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ペニンシュラ東京「京都つる家」でクリスタルな夜

livarot.gif前回も話したように11月20日から22日までの3日間、「シルク・キュリネール 2009」が「ザ・ペニンシュラ東京」で開催された。食とワインの祭典をうたい文句に「チャリティーガラディナー(50000円)」「シャトー・オーブリオン ワインメーカーズティナー(52000円)」「サッシカイア ワインメーカーズティナー(30000円)」「ロマネコンティ ワインメーカーズティナー(218000円)」「ルイ・ラトゥール ティナー(28000円)」「シャトー・ムートン・ロトシルト ディナー(52000円)」などが一斉に行われた。

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 今回参加したのは、ペニンシュラ東京の地下1階にある「京都つる家」の天ぷらと、「ルイ・ロデレール・クリスタル(Louis Roederer Cristal)」のハーモニーを味わうという企画(1人44000円)。ミシュラン京都で3つ星を獲得した「京都つる家」本店から、高根沢由夫総料理長と若女将、ルイ・ロデレール社からはミッシェル・ジャノー(Michel Janneau)副社長も参加した。
 1列に並んだテーブル席に、それぞれのグループが着席して相席はない。おしゃれをした若いカップルやグループで埋まっており雰囲気も悪くない。副社長の流暢な英語による挨拶、ルイロデレールの成り立ち等の説明が続く。

 先付け(車海老生うに焼き・水晶銀杏・丹波占め地)と「ルイ・ロデレール・ブリュット」からスタート。造りは鯛と鮪が綺麗で大振りな器で供される。天ぷらは3回に分けて供された。客の目の前で揚げるわけではない為なかなか厨房も難しいはずだが、そこはつる家、熱々の天ぷらで感心した。ただしこういうパーティーでは、天ぷらを食べる時のあの「テンポ」「流れ」がなくなるため、妻は後半食べれなくなったようだ。
 衣は控えめで素材を生かした揚げ方。京風なのでとても柔らかい仕上がり。なるほどルイ・ロデレールの繊細な香り、バランスの良い甘み・酸味とは相性が良いだろう。大降りのアスパラガスもホクホクとした仕上がりで楽しい。帆立はやや長めに形作った上でジューシーに仕上がって一番美味だった。

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 これらは「クリスタル 2002」に合わせてだったが、クリスタルになると綺麗すぎる酸味がやや邪魔になる。むしろ「ルイ・ロデレール・ブラン・ド・ブラン 2003」のほうが相性が良かったかもしれない。最後の天ぷらの前に小鉢、菱蟹など珍しい素材を楽しむ。上品な御飯と赤出汁も「クリスタル・ロゼ 2002」と共に美味しく頂いた。
 ルイ・ロデレールの様々な種類を一度に味わえた為、それはそれで貴重な機会で、改めてル・イロデレールのポテンシャルの高さを確認した。一方逆説的にその優等生的に計算された味わいは、どのシリーズも似かよっていて余り変化がなく面白くはなかった。

 食事中「京都つる家」のパンフレットを頂いて、眺めているうちに無性にまた京都に行きたくなった。機会があったら京都の老舗料亭であるつる家本店にも伺いたい。ご主人も若女将も気さくに色々話して下さって、せっかくなので帰りに「おせち」をお願いする事になった。大晦日、京都本店から届くのを楽しみにしよう。
 翌日ペニンシュラのロビーで、ホテルを後にするミッシェル・ジャノー副社長にばったり遭遇。駆け寄りながら「昨夜は楽しかった?美味しかった?また会いましょう!」と陽気な彼らしい様子。手を振りつつ車に乗り込み去って行った。

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