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恵比寿「ジョエル・ロブション」でスペシャリテ三昧に酔いしれる

millefeuille.gif恵比寿ガーデンプレイスに聳えるルイ王朝様式のお城。それはいわずもがな日本最高峰のフレンチ「シャトーレストラン ジョエル・ロブション(Château Restaurant Joël Robuchon)」。2004年11月に現形態で再スタートするその前10年間は「タイユバン・ロブション」だった・・・懐かしく思い出す人も多いと思う。
 仏ミシュラン当時3ツ星の「タイユバン」と「ジョエル・ロブション」が合体。計6ツ星レストランという驚くべき豪華共演に、当時皆歓喜したものだったが、仏本体の経営不振などを理由にタイユバンが撤退。とはいっても「タイユバン」はサービス担当だったので、料理担当の「ロブション」がそのまま継続してくれた事は、日本の食文化にとってとても有難い事だったの。

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 そして新シャトーレストランは、ルイ16世様式の建物自体の造りや装飾はそのままで、ルイ15世の王女の肖像画などの重厚な絵画やカーテンなどを外し、メインダイニングの中央にはバカラのシャンデリア、壁には鏡やクリスタルなどをアレンジメントしたきらめくシャンパンゴールドの世界に。更に試行錯誤の末、テーブルクロスや絨毯はすべて黒に統一、スタッフもタキシードからデザインスーツにすっきりモダンにイメチェンした。
 「タイユバン」撤退で心配されたワインに関しても、改めて日本最高最新設備のワインセラー(マイナスイオンまで出ている!)と仕入れが揃い、それまで以上の状態を造り上げる事になるわ。まさに歴史の上に現代的さを融合させた豪華で最先端の「ジョエル・ロブションの世界」。もう6年になるのね。

livarot.gifジョエル・ロブションのスペシャリテのみを組み合わせたスペシャルディナーコース「ムニュ ロブション スペシャリテ(MENU LES SPECIALITES JOEL ROBUCHON)」32000円を頂きに、ここ「ガストロノミー ジョエル・ロブション( Joel Robuchon Restaurant)」を再訪した。前述の「タイユバン・ロブション」が終了する2004年7月「最後の晩餐」で頂いて以来のロブション・スペシャリテ再現というわけだ。

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 当時のメニューを確認すると「鱈 ポワレにし香味野菜と共に」と「鴨のフォワグラ グレープフルーツのグラタンと小玉葱のグリエを添えて」以外は同じメニュー。アラン・ヴェルゼロリ シェフがどのように提供してくるかも楽しみだ。まずは我が家の定番シャンパーニュの一つ、クリスタルゴールドに輝く「アムール・ドゥ・ドゥーツ(Amour de Deutz)」で乾杯。相変わらず色気あるミネラル感が美味だ。

 何かアミューズからスタートするのかと思いきや、いきなり「キャビア 甲殻類のジュレに、なめらかなカリフラワーのクレーム」からスタート。こちらの期待感に真正面から答えてくる。ロブションも「これは世界の料理人に影響を与えたと思うが、私も大好きな一つ」と言っている前菜だ。
 底にはオシェトラキャビアが敷き詰められ、真ん中に甲殻類のコンソメジュレ、一番上にはカリフラワーのムース。コンソメのジュレは、甲殻類の香りが口の中いっぱいに広がり、キャビアの塩気と贅沢感と一体になる。それを優しいカリフラワーがまとめてくれる。とても小さなポーションだったため、オカワリしたい位だった(笑)

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 「トマト 毛ガニと共にミルフィーユ仕立て、酸味の効いたクーリで」。菱形に形取ったトマトやカニが目にも鮮やかな赤で美しく、まさにスイーツの「ミルフィーユ」を彷彿とさせるカラフルな一品。
 かなり熟成したトマトの凝縮感からくる上質なケチャップ感が楽しい。そういえば、ロブションも著書の中で「僕はケチャップも隠し味に使う。だって美味しいでしょう」と述べているのでそういうイメージのニュアンスなのかもしれない。

 「ラングスティーヌ ラビオリにし、ちりめんキャベツとフレッシュトリュフを添えて」。心地よい触感のラビオリに包まれたラングスティーヌ。その上には細かく刻まれたトリュフが上品な香りを漂わせる。6年前は真ん中のキャベツを挟み込むようにラビオリがいくつかあったが、今回は一つと少量の現代人に合わせ、異なったデザインで提供されたのも面白かった。

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 「スズキ 五香粉の香りと共にポワレし、ベルジュ風味の赤ワインソース」。酸味の綺麗な赤ワインソースの周りにとても少量のホワイトソース。ソース同士がまじりあって見た目が醜くならないように、濃度も計算しているという。スパイシーな香り漂うスズキはとってもしっとり、しかしふっくらと魚料理のお手本のような仕上がり。

 「仔羊 パストラル風にローストし ポテトのピューレとハーブのサラダを添えて」。何とも色合い美しいプレート、この料理のために用意されたというゴールドの皿もまばゆいばかりだ。
 ピンクの肉肌が均一、いわゆる真空低温料理で処理された仔羊。表面をバーナーで焦がして真空パックに入れ、30分ほど低温でゆっくりと加熱したもの。真空料理は下手するとゆるい温度感と中途半端な火入れが美味しくないこともあるのだが、さすがに絶妙な加熱具合による仕上げでとても美味だった。妻も「久しぶりに美味しい仔羊に出会えたわ」と最後までご満悦の様子だった。

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 「ジョエル・ロブション」ではワインのチョイスも楽しみの一つだ。何とセラーには25000本のワインが貯蔵されているという。シェフソムリエの信国武洋氏は的確で気が利き、迫力あるサービスが頼もしい。彼に色々相談させてもらい、今回は「仔羊にポイヤック」という黄金律の中から「シャトー・ラフイット(Carruades de Lafite Rothschild) 1978年」をチョイスする。

 熟成した腐葉土の香りと上質なエキスのような旨みにあふれたラフィットとロブションスペシャリテの仔羊は抜群の相性だった。信国ソムリエに印象を尋ねると「ラフィット近くの杉の森の香りそのままですね。典型的な香りですが素晴らしいバランスです」ということ。コメント通りまさに目の前にボルドーの森が現れて、その中を歩きながら赤ワインを堪能するような印象だった。

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 テーブルに挨拶に来られたアラン・ヴェルゼロリ(Alain Verzeroli)氏はとてもスマートで穏やかなシェフ。見上げる妻の目はハートだ(笑) 大学で経済を学んでいたが芸術好きから料理人に転向した珍しい経歴の持ち主。真面目さや知的さがそのプレートに現れている。
 味は決してシンプルではなく複雑、平面ではなく立体的、しかしそのすべてが皿の上で見事に調和している。「素材」の味と香りが立ちこめ、「素材」が浮かび上がるという、ロブションの完成度の高いスペシャリテの特徴が綺麗にでた料理だった。

 「シャンパンワゴン」に始まり「バターサービス」に「パンワゴン」「チーズワゴン」、さらに「デザートワゴン」「ハーブワゴン」ととにかく盛りだくさんで、さすが国内トップの豪華さ。サービス陣も若いながらテキパキとこなして、会話も上手に楽しい時間を過ごさせてくれる。毎日昼夜と多くの客をさばいてさぞハードワークだろうが、フロアでは全くその疲れも見せず皆素晴らしいサービスで感心する。

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 さて、食後酒でチーズを楽しんだり小菓子を色々選んで満喫したところで、妻が「デザートはルージュバーで頂きたいの」と言い出したので、メンダイングの向かい側にある「ルージュバー」に移動。
 ゴールドのダイニングから一変して真紅一面のサイケデリックな空間。食事前のウェイティングや食後のバーとしても使える。そんなわけでメインデザートの「ショコラ 甘さを抑えた柔らかいタルトにピスタチオのグラスを添えて」と、生ハーブティーなどは、「ルージュバー」のソファーで最後までゆっくり楽しませて頂いた。

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 なお、この「ムニュ ロブション スペシャリテ」は当初8月31日までの予定だったが、好評につき9月30日まで延長されたようだ。いつもの斬新で刺激的な少量多皿メニューも良いが、スタッフが「お帰りなさいませといった感じですね」と言うように、この機会に懐かしいスペシャリテメニューを満喫するのも楽しいと思う。

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和のねんりん家 VS チェリエットと他1名。

cherry.gif昔から馴染みあるバウムクーヘンがここ数年流行りものになった事に驚いてるチェリエットとロミザイルです、こんにちは(こんにちは、あの、誰ですか?ロミザイルって;) しかしま~、ブームになると様々な種類が登場するから、悪い気はしないやね。どうしてはアナタはロミザイルなの?その名を捨てて、ロミコハダ、ロミアナゴじゃダメ?(何の話しにしたいんですか!)

