雲丹とオマール海老」。いかにもビバリーヒルズの邸宅の立食で出てきそうな、小さめで美しいアミューズのような前菜。見た目にもあでやかな色調。スタートの前菜にはぴったりだろう。

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 続いて「ペニンシュラ上海」のタン・ツィー・クゥン(Chi Keung Tang)シェフによる「鮑のプレゼ 薄切りシュリンプとアスパラガス」。見た目は地味だが、ねっとりしたスープを絡めて頂く鮑の柔らかい身、歯ごたえの良いアスパラガスは洗練された中華という趣の味わいで、シャンパーニュにもピッタリはまっていた。さすが香港「嘉麟樓」の元料理長の面目躍如といったところか。

 アムール・ド・ドゥーツに続いて「ブリュット ミレジム(Brut Millésime)2002」、そして「キュヴェ・ウイリアム・ドゥーツ(Cuvee William Deutz Brut)1998」と次々に出てくるので、昼間だと言うのについ飲みすぎてしまう。特にウイリアム・ドゥーツ1998はエレガントな熟成感が食欲をそそってくれた。洋梨・アプリコット・リキュールの香り。アタックは優しい酸味が支配しているが、ジワッと収斂するような心地よいアルコール分も感じる。どの部門(香り・アタック・広がり・余韻)にもそれぞれ高貴なアクセントを兼ね備えていてとても完成度が高いジャンパーニュ。

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 本日一番だった一皿は、 ピーター・テンペルホフ(Peter Tempelhoff)シェフの「沖縄黒豚とフォワグラ ラングスティーヌのラグーとオレンジの香りを付けたクリュスタッセ」。最初メニューを見たときは黒豚か・・と思ったのだが、なかなかどうして、とてもエキゾチックなフレンチに仕上げている。ネットリと濃厚な黒豚とフォワグラの脂に、ふんわりとオレンジの香りをまとわせることによって、心地よいバランスの味わいになっていた。南アフリカとニューヨーク仕込みの料理が、イギリスで多数賞を受けたという異色の経歴。今は南アフリカのホテルレストランにいるというからビックリだ。妻も今後が楽しみねと気に入った様子だった。

 ここで妻のお待ちかね「キュヴェ・ウイリアム・ドゥーツ・ロゼ(Cuvee William Deutz Rose)1999」が登場する。つい先日も我が家で飲んだが、明るい時間にこういう華やかな場所で見るロゼはさらに美しく映えるものだ。この季節はロゼが増えるが、今年の「年越し」は多分コレに決まりだろう(我が家の年越しロゼは妻のリクエスト制である)。そして最後は「ドゥーツ・ドゥミ・セック(Deutz Demi-Sec)2000」といラインナップ。ドゥーツは味わいの変化が顕著で最後まで堪能することができた。そう言えば、途中各テーブルを回るロセCEOと、エンゼル・キャプシュールのデザインの話で盛り上がったが、帰り際の「女性へのお土産」はなんとそのキャプシールのペンダントだった(笑)

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 更に「ペニンシュラ香港」ガディスの料理長デイヴィッド・グッドリッジ(David Goodridge)シェフの「サーモンマリネとスモークのオリーブオイル ポッシェ オシェトラキャビアと共に」。昨年、お気に入りの香港「ガディス」でお会いして以来だが、「あぁ・・これこれ」とあちらでも頂いたサーモンの味わいを懐かしく頂いた。

 最後は現地「ピーター」のパトリス・マルティノー(Patrice Martineau)シェフによる「スパイスを効かせた花梨のポッシェ ヨーグルトの雪見仕立てとジンジャーブレッドのカスタード」。その洗練されたデザートで華やかなフィナーレに向かった。
 こういうパーティーの料理は、何となく形だけで外す事も多いのだが、この企画は各シェフのプライドとセンスがぶつかり合ってレベルが高く、とても楽しく美味しかった。シャンパーニュの選択と順番、複数のシェフの饗宴と企画がはまり、満足のいくパーティーだった。

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オトメンと俵屋吉富の「茶ろんたわらや」へ。

cherry.gif「日本の紅葉オタク、アンちゃんです」 そんなたわけた事を相変わらず素敵な横顔で言っているアントン。ふっ、オトメンなアントンに今回も付き合わされるのかと、とりあえずはウキウキなチェリエですがっ(ハンサム男子好きですね;) しかし!フニャフニャで心配なのでエスコート指名に、アン兄の右京君を助け舟に(保険まで準備万端ですか;)

