京都は「俵屋旅館」にて。いつもはシャンパーニュを頂いた後日本酒に移行するのだが、この日は赤ワインを頂くことにした。シャンパーニュは「ポメリー(Pommery)」1種類しか置いてないが(といってもポメリーは辛口シャンパーニュの先駆けとして、かねてから和食との相性が良いと言われているからある意味王道)、白・赤ワインはともに5~6種類ずつ揃えてある。もちろん俵屋らしく名前だけでオンリストするのではなく、ある意味控えめなラインナップであるものの幅広い種類から好みに合わせチョイスできるようになっている。

またシャサーニュやブルゴーニュなど和食にはやや強いと思わる銘柄のヴィンテージは、「2000年」前後とある程度熟成したものを揃える細かい配慮も怠らない。値段上限も2万円強に抑えているのは「旅館の本道は適正な値段で安らいで頂く事」という矜持だろう。
白は「ルイ・モレーのシャブリ(Domaine Louis Moreau Chablis)」「トリンバックのリースリング(Trimbach Riesing)」「ロバートモンダビィのフュメ・ブラン(Robert Mondavi Fume Blanc)」「ピュイ・フィッセ(Puilly-Fuisse)」「ルイ・ジャドのシャサーヌ・モンラッシェ(Louis Jadot Chassagne Montrachet)」。赤は「サン・タムール(Saint-Amour)」「ロバート・モンダヴィのピノ・ノワール(Robert Mondavi Pinot Noir)」「カベルネソーヴィニヨン(Cabernet Sauvignon)」「グレイ・ラベル・シラーズ(Grey Lavel Shiraz)」など。

この夜チョイスした赤は「ピエール・ジェラン ジュヴレ シャンベルタン(Pierre Gelin Gevrey-Chambertin 1er Cru Clos Prieur) 2000年」。初めて飲んだドメーヌだったが、ブルゴーニュらしいチャーミングで華やかな香りが部屋に流れる。樽使いの熟成した艶やかさ、11年経過した穏やかさも出ていてなかなか美味しく頂けた。