100825nenrin1 ではあの「ねんりん家」さんをご紹介しちゃいます(また突然;とはいえブーム中のブーム店じゃないですか) お店に長蛇の列が出来る店としても有名だけど、バームクーヘンの源流であるヨーロッパでも作ることのできない、日本ならではの独特の味を作り出した「ねんりん家」さん、言わせてやろうぞ、これぞバームクーヘン専門店!イエイ!独特ぅイエイイエイ!(そんなに弾けるとこですかね;)

 そりゃね、フランスにいる時にはマリアンヌ、イタリアにいる時はジュリア、アメリカだとサマンサ、サム、イギリスにいたっては(な、何の話しですか?) 皆が私に対する愛情を込めた呼び方(バウムはどうした、バウムは!) そうそう、ねんりん家さんのバウムクーヘンは基本的に2種類「マウントバーム しっかり芽」と「ストレートバーム やわらか芽」(聞いてるだけでも独特ですね)

 まず「マウントバーム」は通常のバームの約2倍の時間をかけて焼き、外は香ばしく中はしっとりとリッチな味わいなんですと。次に「ストレートバーム」はまるでカステラのように、ふっくらと柔らかくやさしい味わいらしい。つまりハードとソフト、ホレイショとギブス、ナンバーズのドン・エプスとプッシング・デイジーのネッド(そこまで~!いちいちドラマに例えないで良いですから;)
 貴方なら、バームクーヘンのフランスパンと言われるハードの「マウントバーム」か、バームクーヘンのカステラと表されるソフトの「ストレートバーム」か、さ~どっち!(食べさせて頂ければ;)

100825nenrin2司会者「では今回食して頂きますのはハード代表のチェリエットさん、そしてソフト代表のロミザイルさんにお願いします」
チ・ロ「お願いしま~す」
司「今回ご用意致しました商品は、ねんりん家さんの中でも『和のねんりん家』和菓子の芽からご提供して頂きました、ねんりん家より新たなバームクーヘンです、どうぞ~」
チ「私が頂くのはマウントバームのほんのりゆずですね、フランスパンと表されるのがわかります、カッチカチです、カッチカチです、ぞっくぞくします」(それオカシイですよ;)
ロ「僕が頂くのはマウントバームの抹茶です、本当だチェリエット、カッチカチだよ、カッチカチだよ、ぞっくぞくしますね」(お前もかい!)

司「今回は残念ながらストレートバームさんには来て頂けなかったという結果になりましたが」(そんな偏った試食会で良いんですか?;)
チ「羽田空港での売上にはカットバーム2種入りがとても貢献しているとかで。それにカフェではバームクーヘンを使ったサンドイッチが食べられらしいじゃないですか」

ロ「それはカフェねんりん家のバームクーヘンサンドイッチの事だね、他にもバームクーヘンパフェやホットバームクーヘンなんかもあるんだよ、僕らのようにバームクーヘンもやっと結ばれたんだね」(何のこっちゃ;)

司「それでは判定お願いします!」(な、何の?;)
チ・ロ「福岡にはないねんりん家、是非東京からのお土産や旅行先でのお土産にお立ち寄りになれば、私達のようにいつかは幸せになります、な~り~ま~す♪」(バカップルですね;)

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レストラン アイ、原宿の森でニースなバカンス

millefeuille.gif表参道を過ぎると明治通り沿いに大きな東郷神社が見えて来る。車を降りてほんのわずかな距離でも、猛暑続きのコンクリートの照り返しは厳しい。神社に隣接する大きな建物に逃げ込むように入って行く、すると一瞬で避暑地の森に飛び込んだかのような錯覚的空間に包まれる。東郷神社と明治神宮・代々木公園に囲まれるように存在する13000m2を超える広大な敷地は、その昔大名屋敷から公爵邸宅になっていたという由緒ある場所らしい。

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 「保全樹林」でもあるここに2年程前に出来たこの建物は、日本を代表する建築家・隈研吾氏のデザインで建てられたマンション。何とも美しいのは全長140mという遊歩道、緑に包まれなだらかに高台へ続く。建物もそれに沿うようになだらかに、木々と一体化させた縦ラインと緑と空を映す全面ガラス使いで続いて行く。そんな遊歩道沿いに静かに佇むフレンチレストラン「レストラン・アイ(Restaurant-I)」が今回こちらに来た目的。仏ミシュラン1ツ星松嶋啓介シェフが日本で初めてプロデュースしたお店。

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livarot.gifとても開放的な店の造りで、清々しい雰囲気の中で夏限定メニュー「ニースライフ(NICE LIFE)」ランチ8000円をお願いした。森林浴を浴びるような心地よい日差しを、大きなガラスの向こうに感じながら、グラスシャンパーニュと合わせれば、真夏の暑さでほてっていた体も落ち着いてくる。

 まず「トマトの冷たいガスパチョ、エビのムースリーヌ添え」。完熟したトマトの滋味深い味わいのガスパチョに、若干の塩気と風味を補うかのようにエビノムースリーヌが鎮座している。もう少し酸味が効いていた方がガスパチョらしいが、この猛暑によるトマトの影響かもしれない。そういえば前夜食べた「ガストロノミー ジョエル・ロブション」のトマトもかなり完熟していた。

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 「真鯛のカルパッチョ、アイオリソース醤油風味“JAPANICE”メスキュランサラダ添え」。南仏らしいアイオリソースに生姜、醤油を合わせた風味が何ともいえず独特でおもしろい。「ジャパニース」というネーミング、JAPANとNICEをかけたダジャレ好きな松嶋シェフらしい遊び心だ。

 続いて「鱸のブレゼ、アーティチョーク、ムール貝、イカ、プイヤベース仕立て」。ブイヤベース仕立ての薄く敷かれたソースは、一段深いコクがあって大人の味わい。ペルノーが効いている。鱸もきちんと火が入っているのにとてもふくよかな仕上がり。

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 「火入れ」はそれぞれシェフのポリシーがあるので様々で良いと思うのだが、最近余りに生すぎる仕上がりの魚に遭遇して首を傾げる事もあった。それに比べて松嶋シェフの魚は過去2回の「凱旋フェア in 福岡」もそうだったが、とても絶妙な火入れが美味しい。

 廊下にはディスプレイとしても美しいワインセラーがあり品揃えも良さそうだ。そんな中、白ワインは「ルフレーヴ ピュリニィ・モンラッシェ クラヴォワヨン(Leflaive Puligny Montrachet Clavoillon) 2006年」をチョイス。去年パリの牡蠣専門ビストロで2004年を飲んだという思い出のワイン。爽やかでありつつ高貴で深みのある余韻が料理にぴったりだ。

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 メインは「子羊のロティ、タップナード風味、関東野菜のラタトゥイユ プロヴァンスへの旅」。かなりしっかりと火を入れた子羊だが、噛みしめた後に広がる子羊らしい風味とタップナードとマスタードのニュアンスが良かった。タイムを手でちぎって振り掛ける香りの効果も大きい。レストランアイこだわり「地産地消・旬産旬消」の関東野菜のラタトゥイユも優しいほっとするような味わい。