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 右「姫にゃん、アントンは食べられる紅葉に行きたいんだ、そこで今回はこちらにザ・ご招待♪」(お兄さん、踊りはいりませんから;)
 チ「ま、まさか」

 ア「チェリエ~~、コレた~べ~れ~る~よ~」(アホさが増してますが;)

 右「説明しよう、京都の上生菓子には季節感を表した物が登場する、今ならモチロン、そうさ、紅葉さ!」
 チ「天然アントンが素敵に頂いている今回のお店はこちら、俵屋吉富さんの小川店「茶ろん たわらや」さん、ま~とってもビフォーアフター」(ビフォーは知りませんが;とても綺麗ですね~)
 チ「むしろカフェね、狭い店内を最大限にいかした作りで、壁一面が鏡になってるの、だから自分を見すぎて食が進みませ~んな美人さんはご用心な店内でぇす♪」(・・・へ~; 上京区寺之内通小川西入る宝鏡院東町592)

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 ア「チェリエ、チェリエ~、小川店限定なんだっつ~このきんとん」
 チ「今イカシタアントンが食べているのは、上生菓子とお抹茶のセット840円です、見た目の微妙な風合い色合いが、とても美しい上に、中のつぶあんの品の良い味わいが、オタクなアントンに勿体ありませんね♪」(本当に美味しそうですね~)
 右「ごめんよ、君が鏡に見とれてる間に、僕は寒い季節にたまらない善哉735円を頂いてるよ」
 チ「ま!なんて可愛らしいお餅なの、品の良さじゃ私と甲乙つけがたいじゃない;」(アントンさん鏡にポージングしないでください;)

 チ「真っ白な店内も好印象だし、椅子もとても坐り心地良いの、俵屋吉富さんのお店は沢山あるけど、この茶ろんは右京君なみに好きかも、ぽっ」(ふ、古いですね~その告白;)
 右「チ、チェリエちゃん、僕には、僕にはアントンという弟が!」(どんな言い訳だ?;)
 チ「チェリエ負けない!アントン、あなたの申し出をお受けします」
 ア「本当~!わ~い、わ~い、チェリエちゃんの生菓子は僕の物~、僕の生菓子はチェリエちゃんの物~」(ん?・・・こ、交換しとるだけやないかい!)

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ペニンシュラ東京「京都つる家」でクリスタルな夜

livarot.gif前回も話したように11月20日から22日までの3日間、「シルク・キュリネール 2009」が「ザ・ペニンシュラ東京」で開催された。食とワインの祭典をうたい文句に「チャリティーガラディナー(50000円)」「シャトー・オーブリオン ワインメーカーズティナー(52000円)」「サッシカイア ワインメーカーズティナー(30000円)」「ロマネコンティ ワインメーカーズティナー(218000円)」「ルイ・ラトゥール ティナー(28000円)」「シャトー・ムートン・ロトシルト ディナー(52000円)」などが一斉に行われた。

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 今回参加したのは、ペニンシュラ東京の地下1階にある「京都つる家」の天ぷらと、「ルイ・ロデレール・クリスタル(Louis Roederer Cristal)」のハーモニーを味わうという企画(1人44000円)。ミシュラン京都で3つ星を獲得した「京都つる家」本店から、高根沢由夫総料理長と若女将、ルイ・ロデレール社からはミッシェル・ジャノー(Michel Janneau)副社長も参加した。
 1列に並んだテーブル席に、それぞれのグループが着席して相席はない。おしゃれをした若いカップルやグループで埋まっており雰囲気も悪くない。副社長の流暢な英語による挨拶、ルイロデレールの成り立ち等の説明が続く。

 先付け(車海老生うに焼き・水晶銀杏・丹波占め地)と「ルイ・ロデレール・ブリュット」からスタート。造りは鯛と鮪が綺麗で大振りな器で供される。天ぷらは3回に分けて供された。客の目の前で揚げるわけではない為なかなか厨房も難しいはずだが、そこはつる家、熱々の天ぷらで感心した。ただしこういうパーティーでは、天ぷらを食べる時のあの「テンポ」「流れ」がなくなるため、妻は後半食べれなくなったようだ。
 衣は控えめで素材を生かした揚げ方。京風なのでとても柔らかい仕上がり。なるほどルイ・ロデレールの繊細な香り、バランスの良い甘み・酸味とは相性が良いだろう。大降りのアスパラガスもホクホクとした仕上がりで楽しい。帆立はやや長めに形作った上でジューシーに仕上がって一番美味だった。

