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重陽の節句「菊の着せ綿」

millefeuille.gif京都「俵屋旅館」の楽しみの一つに、玄関入ってすぐの中坪庭のしつらえがあるわ。九月は重陽の節句にちなんだ、菊花を真綿で覆う「菊の着せ綿」が拝見できる。これは平安時代の宮中行事にちなんだ物。

201109tawaraya

野菊や萩にススキなどの「秋の七草」に囲まれて、根來塗のお盆に乗っているのはうさぎ風「菊の着せ綿」。カラフル艶やかな着せ綿は、日本を代表する染色家・吉岡幸雄氏に特注した物(吉岡氏の作品を福岡で言うなら「鈴懸 本店」の五色暖簾)。
こじんまりした可愛さで、思わず座り込んで見入ってしまう。中坪を通るたびに鈴虫の声が響き、風がそよぎ水面や草が揺れる・・・もう秋なんだなぁとしみじみ思えるわ。

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