 これに合わせて、赤ワインはグラスでソムリエお勧めの「ル・クロ(le CLOS) 2007年」を頂く。ニースで松嶋シェフが懇意にしているというドメーヌ。イタリアワインを思わせる黒に赤のボトルデザイン。南仏らしい焦げ付いた太陽のような味わいがクセになりそうな赤ワインだ。ローヌの果実味、コート・ロティの風味を兼ね備えたような味わいで面白かった。

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 デザートはハーブの香りが夏らしい「パイナップルのカネロニ、ココナッツのムースをつめて パイナップルとバジリコのソルベ」。新鮮な生のハーブを数種類使ったハーブティーと共に爽やかに楽しむ。
 シンプルな構成のプレートだが風味の使い方と後味の着地点が上手で、フランス・ニースの香りがきちんと漂っている。要所要所で使う塩もきいていて、素材の味わいを引き出していて美味しい。今年春から就任した静井弘貴シェフはニースで松嶋シェフの右腕だったというだけあって、予想以上の仕上がりだった。

 この日は松嶋シェフもニースから帰国してアイに顔を出していた。ニースと東京を頻繁に行き来していてこのレストランにかける思いが伝わってくるようだ。井上翔輝支配人もニース「KEISUKE MATSUSHIMA」や福岡の某店などを経てオープニングから携わりこの「レストラン アイ」を支えている。

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 ランチという事もありお客さんも9割が女性で満席、皆思い思いに楽しんでいる。メインダイニングの他にも個室や明るいバースペースなどもあり、イベントやパーティにも使いやすそうだ。目の前の豊かな自然を見ながらの食事は、東京都心ではなかなかない贅沢なシチュエーション。「森のニース」とでもいうべき「レストラン アイ」を心から楽しんだ休日の午後だった。

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パークハイアット東京「パークスイート」de 大人の夏休み

millefeuille.gif夏休みでどこもかしこも騒がしい、空港も子どもを含め沢山の人人人。今回はスケジュールの都合上、のんびりホテルライフを楽しむ余裕はないけど、少しは静かに俗世を離れて過ごしたわ・・という訳で、立地とプライバシー重視で久しぶりに新宿の「パークハイアット東京」に宿泊先を決める。

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 開業時にはかなり気に入って使っていたが、10年を越えてからは古さが目立ちだし来る回数も自然に減っていた。外資系新ホテルが増えたり、国産ホテルもリニューアルして目移りしたのもあるか・・時代的にここの特別感は薄れたのかもしれない。
 そんな中、パークハイアット自体もかなりの設備投資でリニューアルを行うも、こだわった結果「デザインはそのままで同じ物を新調する」という、一見変わりない?状態。そのこだわりには感動すらするが、ある意味新鮮さは感じなかった。そんなこのホテルも今年で16周年よ。

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 ここパークハイアット東京の最大なる魅力はプライバシーが守られる静かな宿泊空間。お忍び感があって相変わらず素晴らしい。スタッフの控え目でありながら必要十分な接客も好み。とくに今回は部屋でチェックインして頂いたので、さらに他人と交わることもなく快適なスタートとなった。
 部屋はお馴染み使い勝手良い「パークスイート(100m2)」。ネット予約やVIPステイなどの設定ではこの「パークスイート」をランク上限としていて、レイトチェックアウトなどもある事からお得感あり(1泊12万円程度)。

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 相変わらずコンパクトでスッキリデザインに不満は何もないが、贅沢を言えば見慣れた光景すぎてトキメキはない(トイレが1つだったのも忘れてた)。次こそはもう少し広い部屋を選ぼう(笑) ちなみにこれより上は「ガバナーズスイート(140m2)」35万円、「ディプロマットスイート(160m2)」50万円など、リノベーションしてイメージは変わらないが、以前よりかなり値段は上がっている。

 宿泊フロアのシックな廊下、部屋の家具インテリア、アメニティーやホテルオリジナルのヘルシードリンクに至るまで、黒基調のスッキリでシンプルなデザイン。ジョン・モーフォード氏監修のコンテンポラリーな内装がニューヨークらしくて良い。やっぱり好みかな、静かで落ち着く大人の空間よ。

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 そうそう、部屋に置いてあるCDに「TOKYO SUITE Selected by NIGO®」があったので聞いてみる。「トーキョー スイート」とはホテルリニューアルに伴い、2007年に新設された220m2(80万円)もあるスイートルーム。これをイメージしてNIGO氏とホテルがコラボ、「パーク ハイアット 東京で過ごす至福のひととき」をコンセプトとしたコンピレーション アルバムを作った(昨年末発売済)。
 40代には懐かしい「東京ブロンクス」から始まり、近田春夫の「ジムノペディ」カバーや藤原ヒロシのピアノダブはツボ。NIGO氏はブランドのイベントなどで良くお見掛けするが、イメージより?繊細さが伺える、同世代ならではのセレクト感が気に入った。

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 ところで、大人のイメージが強い「パークハイアット東京」。贔屓にしていた世代が子連れになって再訪しているようで、家族連れも多くみかけた。とくに「ピークラウンジ」が賑やかでびっくり。都会的なデザインなパークには不釣り合いの、バカンス風にビーサン姿の観光客の若者も目につく。夏休みだからかな?玄関フロアの「デリカッセン」では平日「パーク ブリュワリー」もしているようだし、入りやすい雰囲気を敢えて作っているのかもしれない。平日昼間のみの「パーフェクト デイ オフ」などのステイ企画も充実させていて、最近は使い方に幅が出来ていているよう。そんな中、今回はあえて部屋以外の使用はせず、ホテルの中では静かに過ごした「大人の夏休み」になったわ。

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日航福岡「レ・セレブリテ」で癒しの過夏フレンチ

livarot.gifお盆も過ぎてくるとそろそろフランス料理やワインの美味しい季節になってくる。ジビエの季節が待ち遠しい・・・はずだが、今年はまだまだ猛暑厳しく秋の気配は全く感じない。まだまだ夏フレンチを爽やかに楽しみたい!となると福岡ではココがぴったり。ホテル日航福岡「レ・セレブリテ」を訪問することにした。
 夏に似合うエキゾチックなバカンス風でありながら、シックで落ち着くインテリア。綺麗にデザイン統一され安定している上質のカトラリーやリネン類。原部ソムリエをはじめ、教育の行き届いたいつものスタッフ陣が優しく穏やかに出迎えてくれる。

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 来月までシャンパンフェアとして用意されている「アンリオ ブラン・ド・ブラン(HENRIOT Blanc de Blances) 12000円」で乾杯をする。相変わらずアンリオはシャルドネのミネラル、旨み、果実味のバランスの取れた品の良いシャンパーニュだ。この日お願いしたのはデギュスタシオン(Degustation)、一人18000円のコース。肉は特選サーロイン、特選佐賀牛フィレ肉、仔羊からのチョイスとなるが、当然ながら仔羊を選ぶ。

 アミューズは「壺焼き風サザエ」。一度取り出してエスカルゴバターと和えて再度閉じこめたもの。エスカルゴ風味のキチンとしたフレンチのアミューズになっていて、「アンリオ」」を飲むペースも自然に上がっていく。
 前菜は「ヴァンデ産仔鳩と活オマール海老のアンサンブル 胡麻のフレーバーとサマートリュフの香り」。彩り鮮やかに綺麗に整えられたサラダ風の一品。オマールの甲殻類の甘みと、しっとりした仔鳩の深みのある身に、トリュフの香りがからみつく。美味しい苦みをもった野菜がアクセントになっている。

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 「フォワグラと無花果のキャラメリゼ パン・ド・エピスとバニュルス風味のソースで」。レ・セレブリテの定番の前菜だが、フランス鴨のフォワグラも上質で、イチジクとのアンサンブルも良かった。続いて「軽く燻した鮎のコンフィー 川茸と黄瓜のアクセント 鮎タデの香りを添えて」。日本の夏を代表する食材「鮎」、今年も京都で沢山頂いた。

