« 歴女?知りません、何故なら「東寺餅」ですから | トップページ | ゴディバの夏 「ブーケコレクション」にご挨拶♪ »

フランス料理 KOJIMA、浄水に生まれ変わる

20100611kojima1millefeuille.gif福岡市の浄水通りと言えば、かつては高級でオシャレな街など言われていたが、さすがにバブル崩以降徐々に静かになって、今では古くなったマンション街的雰囲気。それでもここ数年はかつてを惜しむように小さめの店がポツポツ出来たりもしていたわ。
 そんな中、久しぶりに浄水に気持ちが向く貴重なレストランに出会った。それは西部ガスが作った「
食文化スタジオ」にできたフランス料理「コジマ(KOJIMA)」。1983年開業の西中洲「こじま亭」とは全く別物として、生まれ変わったフレンチレストランよ。

 「平等院」に行った際にお話した「杉板型枠コンクリート打放し」、その技法を使った壁が眼を引くここ「食文化スタジオ」の建物。2階のコジマに向かうには裏手の別入り口に回る必要がある。
 以前(西中洲時)の家庭的な雰囲気から一変、かなり垢抜けて洗練されたモダンな
内装。福岡のレストランの中では今のところかなり良い雰囲気ね。一見、今は無き青山「ガニエール」のグレー縮小版って感じかしら。入口には赤専用ワインセラー、ダイニングにはシャンパーニュや白のワインセラー。壁はガラスモザイクのニケ像・・・ゆったりとした席数で個室もあり、落ち着いて食事が出来るわ。まずはシャンパンで乾杯しましょう♪

livarot.gif前菜は人参のムース、唐津産の雲丹に前沢牛のジュレを合わせたもの。牛のジュレの風味が強いのが特徴。「こじま亭」時代はこの量が多く、ジュレの風味が増幅され過ぎてやや食べ飽きる感じだった。今回はとても小ぶりなグラスで適度な量だ。ほおずきトマトの酸味もアクセント。

20100611kojima2 続いて、ブルターニュ産オマールのサラダ。ウオッカが入ったキャビアのソースにからめながら頂く。やや温かさの残ったオマールの甘さとアスパラガスの甘さが絡み合うようなハーモニーだ。厚く切ったサマートリュフも食感の変化が楽しい。

 フォワグのテリーヌを鶏肉に包んでコロッケ状にした前菜。下には柔らかい甘味と食感をたたえたイチジク。上のブレス産鶏肉もしっとりした旨みにあふれている。熱々の温度と優しい味わいのコントラストが良かった

 魚は、真鯛のピストゥーソース、ほたるいかを添えて。ノイリー酒を煮詰めたソースは味の深み、酸味の切れが上品だ。
 そして肉は、ビュルゴー家のシャラン鴨。綺麗なロゼ色で血の風味を活かしつつ、とてもしっとりした焼き具合。噛み応えある肉厚で提供される。蜂蜜にトリュフを1年ほど漬け込んだ風味も漂わせ食欲を刺激する。付け合せのマッシュポテトは優しい味でバランスがいい。火入れ、ソース、つけ合わせのトータルバランスが良く、上質な鴨肉の特徴が綺麗に表現されていた。 
 デザートは、オレンジのエスプーマに、グレープフルーツのジュレとグラニテ。爽やかな口直しでとてもよかった。

20100611kojima3 小島孔典シェフとマダム、そして旧店からの男性サービスの3人は息がぴったりで安定している。ただし他の若いサービス陣(研修中?)はミスや不十分さが目立った。
 ワインリストは値付けが高く、残念ながら以前感じた「バブル時代のリスト」という印象のまま。ボルドー1級シャトーの品揃え(大体10万円前後)はなかなか壮観だが、遊び心や選ぶ楽しさには欠ける。ブルゴーニュもこだわりは感じられない。美しいワインセラーにふさわしい、ワイン好きも納得の品揃えと値付けに期待したい。

 小島シェフの料理は、ホテル出身らしく基本に忠実でありつつ、ベテランらしく素材の特徴・旨みを上手に引き出してくる。ソースを大事にしたクラシックな味わい。驚きは少ないが、ブレが少なく安心して頂ける。プレート上の料理のデッサンも以前より綺麗になった。「厨房に最新機器が入って料理がしやすくなりました」というだけあって、的確な火入れと熱々の温度も印象に残った。

 以前の「こじま亭」は、店の手狭さ・土地柄も手伝って接待やなじみ客ばかりの雰囲気で使いにくかった。再スタートしてレストランらしくなった「フランス料理 KOJIMA」は、カップル・夫婦・女性客など幅広い層が利用しやすくなったと言えるだろう。

|

« 歴女?知りません、何故なら「東寺餅」ですから | トップページ | ゴディバの夏 「ブーケコレクション」にご挨拶♪ »

グルメ・クッキング」カテゴリの記事

デザート・スイーツ」カテゴリの記事

ワイン・酒」カテゴリの記事

旅行・地域」カテゴリの記事

日記・コラム・つぶやき」カテゴリの記事

福岡グルメ」カテゴリの記事

トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/115230/48590121

この記事へのトラックバック一覧です: フランス料理 KOJIMA、浄水に生まれ変わる:

« 歴女?知りません、何故なら「東寺餅」ですから | トップページ | ゴディバの夏 「ブーケコレクション」にご挨拶♪ »