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 これらは「クリスタル 2002」に合わせてだったが、クリスタルになると綺麗すぎる酸味がやや邪魔になる。むしろ「ルイ・ロデレール・ブラン・ド・ブラン 2003」のほうが相性が良かったかもしれない。最後の天ぷらの前に小鉢、菱蟹など珍しい素材を楽しむ。上品な御飯と赤出汁も「クリスタル・ロゼ 2002」と共に美味しく頂いた。
 ルイ・ロデレールの様々な種類を一度に味わえた為、それはそれで貴重な機会で、改めてル・イロデレールのポテンシャルの高さを確認した。一方逆説的にその優等生的に計算された味わいは、どのシリーズも似かよっていて余り変化がなく面白くはなかった。

 食事中「京都つる家」のパンフレットを頂いて、眺めているうちに無性にまた京都に行きたくなった。機会があったら京都の老舗料亭であるつる家本店にも伺いたい。ご主人も若女将も気さくに色々話して下さって、せっかくなので帰りに「おせち」をお願いする事になった。大晦日、京都本店から届くのを楽しみにしよう。
 翌日ペニンシュラのロビーで、ホテルを後にするミッシェル・ジャノー副社長にばったり遭遇。駆け寄りながら「昨夜は楽しかった?美味しかった?また会いましょう!」と陽気な彼らしい様子。手を振りつつ車に乗り込み去って行った。

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京都「亀屋則克」さん、ご面会です。

cherry.gif 皆様こんにちは、日本のお菓子に取り付かれて早数年、国籍はフランス、でも半身日本人のアントン・ワ・ネットリです(あらアントンさん、今日は主役ですか?) チェリ~ナを驚かせるべく、僕も和菓子を知っている談義をかます為、今回は修業を兼ねて京都に単身参りました(これはこれはご苦労様です)
 練りきり、ぜんざい、粒あん、アントン!羊羹、お団子、白あん、アントン!(それが言いたいだけやん;) 僕はただのイケてる紅葉オタクじゃないぞ、親父さん、女将さん、お嬢さん、アントン!(あの本題に;) そんな最高の生菓子を求め、朝一に伺ったのがこちら「亀屋則克」さんです。

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 ア「たのも~、則克さんいますか?」
 亀「どちら様で?」
 ア「僕アントンです、お菓子を求めてかれこれ20分」
 亀「ほほほ、そうどすか、ほなどう~ぞ」(お店と言うか、京都の老舗和菓子屋さんはこの小さい店内で、畳みのみお渡しのみシステムのところがありますよね)
 ア「わ~美しい♪」
 亀「この上生菓子から欲しい物を選んで下さいな」(なるほど~、こちらは見本から選ぶシステムね)
 ア「アントン全部シルブプレです、あ、このヒガシも欲しいドス」(棚に沢山の型が並んでるのも良い雰囲気を醸し出しますね~)
 亀「紅葉のお干菓子さんどすな、お~きに」(女将さん良い人ですね;)
 ア「これで僕も一人前のハーフです!」(び、微妙な表現だな;)

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 ア「あ!チェリ~ナ」
 チ「何してんの?オトメン、あ、亀屋則克の上生菓子じゃん、食べたい食べたい・・・美味し~~~、わらび餅なんて柔らかくてシットリ~、ん!紅葉だぁ、お~大きくて食べ応えあると思いきや溶ける~、うわ~この干菓子見て見て~、綺麗ねぇ、わっ!舌で溶かしてみ、こりゃ良いわ・・・で、何やってんの?」(あら~暴走中;)
 ア「か、亀屋の」
 チ「亀屋則克さんはわかったから、何してんの?」(チェリ~よ、話しを聞かんかい;)
 ア「いや、だから~・・・」
 チ「よ~し、ついでだからアントンも一緒に乱食に行くぞ~!」
 ア「よ、よ~し、乱れるぞぉ」(完全に完敗だ;)

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