 最近はフレンチやイタリアンでも、和特有の食材を取り込んだ一品を見ることが多くなった。ただ「鮎」「鱧」など和食としての完成度が高い食材は、余程完璧に仕上げないと客は満足しないだろう。「鮎」は内臓の苦み、骨の歯ごたえ、それと対局にある柔らかくふっくらした身、それが一体となった川魚特有の風味と余韻が特徴なので、なかなかフレンチでは難しいかもしれない。

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 「玄界 活鮑とアスパラガスのフリカッセ その肝のクーリーと海の香りのナージュ」。一方この前菜は、見た目も味わいもフレンチらしい一品でとても良かった。これに合わせた白ワインは、ドメーヌ・ジャン・マルク・ピヨの「シャサーニュ・モンラッシェ(Jean-Marc Pillot Chassagne-Montrachet) 2001年」。家族経営のとても小さなドメーヌだが、シャサーニュらしい濃厚さだけでなく、ピュリニーっぽい綺麗な酸もあり、前菜にぴったりのハーモニーだった。

 「岡山産マスカットのグラニテ」に続いて、塩生地包み焼きされた切り分ける前の状態で「仔羊」がテーブルに運ばれてきた。こういった細かい作業の過程を拝見できるのも楽しい。その塩の包みから出てきたオーストラリア産仔羊は、上手に綺麗な火入れ。アーティチョークのバリグールの付け合わせとともに頂く。ここはシンプルな調理法による仔羊が多いため、驚き・インパクトはないものの、安心して美味しく頂ける。

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 これに合わせた赤は「シャトー・レオヴィル ラスカーズ(Chateau Leoville Las Case) 1989年」。この89年のラスカーズも綺麗にタンニンが溶け込んで、枯葉・腐葉土の熟成香りが漂っているのだが、適度にスパイシーな余韻は力強く、まだまだ熟成が進んでいきそうだった。
 いつも思うが「福岡 レ・セレブリテ」はワインの保存状態が良く、香や味などどれも外れた記憶がない。そしていつも言うのだが、ワインの保存状態はレストランによってはっきりと実力が分かれる。「ワインリスト」に乗せることだけではなく、きちんとした小売りから仕入れ、きちんと保存し、きちんとサービスする、そこがソムリエの腕の見せ所なんだろう。

 宮園シェフと森田シェフによって提供されるホテルならではの丁寧な料理、原部ソムリエの付かず離れず、各テーブルの雰囲気を大事にした控え目でありながら細やかなサービス。それなりに身だしなみを整えた大人の夫婦や家族の多い安心した空間で、今宵もブレの少ない「安心のフレンチ」を穏やかな気持ちで楽しんだ。

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名古屋限定「クラブハリエ バウムクーヘン」いざ出陣!

cherry.gifこの名前を聞いて知らない人は、今一度行列の出来る店検索をしてみよう、そうです、「クリミナルマインド」のドクタースペンサー・リード(が、どうして行列店と関係が?) もとい、「クラブハリエ(CLUB HARIE)」と言えば?(どうしたら間違えますか!;) そうです、バームクーヘン専門店です。リード役のマシュー君は縁起担ぎで左右の靴下違う物をはいてるんですよ、いや~、今日も一つ勉強になりましたね(そうですね~、じゃなくて!バウムクーヘンはどうした、バウムクーヘンは;)

100820clubharie こちらクラブハリエさんのバウムクーヘンをこよなく愛す方々が長蛇の列を作っている頃、チェリエッタは家にて2008年に名古屋に出来た「クラブハリエ B-studio Nagoya」の、限定パッケージバウムクーヘン(1785円)を頂こうじゃないか(うわ~、名古屋らしいキンキラキンパッケージじゃないですか) 何処から見ても金の鯱だよね、キンキラキンだものね。
 クラブハリエのバウムクーヘンは知っていても、この金の鯱入りのバウムクーヘンを食べられる地方人は少ないよね(そ、そうですか?;) 博多にも出来るそうだから、博多限定パッケージとしてヤフードーム形のパッケージとか、仕方がないからチェリエッタ特製ピンク色の福岡タワーケースなんていかがかしら(即却下ですね)

 そうですか、なら菓子職人さんが「手焼き製法」の技術を身につけるため3~5年の歳月をかけた修業を無駄にしろと?(は?;) 熟練した職人さんが一層一層丁寧に焼き上げる過程で、時折心棒の丸太をトントンと叩きバームクーヘンの揺れ具合を確認することもあるんだよ、これは弾力があり、しっとりふわふわの食感に仕上げるために欠かせない過程だというのに、これをガッツリ止めさせろと言うのかチミは(チェリ~さんの戯言とクラブハリエの菓子職人さんの努力を混同しないで下さい!)

 世の中に数多く存在するバウムクーヘンの中で、何故ココのバウムクーヘンがこんなにも有名になったのか。焼きたて、作り立てにこだわり工房を店の中に用意した事もさることながら、シミ、シワの根本的原因を取り除き、毎日のケアを怠らず(チェリ~さん!途中から話変わってます!) イカンイカン、夏の紫外線恐怖感が私を美容ケア情報に自然と誘導しよったわい(極めて不自然です;)

 この限りないシットリ感、フワフワ感を味わえばわかる、日傘、帽子だけでは解決出来ぬと(は~;) 実は焼きたても好きなんだが、夏なら冷蔵庫冷やして少~しだけ歯ごたえを感じる弾力のあるバウムクーヘンが好みだったりする初々しさ満載のチェリエッタ♪ この弾力の出た状態であっても決して固いわけじゃなく、シットリは変わらず、クリーミーな食感も変えずして最大限楽しめるバウムクーヘンだと思う(そうなんですね) 
 こればっかりは溶けそうな状態が好きな方もいるだろうし、固くしたらクラブハリエの意味がなくなるだろ!と言われる方もいるかもしれないが、購入した当日だけじゃなく、次の日にも楽しめるという意味での提案。ほら、初々しさの中にも洗練さを足したチェリエッタみたいな(ガッツリスルーしましょう~;)

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劇場限定希少価値菓子「俳風お好焼き」

cherry.gif「ここでしか買えない」って、今の時代凄く魅力的(お取り寄せやら地方出店やらで、買えない物が減ってきたからですかね) 確かにまだまだ手に入れにくい物もあるけど、今日ご紹介するのはそんな「ここでしか買えない」の地方限定バージョンではなく、劇場限定バージョン(劇場?)
 ほら、よくミュージカルでも同じ役を二人が演じるダブルキャストってあるじゃない?私なら「クリミナルマインド」のJJ産休の代役にでも、そのままメインキャストに入り込んで脚本を書き換えてリードとのエピソード満載にしてっ(ちょっとちょっと、それはダブルキャストとは関係もないですよね?;) ない!(と言うかダブルキャストは?) 関係ない!(・・・;)

100817hakataza 「デスパレードの妻達ラテン版」の濃さにハマリツツあるチェリナエラですが、東京なら歌舞伎座、京都は南座、福岡なら博多座などでしか手に入らない劇場限定お菓子があるのご存知でしたか? それが平木製菓の「俳風お好焼き」。なかなか劇場に行かないと、全く出会う事なく人生が終わるんですよ(大袈裟な;) そんな私だって博多座に行こうが、食べる余裕なんかないですから(何故ですか?) 余韻で泣いてるから(泣くのは部屋だけにして下さいよ;)
 ここでしか買えないからお土産にも最適でしょ? 賞味期限も半年だからこれまたお土産にも最適でしょ?(にもって、他にも最適なんですか?) 魚釣り?(無理です) 味噌汁の具?(ないです) 無理か~(肝心な味を紹介して下さい!)

 こだわり素材満載でね、伊勢湾の海苔、駿河湾の桜えび、四万十川の青のりなどを使用してますが、着色料や保存料などはもちろん、バターやたまご、牛乳まで使用してませんでね、健康なお菓子ですよ。名刀を鍛え上げるが如く水分が無くなるまで時間をかけ丹念に蒸し焼きしてるんですって。
 わかりますわかります、もうガリガリでガチガチで、芯まで焼き上げた小麦粉の究極の香ばしさで香りでお腹空いてたら何枚いくか保証出来ません。見た目は煎餅ですが、煎餅じゃないのだよね(コンガリなお菓子ですね)

 味は4種類、ごま・えび&青のり・プレーン・角のり。箱入りから袋入りとケースは様々で、お値段は5枚入り箱タイプで、630円? あれ、そんなとこ(また適当;) 一枚袋に入ってるから、そのまま食べやすい大きさにバリバリに割ってから口に含むと良い感じ。
 とりあえず劇場に向かってもチケットがないと入場出来ないように、入場出来ないと「俳風お好焼き」は買えません。お~何だか希少価値~。あ、今更ながらですが、あのお好焼きじゃぁないですよ(おそらく大丈夫ですよ;) 

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祇園丸山、ピカソに捧げる美しき京都の夏

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millefeuille.gif暑い文月の京都、祗園祭で賑やかな四条通。一歩入って更に京風情ある路地にその「祇園 丸山」はある。丸山の赤い提灯に、祇園祭の幕が華やかな数寄屋造りの入口をくぐると、まず御主人・丸山嘉桜氏のこだわる「水」の玄関を拝見できる。井戸の湧水に光が差し込み濡れた石畳が煌めく、風の突き当りには氷の柱・・計算された自然の視覚的演出。御主人は小さな頃は絵かきになりなかったと言う美術好き。作品(料理や設え)のポリシーに加え、色々芸術的視点で教えて下さるのもとても楽しい。

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 2階に上がり前回同様テーブルの広いお部屋に通される。まず「よしず」風の扉、15年寝かした葦で出来ている。「良し悪しの語源と言う話もあるんですわ」と御主人。この素材のきめ細やかな柄が特徴、この季節は涼し気でいい。開けると広がる日本美・夏の京都の世界。吹き抜けの庭に面したには水が流れ、笹の葉や風鈴が風に揺れる。

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 一際目をひくのは縁側に置かれている優美な水槽。一目で素晴らしい木工芸だとわかるそれは中川清司氏(人間国宝)の作品。どうやって硝子をはめ込むかが謎らしい。中には鮎と岩魚が元気に十数匹泳ぎ跳びはねていて(後で食べてしまうのが切ないけど)見た目には素晴らしい涼しげな演出。

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 床の間の掛け軸やお飾りは、いつも鉄斎や魯山人など言わずもがな歴史的な作家物尽くしで驚かされる。この日の目玉?は、イギリスのサザビーズオークションで競り落とした三百年前の中国の青い器(国産高級車位の値段とか)。深い海に白い水玉が浮かんだようなクリアな美しさ。手に取らせて頂いたが状態も素晴らしい。

livarot.gifこの日は昼1人4万円の料理をお願いする。日本家屋の夏の暑さをやり過ごす贅を感じながら食事を頂く。まず「鱧切り落とし」は、タピオカ・梅など色合いも華やかで下には長芋が敷いてある。蓮の葉の器も美しい。一緒に出たのは竹筒に入った「玉乃光」。2日間入れていたという竹香の豊かな食前酒だ。

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 そして蘇民将来子孫也のお札付き「祇園祭盛り」。祇園祭を締めくくる「大茅輪くぐり」が起源の「粽(ちまき)」には、「我蘇民将来子孫也」という護符を付けて疫病より逃れられるとの事。
 丸山氏は「料理は色だ」と言うだけあって、皿をキャンバスに料理を美しく華やかに演出する。笹に包まれた鱧寿司は、フワッと笹の香りがテーブルに広がる。ハモの子の煮凝りはつぶつぶの食感と風味が楽しい。ほおずきの中には細かく刻まれた万願寺唐辛子。

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 こちらは日本酒だけでなくワインリストも充実していて、この日はシャンパーニュ「ボランジェ(Bollinger)1万円」をチョイス。後半は前述の「祇園丸山特別竹酒・玉乃光 特別純米吟醸(4合1万円)」を頂く事にする。
 黒漆に豪華な金細工の器の「はも椀」は、さらりとしつつ高貴な出汁の味わいだ。「刺身」はふくよかな鯛、繊細な味わいのアオリイカ、そしてトウスケ(タイスケ)。川を上る前の海でとれた鮭は、ねっとりした脂身が存在感を放つ。

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 「それでは鮎と岩魚を焼かせて頂きますね」と、若い職人さんが縁側で備長炭を起こし始める。人間国宝・中川氏作の水槽で元気に泳ぐ鮎と岩魚が、一匹ずつ手掴みで取り上げられ丁寧に串刺しにされていく。「鮎を嗅かがれてみませんか、ウリの匂いがするんですよ」と仲居さん。縁側に近づき、串刺しにされる直前で観念したかのような鮎に鼻を近づけると確かにきれいな匂い。臭みを全く感じない、それどころかスイカかキュウリかと言った感じだ。

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 暑い庭先で炭をおこして焼く作業は大変なもの。焼き上げられたホクホクの「美山の鮎」は、苦味と甘味が混じり合う複雑な美味しさ(骨は抜かずにお願いする)1匹・2匹目はそのまま、3匹目はたで酢で頂いた。続いて「滋賀の岩魚」がこってりと、そしてふっくらと美味しく仕上がっていた。

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 さらに「アラのしゃぶしゃぶ」が登場。三角形の氷器の上に、ぷりぷりしたアラの身とウリが載せられている。軽く暖かい出汁にサッとくぐらせて頂く。「10キロを越えると幻と言われるアラですが、13キロの良いのが入りましたので、今日はお出ししました」と挨拶に来られた御主人・丸山氏(途中に女将さんも美しい空色の着物で)。

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 丸山氏が中学時に見てインスパイアされたというピカソの「鏡の前の女」。この絵から「平面の中に立体がある」ことを学んだとのこと。素材の味を違和感なく重ね色気ある立体的な味わいに仕立てる料理は、そういった原点から来ているというわけだ。イタリア料理にも興味があるそうで、メディチ家の話なども盛り上がる。

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 デザートは京都らしい葛きりと桃。炊き立て「はもご飯」の残りはお握りにして、祇園祭団扇や調味料などと一緒にお土産で頂いた。
 美術や歴史などすっかり話し込み長居をしてしまい、タクシーに乗り込むその瞬間まで話も尽きない。彼の言う五感(リズム・光・音・香・味)で「祇園丸山」を存分に堪能し、名残惜しみつつ「真夏の京都」をあとにした。

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救いの仏「キル フェ ボン」の夏♪

100810quilfait1cherry.gif毎日本当に暑い!ですが、皆様いかがお過ごしでしょうか?キラッキラで爽やかな汗をかき続けるサラファイン・チェリ子です(確かに最低気温が28度の世界はツライですね;) 博多の夏をなめナメたらいかんですが、こればっかりは栄養補給に勤しむほかないと決断し、本日は皆様にこちらをオススメしちゃいます、いかがでしょうか?(何でしょうか?) ズバリ、フルーツです!(なるほど、普通な提案にかえって不安もよぎりますが;) ノンノンノン、あ~たの人間不信にはほとほと呆れるざますよ(いや、チェリ~さん限定不信ですよ;)

 こちらのお店の物なら信じるほかなかろうもん「キル フェ ボン(Quil fait bon)」さんたい(あ~、フルーツタルトの♪) ふっ、私に嘘はない(それが最大の嘘ですね;)
 「これが真実なる誠の魂じゃ~い!いでよ、フルーツの仏様(ほ、仏様?;) われらを真夏のビーム光線からバリアフリフリーな世界へ救いたまえ~」(なんかアホみたいですが;) 「どんどやきチャンポ~ン、これでもくらえ~」で届けられたのがコレ「ホワイトチョコとマンゴーのタルト(997円)」と「季節のフルーツタルト夏バージョン(672円)」(んなアホな;・・・フレーズだけは秋めいてますが)

 それにしても目を引いたのは値段。わかるわよ、わかるわよ、高級で貴重品な代物を使用してんでしょ~?さぞかし他のとは比べ物にならないのよね?一切れが997円だから、ホールなんかで買うと1万円近くしちゃうんだから確かに懐冷え冷えよ(え、そっち?)
 もともと普通のケーキ屋と想定するのが間違いなんだよね、一切れが大きいし、ガッツリなタルトもパイ的感じだし、フルーツもどっさりな扱い。だから1番安いタルトでも600円前後するし、ね?懐冷えるでしょ~(だからそっちなんですか!;)

100810quilfait2 違います!見なさいよ、このマンゴーを(プリプリですね) 本当だ~プリプリ~(見てないんですか?;) それよりも名前にあるホワイトチョコにくぎ付けで。ホワイトチョコと言うより、ホワイトチョコムースだから、ホワイトチョコを連想するとカナリ違うけど、プリプリのマンゴーにヒエヒエのムースなんて考えただけで冷えるよね~(食べて下さい!)
 それならチェリ子はこっち、定番のフルーツタルト(見てるだけで幸せになりますね) 本当に?(え?) それは「食べて良いですか?ありがとうございま~す、ひゃ~やっぱり美味しい、幸せ~」が後に控えてるから幸せなんだろ(何なんですかそれ;) 食べて初めて幸せなんだよ、見てるだけなんて、見てるだけなんてなんてツライ夏なんだよ~!(号泣しないで下さいよ;) じゃ、頂きます(早く食べて下さい;)

 う~ん、綺麗に整われたフルーツ達ったら芸術品のように飾られて、チェリ子に崩され食べられ消えていくよ~(普通に言えませんか;) 大きく見えるけど決してガッツリ系じゃないの、タルト部分は極力具材の邪魔にならない程度の主張加減で、この場合主役はフルーツなんだよ的な間に入るクリームが優しく取り持ってる、いや~、後は若い2人に任せて(お、お見合い?) うまくいけば良いですね(うまくいった結果じゃないんですか?このフルーツタルトは?) そうでした、そうでした、それも夏バージョンなんですよ、っつう事は冬になれば冬バージョンもあるわけで、くっくっくっ、タルトも隅におけませんね(何の話ですか;)

 福岡店は夏には厳しい場所にあるんだよね(そうですか?) 店までの道のりに日陰がないから結構ツライ。それに食事系がないから夏はお客様が減っちゃうかも(そうなんですか?) でも夏だからこそフルーツ三昧なこちらはオススメです。ほら言うじゃない「花火、お盆、キルフェボン」「夏は、やっぱり、チェリエモン」(いえ、言いません;)

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「マリンフランセーズ コテージ+カフェ」な~の~だ~ね~。

cherry.gif天神でいくつか気の休まる逃げ場の一つ「VIORO(ヴィオロ)」。その中にあるカフェ数件がお気に入り(逃げるのは構いませんが、雨の日にサングラスは止めませんか;) 有名人に会いたがる方々の為のアプローチだととらえてもらって構わないよ(何の興味もありませんが;)

20100809marine その1つがこちら4階にあります「マリンフランセーズ コテージ+カフェ(MARINE FRANCAISE COTTAGE + CAFE)」?(何故クエスチョン?) コテージ+なんだな~と(いけませんか?) ここって分煙なんだよね、入口から向かって右側が喫煙、左側が禁煙。の、わりに、禁煙席にも臭いがくる。これだけはイタダケナイんだが、空調の関係上仕方ないのかな~(なるほど、少し残念ですね、で?) え?(だからコテージ+カフェ?)

 でね、夏ならではの「マンゴー酢ラッシー(680円)」なるドリンクを頼んだのだよ(ガッツリスルーですね;) 濃厚なマンゴーソースとミルク、オレンジジュースにりんご酢を合わせヨーグルト風味に仕上げたドリンクらしいが、全く酢は感じない。りんご酢?わかんない、ヨーグルト風味?かもね~、とりあえずマンゴーなオイシイオレンジジュースで夏にオススメだよ~(気にいってるじゃないですか;)

 それにランチタイムが11時~16時と長いからとても便利。そこで「チョリソーと茄子、モッツァレラチーズのカプレーゼ風、トマトソースのスパゲティー(1300円)」にバケット150円追加注文(・・・あの、これランチ物じゃないですよね) そうそう、通常メニューにはメイン物にサンドイッチ物、ガレット物にパスタ物とイロイロあるんだよぉ(ランチはどうした、ランチは;)

20100809marine1 以前食べたランチパスタより確かにボリュームはあるが、しっかりと味付けされたパスタは濃い系が好きな人向きかな。前から塩分を感じる店だなとは思ってたから不思議じゃないが、客層が女性が多いんで、塩分に対してのガードは厳しいはずだが、大丈夫なんだろうね(多少の濃さは好きな方が多いのでは?) 小豆に塩分の、塩豆大福みたいなもんか!(違います!)

 バケットなどのパンがプラス出来るんだけど、最初から付いてないのが残念。それにしても営業が夜23時までなので、夜カフェタイプには便利(素晴らしいですね・・・いや、チェリ~さんは激早寝タイプなんですから無理して利用しないで良いですよ;) 昼間ガッツリなランチタイムはお一人様が多いのも特徴。働いてる女性のランチタイムな空気がバンバンです。お姉様方々、短い時間ですが自らを癒して差し上げて下さい(お疲れ様です;)

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夏の京都、俵屋旅館で涼の極上料理を楽しむ

livarot.gif盆地である事から風が吹かず夏の暑さが厳しい京都。新幹線のホームに降り立つだけで独特の蒸し暑さを感じる。こんな猛暑日は市内を車で少し散策して早々に常宿の「俵屋旅館」に向かう。スタッフの皆さんの笑顔の出迎えと「文月の設え」に癒されつつ、この日もまた暁翆庵に通される。ほのかに香るお香、隅々まで磨き上げられた美しい日本建築。庭も屋根も壁も毎日欠かさず手入れされ、どこから見ても美しいのはさすが。床の間の設えは、華やかな対の掛け軸「祇園祭礼図」、弁慶と長刀鉾だ。

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 運ばれてきた特製わらび餅で少し寛いだ後は、既にたっぷりと湯がたたえられた檜作りの風呂の中に身を横たえる。
 浴衣に着替え、静寂に包まれた部屋で夫婦二人の時間をゆっくりと過ごすうち、京の夏にほてった体も自然と冷やされていく。雷とともに夕立が通り過ぎ、さらに涼しくなってくる頃、お待ちかねの夕食が始まった。

 まずは相変わらず繊細で美しい先付けの数々が運ばれてくる。いつものお部屋係りの方が注いでくれた食前酒は、俵屋旅館自家製の山桃酒。甘くで良い香りで期待を高めてくれる。杯の裏には祇園祭月らしい長刀鉾の絵。ちなみに今回の箸置きは涼しげにバカラだ(我が家も愛用している)。
 夏の京都と言えば鱧。早速登場した「鱧寿司」から頂く。「寄せ蛸の子柚子あんかけ」は、卵白で寄せられた子の食感が何ともいえず楽しい。小茶碗は「冷し冬瓜」。とても優しい味わいの冬瓜の中には鴨そぼろが隠れている。

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 こんな猛暑続きだとビールでまず一杯となりがちだが、我が家では和食でもまずはシャンパーニュを頂き、それから日本酒に移ることも多くなった。白や赤だとどうしても料理を選ぶが、シャンパーニュだとそれほど違和感なく楽しめる。むしろビールの苦みは繊細な和食には合わなく思う事も多い。そういった訳で今宵はシャンパーニュ「ポメリー(Pommery)」と共にゆっくりと頂くことにする。

 続いてお刺身は「油目へぎ造り、アラ千利造り、海老洗い」。ねっとりした油目、口の中で存在感を発揮する綺麗な身質のアラを堪能する。いつ頂いてもこちらの刺身は上質で、関心するほど綺麗な味わいだ。
 椀物は「グジの蓮蒸し」。清らかでありながら滋味深く、上品で深い味わい。上に添えられた針牛蒡も程良いアクセント。漆塗りの美しい器には蛍。毎度季節に合わせた細工に見とれる。

 さて、この時期のお楽しみの鮎。特製の竹器に笹を燻しモクモクさせてお馴染みの「笹鮎焼き」が登場する。笹葉の香りと鮎の香ばしさに包まれながら頂く。俵屋旅館では日によって、そして時期によって様々な鮎を仕入れているという。本日の鮎は琵琶湖・安治川のものだ。小振りでぎゅっと凝縮したような身と程良く苦み走った今年初の鮎に舌鼓を打った。たで酢も相変わらず美味。

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 鮎に合わせて添えられているのが「太刀魚バター焼き、椎茸・アスパラ」。ふくっらとした太刀魚を縦に巻いて、柔らかくバターで焼いている。すだちをかけて椎茸やアスパラとともに楽しく頂く。これまたシャンパーニュに良く合う。
 御凌ぎには「穴子昆布巻き、賀茂茄子、木ノ芽」。とてもなめらかに色っぽく仕上げられた昆布と、じんわり味わい染み出す賀茂茄子を、木ノ芽の風味とともに味わう。まさに京都の夏だ。

 熱々の蒸気をたたえジュージュー音を立て、メインの「鱧鍋」が運ばれてきた。鱧の出汁をまとった、ほくほくの鱧の身が口の中で渾然一体となる。「なんて美味しいのかしら♪」と妻。
 焼麩や笹葱も熱々。ボリュームたっぷりなのだが、底に隠れているくず切りが、これまた絶妙な歯ごたえとのど越し。スルスルと喉を通るとさわやかな清涼感さえ感じる。「お腹一杯でもう入らないと言っていたご年輩の方も、美味しくて全部食べておられました」と笑顔のお部屋係りさん。

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 俵屋旅館オリジナル冷酒をちびちびと頂きながら強肴、炊きたてほくほくのご飯と泉州水茄子。鮮やかなボンボニエール(ギャラリー遊形で購入可)に入った季節の「桃甲州煮」で夕食が締められた。

 いつも繊細な「日本の美」を表現する黒川修功料理長の料理。そこには料理長の優しい人柄と俵屋のホスピタリティーも伺えるような気がする。本日はまた「鮎」「鱧」という京の夏をメインに、味付けも濃淡がクッキリとしていて食べ応えがあった。
 馴染みの宿で穏やかな空気に包まれて、身も心もゆったりとして過ごす「京時間」。言葉にはしにくい、このような感覚こそが歴史深い「京都」ならではの醍醐味なのだろう。

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神戸は今日も雨だった「エスプリ・ドゥ・フーケ」バージョン

100804fouqets1cherry.gif「2006年12月4日、フーケは原点に立ち返り、憧れのお店を実現します。神戸のお客様にいつまでも愛される店に『エスプリ・ドゥ・フーケ(ESPRIT de FOUQUET'S)』誕生どぇす」
 ふふふ、そうなんだね、そんな意気込みでワッショイよさこいならば、チェリ子・黒柳も気合いが入るわい(神戸のフーケは有名ですよね・・・く、黒柳さん?) 他人行儀だなぁ、プリシラって呼びなよ、サンドラのピーちゃんとかでも良いし(めちゃくちゃじゃないですか;)
 そんな「エスプリ・ドゥ・フーケ」さん、神戸の三宮駅近くにありましてね、初めての方でも見つけやすい立地ですよ。お、日当たり良好な角部屋じゃ~ん(ニュアンスおかしいですけどね;)

 まずはオリジナルのなめらかなクリームをサンドした、色あざやかなズングリプックリな可愛いらしい「マカロン」から。種類はヴァニーユ、ショコラ、フレーズ、シトロン、ミルティーユフランボワーズ・ショコラ、ピスターシュ・フランボワーズの7種類で各179円。2個入り・6個入りのパッケージをご用意しておりますので、種類はご指名下さい。指名料はお取りしておりませんので(当たり前です;)

100804fouqets2 お~、食べ応えあるのぉ。だって179円だもんな、いっぱしのケーキの半分はイケる値段ですよ(分かりづらいな;) 中のクリームが要冷蔵タイプなんで、しっとりとジックリとまったりな主張で小腹を満たしてくれます?(誰に聞いてるんですか?) 満たしはしないそうです(応えありましたか;)

 そこで登場して頂きましょう、うちでは結構前から販売してたけど、何だか半生ブームとかで急に脚光浴び系の「Pao de lo パン・デ・ロー」君で~す。パン・デ・ロー君は遥か昔、日本に伝えられたポルトガルのお菓子なんですよね。カステラの原型と言われていますんで、半生カステラって言っちゃいたいで~す、もう言っちゃいま~す、毎日暑すぎるぅ~(え~そっち?!;)
 半熟に焼き上げ、中の生地が流れ出るのがポルトガル流。サンバのリズムで鯛焼き売るのがチェリナ流(へ~・・じゃないですよ;)本場のレシピをエスプリ・ドゥ・フーケ流にアレンジしちゃってま~す。

 ・・・が、実は、今回は、私ったらふわとろスイーツの元祖チーズケーキ「半熟フロマージュ」のほうを頂いちゃいましたぁ(あ、そっちにされましたか) お値段小さいタイプで1050円。是非大きいタイプをどうぞ、なんてったってフワフワのとける感じでペロッといっちゃいます。小さいタイプじゃたりません、たりません?(また~、何で聞くんですか;) チーズの風味がコク深くて、とくにこれはママのお気に入り。

100804fouqets3 パッと目を惹いちゃったのが「CARAMEL FRAIS キャラメルフレッシュ」です。スプーンにキャラメルが張り付いた商品でしてね、そのスプーンのまま口に入れちゃっていいそうですよ。するとさ、生キャラメルがとろけて、すっきりとした甘さが広がるって言うんですが、これまた完全なバターです、キャラメルな見かけのバターです(生キャラメルですってば;) すぐに無くなるんだけど、スプーンなもんで、スプーンに名残惜しい~仕草満載ですね(そうなんですか;) 6個入り840円ですが、こんなもん何本もイケてしまいますんでね、一食840円と言っときましょうか(ダメです!)

 これまた洋菓子が好きな方にとってはタマラナイでありましょうバター菓子「バトン・ドゥ・フィナルト」。説明によりますと、タルトの中に生クリームとたっぷりの生地を使ったタルトタイプのお菓子らしいですよ、いや~まいったね、つまりバター菓子ですね(違います;)
 味はチーズ、バニラでして、他にはフィナンシェ生地をアレンジしたバター菓子で、こちらはプレーン、ココア、モカですよ。風味は完全なるバター菓子です。しっとりバターに甘くコッテリ、パパさん曰く「これはワインに合ってススム」との事、全話一挙放送バリですからね(止められないわけですか) セット価格1050円なりです。手土産に良いと思いましたさ、下さい、え~そうなんです、下さい(要求は止めましょうね;)

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銀座・ロオジエ、2011年3月で一時閉店 ジビエを堪能する至福の夜

livarot.gif少し前から話は出ていたが、昨日正式に発表されたのでここでもふれておこう。ミシュラン東京で3ツ星のフレンチレストラン「ロオジエ(L'OSIER)」が、2011年3月31日をもって一時休業する事になった。親会社の「資生堂」が、銀座並木通りにある本社社屋を建て替えることに伴うもの。
 休業が発表された8月2日、豪華にリニューアルされた「ロオジエ」のサイトによれば、再開は2013年秋を予定しているということだが、ブルーノ・メナールシェフなどの契約延長については触れられていない。というわけで、「ロオジエ」を訪問した際のレポートを以下に再アップする。

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millefeuille.gif銀座並木通り、大きく華やかな洋館の前には豪華な赤いコートを着込んだドアマン達が待機していて、タクシーが着くや否や丁寧に出迎えてくれる。そこは「ロオジエ(L'OSIER)」、ミシュラン東京で3つ星を取ってから、ますます予約が取りにくくなったフレンチの名店。この日はキャンセルが入ったということで、たまたま来る事ができた。
 フランス人マネージャーの笑顔に迎えられ、らせん階段の中をゆっくりと動くアンテークなエレベーターで2階に上がる。そう広くはないダイニングには、上質なアールデコの調度品と個性的なコクトーやダリの貴重なアート。華やかな色合いでありながらさりげなく、バランス良く配置されているので、意外と気にならず落着くという「贅沢な空間」。

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 まずは、アンリオの「アンシャンテルール(Henriot Cuvee Des Enchanteleurs)」で乾杯。熟成感漂いその色気ある味わいが、これから始まるディナーへの期待感をさらに高めてくれる。アミューズは2種類、相変わらずの芸術的で個性的なプレートから出てくる。
 「薔薇の花びらのビー玉は食べれません」とユーモアある説明で各テーブルの緊張をほぐしている。「根セロリのスープ」はかすかに日本酒も利用しているという。ウニ・カカオ・キウイがアクセントとして、3色美しく秩序だって飾られている。

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 まさにアートな「鴨フォワグラのコンフィ」。長方形に形成されたフォワグラのコンフィが、白いプレートに美しく浮き上がる。濃厚な旨みにあふれたフォワグラと、甘酸っぱいクランベリーのチャツネがバランス良く食欲をそそる。ポワラーヌのパン・ド・カンパーニュが添えられていて一緒に頂けるのも嬉しい。

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  「帆立貝のスープ」。ふわっと泡立てられたブルーテの中にはお得意のロワイヤル、今回は白子のロワイヤルが隠れていた。かすかに感じる帆立貝の海のエキスに、爽やかなすだちの酸味が立体的。これもバランスがよい。

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 そして「真鯛のヴァプール」。蒸煮されたふっくらした真鯛は、キューブ状にかたちどられてる。それを挟んで置かれた「シャンピニオンとオマール海老のカネロニ」は、パスタでくるんであって食感も楽しい。
 シッカリと食べ応えもあり、最近頂いたフレンチの魚の中では、デザイン・魚の仕上がり・付けあわせと、全てのバランスが完璧なプレートだった。これは、白ワイン「ルイ・ラトゥールのコルトン・シャルルマーニュ(Louis Latour Corton Charlemagne)」とともに堪能する。

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 ここまでも十分に満足していたが、サービスの方が「よろしかったら今日は特別のお肉があるんですが、差し替えましょうか?」と、コースとは別のプレートを勧めてくれる。「ベキャスのロティ」だ。
 ジビエには定番のソース・サルミだが実に軽やか。カカオの風味が立ち上がり、軽やかさを演出している。ベカス(山シギ)は内臓のペーストも添えるのが典型だが、それさえも美しく演出されている。スコットランド産のベカスは濃厚な風味をまといつつ、肉付きもよくとてもおいしく頂けた。

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 ベカスと聞いて、赤ワインは「シャトー・レヴァンジル(Chateau l’Evangile)」をチョイスした。ポムロールの酸化鉄を含む粘土質からくる金属質の風味を、血の香り・風味が濃厚なベカスに合わせようと考えたからだ。ところがベカスの肉の仕上がりも、ソース・サルミも、濃厚でふくよかでありながら、軽やかでモダンな味わいなため、敢えてポムロールでなくても良かったかもしれない。
 それくらい固定観念を打ち破る素晴らしいベカスだった。このボリューミーなプレートを、「素晴らしい♪」と妻も珍しく完食。今年度最後であろうジビエは、完璧なベカスのロティで締めくくれて大満足だった。

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 お料理全てで満足しきりな上に、いつものようにチーズを食べてしまった・・このお店のデザートは半端でないというのに!胃空間を残しておくべきだったと後悔する程の「豪華デザートワゴン」が登場するフィナーレ。やっぱりエンターテイメントはこうでなくっちゃ♪ 全ての種類を食べつくせないプティフールのタワーは、是非とも生で体感して頂きたいわ。
 しかも、そのデザートワゴンの前に更にメインデザートが来る。今回は「チョコレートのムースとシャーベット」に「マンゴーのコンフィ バナナアイスクリームとココナッツのボストク」。そして付属のマカロンなどの小菓子までも無視できない(泣)

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 気が付くとすでに4時間が経っていてびっくりする。フランスではざらな時間だが、日本で4時間楽しめたフレンチレストランは「今日のロオジェ」が初めてかもしれない。「どうでしたか、楽しまれましたか」とフランス人マネージャーが笑顔で、そしてサービスを担当してくれた方も笑顔で外まで見送ってくれた。

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 「フランス料理に古典も、現代的も、アートもない。あるのは美味しいフレンチか、美味しくないフレンチかだけだ」とはあるフレンチシェフの言葉。その意味では「今日のロオジェ」は文句なしに美味しかった。その美味しさの上で「ブルーノ・メナール」シェフとスタッフが醸し出すその世界は、モダンで美しく、そして甘美で優雅でさえあった。

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京都の夏、俵屋旅館で感じる祇園祭と美術 そして北欧家具

millefeuille.gif祇園祭で賑やかな7月(文月)、風が吹かず日が照り付ける京都はかなり暑い。車から降りて逃げるように「俵屋旅館」に駆け込む。この期間は家紋入りの幕がかかっていて風情もひとしお。打ち水で涼しげな石畳を入るとス~ッと涼しくなり、いつものスタッフ陣が笑顔で出迎えてくれる。

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 京都の素晴らしい事は、毎月「しつらえ」に凝っていて季節感という物をとても大切している。一目で空気や時間を体感できる、これは町中がそんな日本風情でいいわ。
 とくにデザイン・芸術性に定評のあるこの俵屋旅館、「しつらえ」の美しさや素晴らしさは毎度とても楽しみ。去年はいつも使う
お部屋を中心に紹介したので、今回は館内の共有スペースをお話ししてみるわ。

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 そんな7月、玄関の迎え屏風は豪華な金の「洛中洛外図屏風」、その右側には赤が美しい「長刀鉾雛形」が立っている。その周りフロント入口や階段下、茶室「苞庵」に向かう廊下にも、この時期ならではの「祇園会山鉾図」などが雅に華やか。静かで重厚感のある佇まいの中に、こういった「しつらえ」が細かく計算されて並ぶのは実は美術館なみ。

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 そしてきっと来客者が一番目につく中坪庭、これを拝見するのが楽しみのひとつという人も多いと思う。この月は天の川をイメージした「七夕飾り(乞功奠)」で、舟を浮かべた涼しげな蹲踞を中心に(去年は梶の葉も浮かべてあった)、笹と揺れる五色が美しく何とも爽やか。
 その奥、中庭に面した図書室に繋がるロビーに飾ってあるのは根来塗の「筑前琵琶」。その昔宮中の乞功奠では管弦演奏があった事から、合わせてこの琵琶も飾られているよう。ちなみにこの赤く可愛い琵琶は、元々は九州の神社に奉納されていた物と言うわ。

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 続いて2階にある談話室「アーネスト・スタディ」。宿泊客のラウンジとして夕方から夜にかけて解放されている。現11代当主・佐藤年氏の亡夫で、写真家でもある先代のアーネスト氏(アメリカ人)の書斎を再現させたというだけあって、美術デザインや建築の洋書が沢山並んでいるのが印象的。そしてインテリア、オブジェのように鎮座するハンス・J・ウェグナーやフィン・ユールの椅子。ルイス・ポールセンの照明などの北欧家具の名作たち。

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